ザ・ファブル 殺さない殺し屋のレビュー・感想・評価
全78件中、41~60件目を表示
ストーリーの拡がりがない
相変わらず岡田くんのアクションが健在で、実際の団地と足場を使った戦闘シーンは見る価値あり。
ただ、今回は敵の設定が不自然。途中までは過去殺り損ねた相手とその協力者数人だったはずなのに、いきなり得体の知れない大勢の敵がTVの「逃走中」みたいに出てくる流れが違和感あり。
もう一つは、メインの撮影シーンが佐藤の事務所→団地→死体を棄てる山、この3箇所位しか出てこないので、もう少し拡がりが欲しいかな。屋内なんて殆どスタジオセットの中で撮影してるんだろうな、と思ってしまうと、ちょっとリアルさが減衰してしまう。
因みにあの終わり方からすると続編あり?次作に期待してます。
後半が???って感じかな。
今回の映画で初ファブルでした。
ストーリーはまぁそんな感じかって所。
アクション多めでしたが
ようこと鈴木のテーブル乱闘が良かった!(笑)
マンションのシーンどの部屋も
ドア空いてたのがちょい違和感。
何より森での鈴木の立ち位置が
謎過ぎた。
あなた結局味方??敵???
えっなんでボス撃ってるの???
その辺りからがぽかーんとしてた。
あと平手さんの地面倒れるまでの
あの長々回想いりますかね???
森シーンからラストまでが
それまでのアクションとかの完成度を
一気に???って感じにしちゃった感じ。
アクション系あまり見ない自分も
笑える所あったりで楽しかったですが
後半のストーリーや見せ方?的なのが
ついていけなかったです。
岡田さんかっこよかった!
木村さん可愛かった!!
最高峰
前作も割と楽しんだ方なのですが、今作はさらに楽しめました。こんなにレベルアップしているとは思わず衝撃でした。
冒頭のカーアクションからグッと心掴まれました。スタントなし、 CGなしとは思えないほどのとんでもクオリティが初っ端からかまされるので、視点が目まぐるしく動き、まるで車に乗っているような感覚でした。ここでの平手さんの表情もグッとくるものがあり最高でした。
前作はアクションこそ素晴らしいものの、脚本のせいで人間ドラマが薄く仕上がっていた気がしましたが、今作はストーリーにも厚みが出ており、過去に助けられなかった少女を救うというものに軸を置いてあるので、とても観やすいストーリーになっていました。、
途中途中挟まれるコメディシーンも個人的には好きです。木村文乃さん演じるヨウコが今回はかなりコメディに振り切った役柄で、アキラが天然ボケをするたびにツッコんでくれるのでいい笑いが生まれました。ジャッカルの下衆な恋愛ドラマも面白く、佐藤二郎さんも福田作品ほどくどくなく、とてもいいバランスでした。
でもそれらを差し置いてもアクションが素晴らしかったです。木村文乃さんの体術、予告通りセクシーだけどカッコよかったです。団地アクションが凄まじかったです。狭い空間で繰り広げられる肉弾戦、原作には無い銃撃戦も映画らしさを際立たせるには十分な演出でした。さらに鉄骨をひたすら走り抜けるアクション。CGなしでここまでの作品になるとは…日本映画侮ってはいけませんね…
次回作へつなげる演出も描かれましたし、またスクリーンで観れることを楽しみにしています。
鑑賞日 6/24
鑑賞時間 13:05〜15:30
座席 C-6
※エンドロール後にほんの少しだけ映像あり
原作好きなので前作に続き鑑賞。
前作見たときも思ったが岡田准一と佐藤(ファブル)の違和感は否めず。ただアクションシーンは最高👍さすが。
冒頭のカーアクション込みのシーンはスケール的には小規模ながら圧巻でした。素晴らしかった。
団地?アパート?でのアクションシーンも凄かった。だけど一般人にはバレないようにとしてるが、いやいや無理あるでしょとツッコみ。っていうか原作にこんなシーンあったかなぁ?
