「昔の日本のようだなぁ」ブータン 山の教室 うさぎさんさんの映画レビュー(感想・評価)
昔の日本のようだなぁ
ブータンではなくても成立するお話しのように感じてしまった。
昔の日本の映画等でも普通に描かれていたことだと思う。
都会と田舎との生活習慣の違い、戸惑いと受け入れ。
特に、田舎の善良さと素朴さを前面に押し出した作品はよくあるパターンだと意地悪に考えてしまう。
このパターンがくり返されると、次は、田舎の因習と悪意を前面に押し出すパターンが出たりするのである。
鎖国状態からの国交を開いたブータン王国はどんどん変わってきているのだろうと思う。
若者は特に、外国の文化や生活水準、電気製品にあこがれを持つだろうし、夢や仕事を求めて海外にでていく若者も増えているのだろうと思う。
ものすごい勢いで社会が変化しているのだろうことは容易に想像がつく。
それらがもたらすノスタルジーだろうと思ってしまった。
主人公の新米教師の人柄や先生としての姿勢がとくに素晴らしいと感じたこともなかった。
田舎の懐の深さのなかで、評価されただけだとも思ってしまう。
都会化のすべてがすばらしいものではなく伝統的な文化の大切さを感じさせてもくれたような気がする。
それにしても主人公を喰ってしまうような、クラス委員長の女の子は愛らしかったなぁ。
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