「ピノッキオが好きな方にはぜひ。」ギレルモ・デル・トロのピノッキオ yukispicaさんの映画レビュー(感想・評価)
ピノッキオが好きな方にはぜひ。
今年363本目(合計638本目/今月(2022年12月度)16本目)。
ピノッキオをテーマとした映画としては、「ほんとうのピノッキオ」(2021)などがありますが、いかんせん「元のテーマ」は共通なので、どう「翻案して」描くか、がポイントになります。
他の方も書かれている通り、第一次世界大戦~第二次世界大戦(前)のイタリアを舞台とするので、そのリアル世界史(ファシズムの台頭、ムッソリーニ等)は求められますが、中学までの世界史の一般的な知識で十分かなというところです。
公式サイト等で比較的長めに予告など見られるので、行くいかないは結構参考にしやすいです。
若干わかりにくいセリフ(上記の通り、どうしても手薄になる分野が問われるため)があることは事実ですが、きのう(10日)からはnetflixを契約していれば無料でも見られるので、映画館で見て「???」と思ったところもそこで補うことができます(netflixは個別に課金してみることができないので注意)。
特に減点要素まで見当たらないのでフルスコアにしています。
それにしても、ピノッキオのように「評価・相場」がある程度決まっている映画でも、描く方や描き方によってまるで180度違う映画になるというのも面白いですね。
「ほんとうの~」はVODで見られるかはちょっとわかりませんでしたが(できなっそう?)、できるなら2つ見比べるのもおすすめです。
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