ラストの対峙の時のスローモーションは個人的に好きではなかったなぁ😰
ヒナコ役を平手友梨奈が演じるというから性的描写はカットされてるんだろうなぁと思ったら露出はなくても描写されてて意外でした。
大好きな堤真一がゲスな役だったので複雑な気持ちでしたが二面性ある感じが良かった。やっぱ好き。
木村文乃のアクションも見れてカッコ良かった(もっと見たかった)
オクトパス社長は社長というかもう完全な佐藤二朗でウケた
説得力
なんと言っても岡田氏が素晴らしい。
その佇まい、雰囲気、所作、どれをとっても俗世離れしているプロフェッショナルに見える。
役作りが完璧なのか、ハマり役なのか…隙がない。
アクション自体は大味で大掛かりなものが目立ちはするが、冒頭のカーアクションから密度が凄まじい。惚れ惚れするようなオープニングアクトだった。
マンションにかかった足場のアクションも見所の一つではあるのだが、なんだろ?もっと良くなるような気がしてならない。いや、十分凄いのだけれど、もって売れるのではと、残念さが残る。
逆に岡田氏の体捌きを堪能する時間が少なかったのも残念ではある。アクションにおいて、どんなカッコでいても絵になるのだ。凄い事だよ。
アイドルの範疇を軽々超えている。
大陸でも海外でもないスタイルがそこにはあったのではないかと思う。ホントに素晴らしいのだ。
物語も中々に入り組んではいる。
堤さんの異彩は群を抜いてる。平手さんや岡田氏からアレだけの気を当てられてるのだから引っ張っられてもいいようなものなのだけど、柳のように流しまくり、キャラをブラさない。流石であった。
キャスティングにも隙がなかったように思う。
ちょっと善悪の判断がつき始めてるファブルに戸惑いもあるが、基本的には大好きだ。
総じてアクションが評価されがちな作品かとも思うのだけれど、キャラが立ってるからこそ、物語が流れ、アクションも馴染む。
その大原則を忘れてはダメだと思う。
意欲作ですっ!
原作ファンだが楽しめた。
原作の大ファンで前作も観たが前作は原作に遥か及ばず凡映画だったと個人の感想で2が不安だったが堤真一に期待して観に行きました。
良かった点
・岡田准一のアクション。前作以上のアクションで素晴らしかったです。彼以外佐藤はありえない。
・ヨーコの戦闘シーンが原作通り盛り込まれておりよかった。
・堤真一のウツボがはまり役だった。変態サイコな部分も味が出てた。
・平手友梨奈が演じるヒナコが素晴らしい。MVP。相当気合い入ってる。
悪かった点
・井崎役のパンクブーブーがうるさい。敵陣の中で浮いてた。改変したストーリーで必要性を感じなかった。
・鈴木がなぜかキモい役。原作ではフードとコードの上をいく殺し屋ポジションだが始末するシーンが無いので原作知らない人は前作のくそ雑魚フードコードより弱いと思ってるかも。
大まかな筋は原作忠実だったけど最後のクラクションをクロが鳴らしてる理由とかが説明なくところどころ補助がかけている。
アクション映画としてはクオリティが高く普通に楽しめます。
脚本が少し残念。
最後の20分が勿体ない!!
一般の人が暮らすマンションであれだけ銃撃、爆発、破壊を繰り返しておいて、何でクライマックスの闘いが山の中?わざわざ遠い山中に行く必要がどこに?廃ビルとかで良かったと思うんだけど。地雷とか手榴弾とか、宇津帆(堤真一)にしてみればそっちの方がもっと効果的に使えるはずなのに何故?どこかの刑事ドラマっぽくて少し興ざめ。
あとラストにヒナコ(平手友梨奈)を爆破から助け出すカット。
スローカットをなんであんなに何回も繰り返すんだ?最近のテレビっぽくて安っぽい。
ヒナコが倒れて行くところを、上、右、左の3箇所から、しかもスローを繰り返すんじゃなくて時間通りに進めて行く。その間に回想シーンを挟む、そして倒れてた直後に実速映像をカットイン。これでいい。
最近のテレビがそうだけど、時間稼ぎなのか、シーンをドラマチックに見せようとする為なのか、同カットのスローを繰り返し過ぎる。
見てる方は情緒的に感じるしウェッティにも感じる。甘い!
