「あいつのこと、ぶっ倒してこい!晃!」アンダードッグ 後編 栗太郎さんの映画レビュー(感想・評価)
あいつのこと、ぶっ倒してこい!晃!
晃にとって、本気で戦う理由はなんだったんだろう。金?、女?、息子?、相手の気持ち?
そこがはっきりしないからグダグダに見える。だけど、そんなだらしなさこそが"負け犬"たる所以でもあるのだな。結局、なにかのドラマや映画やアニメの焼き直し。心振るわされるほどのストーリー展開はないままに。
ただね、脇役が抜群にいいんだよなあ。タイ人ボクサー役の清水伸。ニトリのCMで、あったか布団で温もってるあの人。なり切ってるもの。それだけでなく、店長木田役の二ノ宮隆太郎の別格の存在感。映画の後、調べたもの。この役者の演技を観れただけでも価値あり。
あ、そうか森山未來が無駄に「いだてん」で出来上がった身体してたのは、この映画のためだったか。と、余計なことを思い出している。
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