劇場公開日 2020年12月4日

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「ロンドンのいい話」ノッティングヒルの洋菓子店 oliveさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5ロンドンのいい話

2020年12月10日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

単にイギリス(特にロンドン)好きなので鑑賞。ロンドンの街並みが見れただけでも満足でしたが、ストーリーもなかなか良かった!

タイトルからジュリア・ロバーツとヒュー・グラントの「ノッティングヒルの恋人」を連想しますが(この作品も好き)、本作は急死したサラという女性の親友イザベラ、サラの娘クラリッサと母親ミミ、女3人で亡きサラの遺志を継いでベーカリーを始めるという話。

サラの元カレで腕のいいパティシエのマシュー(←ちょっと女好きっぽい?)が店の求人に応募してきたことから物語が動き出します。

彼の作り出すチョコレートケーキやマカロン等々洋菓子達のなんと美味しそうなこと!スクリーンから甘~いいい匂いがしてきそうなほどの素晴らしい出来映え。本当に食べられたら良かったのにな~(笑)
ただ、ベーカリーと言ってたのに洋菓子屋さんなのね、と多少違和感ありでしたが、、。あと、細かいことを言えばお菓子作ってる時にマスクもせず素手で?ってとこも世界でコロナ禍真っ只中ということもあり気になりました。。(店に陳列するのもケースの中とかではなく、そのまま置いてたのも)

ミミは最初心を閉ざしたかのような気難しい暗いご婦人、って感じだったが、孫娘のクラリッサと暮らし始め、一緒に出かけたり、一緒に店で働くようになってどんどん明るく生き生きとしていって、ついには店の向かいの紳士といい雰囲気に。

イザベラがちょっと面倒くさい女だったのが残念だった。もういい年した大人なんだし些細なことで勝手に腹を立てたり、嫉妬?したり、女子高生じゃないんだから~と思ってしまった。「グタグダ考えたところで結局マシューのこと好きなんでしょ?素直になりなよ!」と言ってやりたくなった(笑) もう少し精神的に余裕のあるイイ女キャラだったら良かったのになぁ。むしろ一番若いクラリッサの方がドーンと構えてしっかりしているように見えた。

抹茶ミルクレープ?日本って言うとやっぱり抹茶のイメージなんだなぁと再認識。個人的にあまり抹茶のお菓子は好きじゃないのでちょっと複雑な気持ち(笑) まぁ、日本の抹茶のお菓子がきっかけでタイムアウト誌に取り上げられて店が繁盛し始めたなら、それはそれで嬉しいものですが。

様々な困難を乗り越えて、お店も軌道に乗り、ハッピーエンド。美しい洋菓子は見てるだけでも幸せな気分になります。

この作品も、"魔女がいっぱい"も、何故かPROレビュアーさん達が誰も投稿してないですね。彼らの絶賛レビューが無いと低評価・酷評が目立つ傾向なんでしょうか。逆もまた然り、彼らの絶賛レビューに釣られて?高評価レビュー続々・・。

olive