鈴木(安藤政信)の役割りが最後になるほどよく分からなくなった。あそこで宇津帆を何故撃った?撃つならヒナコの一発目の時に何故撃たなかった?
あと車を届けに来た彼もあそこで終わってる。
何より、ヒナコが最初から謎。
何故グループに居るのか?宇津帆が4人のチームワークだとか言ってたけど、そんなにチームワーク的でも無かったような気がするし、それもすぐに崩壊してしまうし。宇津帆が彼女に名刺を渡すカットとか早い段階で一度入れておけばもう少し「何かあるのかな?」と観客に思わせ続けただろうに。
宇津帆に、自分が殺害した人間のその娘を手籠にするヘキがあったとか?堤真一の宇津帆はそんなサイコなヤロウには見えなかったし、そんな描写もなかった。
あと、両親を殺害したのは佐藤(岡田准一)だと何故あそこでヒナコに言ったのか?最後の闘いにヒナコを使っての相当な策略があるなら分かる。けど、ただヒナコを煽るだけのような事を何故あの段階で?
最後に行くに従ってドラマチックじゃなくなるがとても残念。
途中までとても面白かったんだけどなー。
帰りにたこ焼きを食べた。
熱かった!
前作の方が…
前作は、CS放送で約1年くらい前に視聴。
公開日の地上波の放送で再確認。
個人的に前作の方が良かったです…。
ファブルの人なりなど過程が初見の私にも分かりやすくかつアクションも良かった。
今作は確かにアクションは前作を超えてる!
と感じました。
始まりから5分程は、ドキドキ&ハラハラアクションでクギ付けになります!
中盤は間延び感…。
色々と気になる点が出てきて、集中力に欠けてしまった(T_T)
①平手さんの演技が、上手いとは感じなかった
(ドラゴン桜放送と時期が被りイメージ付きすぎてる)
②誰も殺さないと言うが、あの足場が崩れたら落ちた殺し屋たちは足場の下敷きで多分死ぬよね?笑
③マンションでファブルに寝技かける人の場面が不自然に長い(どーやら有名な格闘家らしい)
④パンクブーブーの方の役は悪役ができる俳優さんの方が良かった
後半からはテンポも早くなり
前のめりで鑑賞していました。
堤さんの胸糞悪い演技が素晴らしかったし、
木村さんのアクション場面もっと観たかったな!
自作への布石もあり、こんな批評ですが
次も必ず観ます!笑
駐車場と団地のアクション凄い!
アクションが本当に凄い…
撮影で死人出なかったの?って思うほど。
怪我はしているんじゃないのかな…?
どうやって撮っているの…?
駐車場とかジェットコースターみたいで、観ているだけでめちゃくちゃ怖かった。
某車映画に負けない、カーアクション(?)だった。
岡田君、凄すぎでしょ!
団地のアクションも迫力満点だった。
あんなのどうやって覚えるの…?
場所も不安定で、人数めちゃくちゃ多いし、本番環境で練習もそんなに出来ないでしょ?
佐藤明ももちろん凄いんだけど、周りの俳優さんも強すぎるし、身のこなし方がプロすぎる。
どこかの精鋭部隊ですか?笑
でも、
アクション観たさに、もう一回行きたくなる。
映画館ガラガラだったら、もう一回行こうかな。
岡田君は、トニージャーみたいだな…
(スタントなし…CGなし…)
ただ、アクションはめちゃくちゃカッコいいのに、公園のシーンでは、何故かだんだんゴリラに見えてきて…面白かった笑
あと1作目では無かった「おでこトントンしながら、変な顔するシーン」があって良かった。
アレないと物足りないから。
周りの俳優さんも良かったです。
堤さんは、最近怖い役多いのかな。
「砕け散る…」の役も怖かったけど、こういうの上手いですね。
安定の狂気。ちょい変態の。
安藤さんは、やっぱりお芝居すると印象変わる。
普段天然なのに、役者の時はカッコいい。
鈴木役、違和感もなく良かったです。
洋子にやられるシーン大好き。
平手さんのヒナコは、原作とは印象が違って気が強そう。
平手さんのお芝居をちゃんと見るのは初めてですけど、宇津帆とやり合うシーンで立ち上がる所、凄く良かったです。
真面目な人なんだろうな。
ただ、その数分後に歩くのはやっぱり違和感 汗
立ち上がるのがあんなに大変そうだったのに…何歩も歩いちゃうの…?振り幅が…
これは演出の問題かな…?
