「日本映画におけるアクションのスケール」ザ・ファブル 殺さない殺し屋 ヒックス伍長さんの映画レビュー(感想・評価)
日本映画におけるアクションのスケール
原作漫画は未読だが、前作は鑑賞。
岡田准一のストイックなスタントには前作同様感動させられた。
もちろん原作の展開を含め、ストーリーの規模がこれくらいのこじんまりとした世界観で進んで行くところが素晴らしい。
そもそも日本映画で表現出来る"殺し屋主体のガンアクション"など、キアヌ・リーヴスのジョン・ウィックやベニチオ・デル・トロのボーダーラインなどを観てればスケールが見劣りするのは当然だし、銃に馴染みのない日本社会ではなおさらだろう。
それを考慮した範囲内でリアリティのある作品を作るなら、今作の出来は素晴らしいと思う。
岡田准一のザ・ファブルとして、しっかりと殺し屋映画というジャンルに名前を刻み込まれたのではないだろうか。
と、同時にトップガン マーヴェリック同様、ミッションインポッシブルを含めたトム・クルーズが描くアクション・エンターテインメントの様なジャンルは、まさに映画の醍醐味だと思うし、もっと作られるべきだと思う。
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