「トロンと甘くて眠たい」ノッティングヒルの洋菓子店 ミーノさんの映画レビュー(感想・評価)
トロンと甘くて眠たい
有名店で修行したサラとパリの製菓学校時代からの親友イザベラがケーキ店を開店しようとした日に、パティシエ役のサラが事故で死んでしまう。ケーキ店開店を諦めかけた時にサラの19歳の娘クラリッサが中心となり、長年サラと音信不通だった母親ミミを巻き込んで、何とか開店することに。パティシエ募集にやって来たのは製菓学校時代にサラがつきあっていた女たらしで、イザベラは拒むが作るケーキは美味しいので仕方なく採用。映えるケーキと可愛い店内で開店するがリスボンのお菓子が食べたいという子連れの母子1組だけ。お店の向かいのおじさんの家に余ったケーキを届けた時に『八十日間世界一周』の本を見つけて、ミミが世界中からの移民のために各国のスィーツを作ることを思い付く。
「日本だったらなんだろう?どら焼き?ういろうは?」とか考えていたら日本人が来店し、ミミが「抹茶ミルクレープケーキ!」と提案し、その客は大喜び。はー…、なるほど抹茶ねー。
大事な人を失った人達の再生と母娘の絆やリタイア世代の生きがいなど、色々メッセージはあるけど、展開が簡単に予想できてなーんか眠たい。女たらしの彼も、もっとぴちぴちした俳優ではダメだったのか?現実味あり過ぎです。
同じパティシエものなら「彼が愛したケーキ職人」の方がはるかに良い。見た目はこっちのケーキの方が美味しそうだけどね。ロンドンの風景は楽しめます。
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