あと、地雷のシーンで、いきなり平手友梨奈のPVみたいになったのにも驚きました 汗
このシーンだけ、無駄に長い!何故!?
原作とは違うけど、アクションは本当に凄いから、観る価値あり!!
うーん
原作は中途半端に目通ししての鑑賞でした。
1の色々なヤクザ、殺し屋のぶっ飛んだ価値観、
そこに、殺せないファブルの制約の中での
葛藤と殺さない不自由の中の痛快感が最高でしたが、今回はストーリーがこじんまりし過ぎて、また、ファブルがアパートで深追いする必然性も感じられず、違和感だけが続いた感じでした。堤さん率いる4人の組織のはずが、
アパートでは大量の殺し屋がファブルを狙う?
全く意味が分からなかった。
序盤から安藤さんとファブルの妹にコテンパンにされて、挙句、最後はファブル側に、付いちゃうってー(汗
アクションありきでこじつけされたストーリーで正直ストーリーに入らなかった。
次回あるので有れば向井君率いるヤクザ軍団、新組織の三つ巴のぶっ飛んだ話を期待します。
アクションは良かったけと、
ファブル2はレンタルとかで良かったな〜
よし
前作は携帯で見て、今回は映画館で見ました。迫力あり笑いあり約2時間があっという間に過ぎていった。エンターテイメントとしてかなりの完成度に感じた。ただ、一つ言えば佐藤の職場の同僚の死があっさりしすぎていたのがマイナス評価。
見応えのあるアクション
役者陣の演技がよく、前回以上にバトルシーンが熱い!
ひなこの過去や足の具合も、ストーリーに沿って進んでく様子が良き!笑いあり、ギャグあり、コメディありでスムーズに進んでいく展開とわかりやすい内容で見やすく、楽しめた!
単なる漫画実写ではなく一つの作品として成立していた
面白かったです。
原作ファンで、前作はあまりいい出来だと思わなかったので評価できず、今作も期待していませんでした。
今作は原作の雰囲気を大切にしつつも、登場人物をより掘り下げ、映画として成立するレベルに達していました。その立役者はなんと言っても堤真一、安藤政信、平手友梨奈。
特に堤、安藤ペアの原作にはない深みが素晴らしい。もしかしたら原作ファンからは不評かも知れませんが、原作に比べて人間味がある人物にしたのは大正解だったと思います。
平手友梨奈も堤真一と共鳴し、いいものを出せていたと思います。山中でのシーンは度肝を抜かれました。
肝心のアクションはそれは素晴らしく、特に団地アクションは絶対人死んでるだろと思いましたが、とにかくワクワク感がすごかったです。岡田准一は魅せるアクションスターだなと。
一つ言うなら、これは原作通りなのであれなんですが、最後の地雷の部分はそれまでの勢いを止めてしまっていたので、ちょっともったいなく感じました。どうせ色々変えてるんだから、最後もド派手に行って欲しかったです。
色々突っ込みどころはあれど、久々に純粋に楽しめた映画でした。
※ジャニーズ主演だからか小さなお子さんもいる家族連れも見に来ていましたが、家族で見るには気まずいエロとグロがあるので、全年齢じゃないよなーと思いました。日本の規制って緩いですね。
目指せ釣りバカ!
