「【"LOVE SARAH!" サラが愛した人々が、確執を乗り越え、集い、彼女の夢を叶えるために頑張る姿を描く、”粋”で、”美味しそう”なヒューマンドラマ。】」ノッティングヒルの洋菓子店 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【"LOVE SARAH!" サラが愛した人々が、確執を乗り越え、集い、彼女の夢を叶えるために頑張る姿を描く、”粋”で、”美味しそう”なヒューマンドラマ。】
■サラが愛した人達
1.ミミ・クラチ(セリア・イムリー)
・サラの母親。元ブランコダンサー。頑固。娘の店への出資を断った事を、今は悔いている。家にこもる日々。
2.クラリッサ:ラリー(シャノン・ターペット)
・サラの娘。父は不明。頑固。幼き時に、ダンスをしていた・・。恋人から、別れを告げられ、ミミの家に転がり込む。
3.イザベル(シェリー・コン)
・サラの親友で、且つて洋菓子作りをサラとマチューと一緒に学んでいた。サラと洋菓子店を出す予定だったが・・。頑固。
4.マチュー(ルパート・ペンリー・ジョーンズ)
・20年前、イザベルとサラと同じ学校で洋菓子作りを学んでいた、且つてのサラの恋人。ミシュラン二つ星店のイケメンシェフ。イザベル曰く”女好き”・・。
5.”ご近所監視人”の発明家、フェリックスお爺さん。
・何にでも興味がある、素敵なお爺さん。
■本作の魅力
ー 不慮の事故で亡くなってしまった、サラが愛した人たちが、それぞれが抱える後悔、確執を、徐々に乗り越え、サラの夢であった洋菓子店を開き、当初は苦戦しながらも、奮闘する姿を、粋に描いている点。ー
1.ミミが活発なクラリッサに引っ張り出され、いやいやながらブランコダンスをするが・・。最後は自ら、レッスン指導。終わった後の爽やかな表情ったら・・。
- 家に閉じこもっていては、駄目だね・・。セリア・イムリー、流石の演技である。お店が繁盛する素敵なアイディアも出すしね。-
2.イザベルとマチューの微妙な関係性
- 当初は、イザベルは、且つて親友のサラを捨てたマチューを嫌っていたが・・。実は、昔からマチューの事が好きだったんだね・・。でも、サラの恋人だったから・・。で、そのサラを捨てたマチューを“表面上”嫌っていたのだろう・・。-
3.マチューはクラリッサのお父さん?
- 朝市で、何気なくマチューはクラリッサの髪の毛を・・。ヤッパリ気になっていたんだね。クラリッサも又、同じ・・。で、DNA鑑定の結果は・・。
4.ミミとフェリックスさんとの良好な関係性
- 素敵な恋になると、良いなあ・・。-
<”抹茶ミルクレープが作りにくいからって、酷いこと言わないでおくれよ、イザベルとマチュー・・”
と思っていたら、発注したタナカさんが勤める会社で、二人が作った抹茶ミルクレープが評判になり、取材まで受けることに・・。(日本人として、ちょっと、嬉しい・・。)
そして、クラリッサは再び、バレーの練習を始め、イザベルとマチューの関係性も良くなり(もはや、恋人・・)、ミミとフェリックスさんの関係も・・。
ラスト、繁盛する”LOVE SARAH”の中をガラス越しに、嬉しそうに覗く、サラの表情・・。
ー ”粋”な作品であるなあ・・。ー
鑑賞後、大切な人に、美味しいケーキを買いたくなるよ・・。>