「ハイレベルなおとぎ噺」ウルフウォーカー 克晴さんの映画レビュー(感想・評価)
ハイレベルなおとぎ噺
本作でまず目に入るのは水彩画のような柔らかい背景でしょう。
その独特の柔らかさは自然や狼を描く際には丁寧に丁寧に反映され、逆にそれを蹂躙する護国卿や兵士はカチコチに四角ばった味気ない姿に描かれます。
ストーリーだけでなく、美術面のこだわりもあってこその分かりやすさでしょうね。
ウルフウォーカーの設定がやや軽いのが気になりましたが、歴史に詳しくなくても見られる(とはいえ知っておくとさらに面白い)おとぎ噺系の名作です。
全体的にはやや子ども向けかな。
あとメーヴとロビンは百合。間違いなく百合。
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