もうこれは鉄板だね。
なんというんでしょう。何か映画を見たくなった時、ファブルを選んでおけば間違いない。アクション界の釣りバカ日誌になって欲しいと思わせてくれる安定した面白さです。
映画ならではのえぐいシーンはあります。基本的に殺し屋の話なので。
しかも、銃で殺されるより、刃物を使った方が痛そうだし、血も飛ぶし、残虐性は高い。
でも、岡田くん始め木村文乃、堤真一、佐藤二朗、宮川大輔といった尖った俳優陣が、いい味を出しまくっているおかげで、本当に楽しめます。
さて、今回の話は、最初のアクションで、平手友梨奈との出会いが描かれますが、正直いって優しくなったなあと言う印象。ん?おかしいな、4年前はまだ冷徹な殺し屋だったのではないか?顔(?)を見られたのに殺さなかったということか?まあいいか。話が進まなくなるからね(笑)髪の長いてちは泣いていたこともあって美しく見えました。
堤真一はすごいと思いました。なかでも、最後の顔が、両目、口を半分開けつつピクリとも動かない。しかし、木漏れ日だけが動く。完璧な死体。さすが。
岡田くんのアクションはもうジャッキーチェンばり。これだけのアクションができるのは、あとは健くんしかいないでしょ。もう、このアクションだけでも、この映画を見る価値があると思います。
最低でもるろ剣並にファブル6(るろ剣上下を分けてカウント)くらいはやってほしい。
アクションは、進化している🌟
前作のアクションを、大きい上回っていて、
主演の岡田准一がより輝きを放っていた!
物語も、本当の悪者が倒されて、とても痛快な気分だった✨
前作同様に、殺さない殺し屋(笑)
相変わらずの世間ズレだし、身体能力半端ないし、
絵心壊滅的だし(爆笑)本当に面白かった!
アクションは予告以上のカッコ良さで、足場の倒壊の中で敵を倒すは、爆破をヒラリと回避するは、バイト先でマドンナをナイフから助けるはで、とにかくカッコ良さ全開だった🌟
本当の悪者、堤さんは酷いが、一瞬ボス浩市佐藤かと見間違った💦
存在感すごいという事かな
元欅坂の平手さんは、三角窓の外側以来でしたが、変わらずの目ヂカラで良かったです
ジャッキー映画みたいで良い
アクションシーン良きです!立駐とか団地とか日本的なシチュエーションでそれが良いです。ハリウッドの高層ビルとか空港とかじゃないこじんまりさが。ジャッキーチェンのポリス・ストーリーの粋を感じました!
話はまあツッコミどころあるけど、そんなんどうでも良くて、考え事せず楽しんでしまおうと思える作品ですし、制作側もそんな思いなんじゃないかしらと思います。勝手に私が思っているだけですが。
久しぶりにアクションシーンだけで楽しめる作品でした。
ひとつ、最近の犯人当てって、言い間違いを指摘するパターン多くないですか? これに限らずですが。なんか恥ずかしくなっちゃうなあ。観てて。
前作よりはいい
今回かなり頑張っていたと思うが、バトルシーンが原作だとラストに少しあるだけだからどうにかして無いものを生み出さなくてはいけない。
その結果、誰でも6秒で倒してきた佐藤がまたしても無名の敵と数分戦うという原作の強さ無視のイライラする展開を生み出す。
こういうのは本当に原作ファンを蔑ろにする悪い追加点でしかない。
あと佐藤二郎はもうどこいっても何やらせても同じだから出すのやめろ。
相変わらず志向の高い痛快アクション
原作漫画は読んでないんですが
配信で観た前作も面白かったので期待して観賞
会ったら6秒以内に必ず殺される伝説の殺し屋
「ファブル」は
組織のボスに1年間騒ぎを起こさず兄妹を
装って印刷屋に勤務する毎日
そんな恐れられる殺し屋ながら
滑り芸人ジャッカルに爆笑したり
ピュアな絵心など意外な人間性が垣間見える
そんなところが面白かったりします
それでいてアクションシーンは相当凄く
序盤の地下駐車場シーンや団地のシーンなど
日本の見慣れた光景にアイデアを盛り込み
80年代の香港映画のようなわくわく感が
ありました
今作は4年前に買春グループを暗殺した際
弟をファブルに殺された宇津帆という男
その仲間鈴木が新たな敵となります
その時巻き込まれ助けたものの
歩けなくなってしまった女子高生ヒナコの
4年後にファブル「佐藤」が偶然出会います
堤真一演じる宇津帆というキャラクターが
なかなか奥深く過保護の親を見つけては
人には言えない子供の弱みを握って恐喝し
金銭をせしめる外道なのですが
行き場のなくなったヒナコをそばに置く
(その無くなった理由はどうあれ)
外道なのに妙に筋の通った理屈を並べる
など食えないキャラを演じていました
この作品もるろうに剣心よろしく
役者がアドリブでやってる感じがせず
作品の雰囲気のアンダーコントロールな
感じで個性がなくなってるから没入できる
んだと思います
佐藤二朗ですらいつものノリとどこか
違う感じがします(たぶん)
原作のファブルはもう少し強面な感じですが
岡田准一の再現度を越え原作を越えてる感じも
あります
和テイストが入るだけでこうも新鮮に映るとは
思いませんで海外に公開してもそれなりに
ヒットしそうな気がする作品でした
実写邦画もやるじゃんと思ったらやっぱり邦画の悪い部分も出てた作品
★4を付けたものの、本当は★3.5。
理由は評価出来る点が個人的に自分好みの理由だった為。
では何が評価出来る点だったかというと、本作のメインディッシュである団地での戦闘。
アクション自体は多くの大作ハリウッド映画に比べればミニマムだが、本作の良いところは大勢の住人にバレないよう配慮しながら戦うというのが、日本ならではの繊細さを生んだという点だ。
これがハリウッド映画なら見栄えだけを求めて辺り構わず滅茶苦茶にする。
だが本作は住民への配慮と敵との戦闘という本来なら相反する要素が矛盾する事なく両立しており、それがスイカに塩をかけるが如くお互いを引き立てている。
まさに静と動の相乗効果だ。
しかも団地というありふれた空間が、ハリウッド映画には出来ない日本人のみが受け取れる日本ならではの独特のリアリティを生んでおり、その点が更に素晴らしい。
この感覚はハリウッド版攻殻機動隊と比較すると分かりやすいと思う。
ここまでべた褒めだが、では悪い点はどこかというとそれはほぼ終盤に集中している。
最終盤に至り、ここぞとばかりに喚いたり泣いたりと日本人ならではの大げさで臭い演技と蛇足のようにクドい演出が爆発。
そして何より綺麗に収まる筈だった伏線がここで突然ぶん投げられているのだ。
演技や演出については今更言うまでもないが、伏線については明らかに当初のシナリオから変更されたと思われる点がいくつか見受けられる。
具体的に何かというと、貝沼の暗殺が中止された理由とヒナコの両親が殺された理由だ。
恐らくだが本来この二つは繋がっており、例えばヒナコの両親が売春組織暗殺の依頼主で、それに感づいた貝沼がこの二人を殺したため依頼主のいなくなったボスは暗殺を取りやめたとか、だ。
これで全ての線が一本になり話にまとまりも出るのだが、何故か中止理由は放置で両親殺した理由は売春組織のタレコミという程度の低いものに変えられている。
この時の貝沼は、仲間がファブルに次々に殺された上に二日前には弟がやられたばかりだ。
自分の命が危ないときにタレコミ如き相手を殺しに行くとか、馬鹿を通り越して病人レベルである。
更に言うとこの貝沼は他にも色々描写が不十分で、ファブルを狙う理由も中途半端、ヒナコを仲間にした理由も中途半端、最後の自殺同然行動の理由も中途半端である。
それらの理由を示した描写もゼロではないものの、最後の貝沼の心情を思いやるかのような演出は、それを観客が飲み込むにはそれまでの描写がまったく足りておらず、多くの人はここで置いて行かれただろう。
察するに、これら構成の不備は佐藤浩市氏の時間が取れなかったからだと思われる。
何故なら、これらはすべてボスの説明で事足りる事であり、恐らくは脚本も当初そのように組まれていたのだろうが、何らかの理由で佐藤浩市氏の予定が取れずに急遽シナリオを変更したのだろう。
ED後、本編に一切出てこなかった佐藤浩市氏が何の必然性もなく出てきたが、これは撮影どころか編集中にすら間に合わず、仕方なくすべてが終わった後から付け足しただろう事は想像に難くない。
それさえ無ければ、文句なしで★4を付けた筈なのに本当に惜しい作品だ。
全78件中、41~60件目を表示