劇場公開日 2021年7月22日

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「内容としては何が言いたいかは明白。そして構成が雑。」犬部! asicaさんの映画レビュー(感想・評価)

1.5内容としては何が言いたいかは明白。そして構成が雑。

2021年11月11日
iPhoneアプリから投稿

時代設定や回想部分を 見てる側に丸投げしてあって、映画というか映像の基礎部分がないがしろにされている感が否めない。
ブリーダーから訴えられて逮捕という展開も全然 納得できかねる。訴える理由も浅すぎる。と言うのが見終わっての感想。

殺処分の事が問題提起され始めてもう十数年以上。
そういう運動をしている人たちは今はもはや、やりきれなさが徒労感に変わり絶望してしまってるのではないか、と常々思っていた。

私は幼い頃は犬が怖くて、放し飼いになっている犬や野良を見かけると恐怖で、如何に彼らに気付かれないようやり過ごせるかが命懸けの課題だった。

野良に吠え立てられてジャングルジムからしばらく降りられない事もあった。

大人になり、生き物に触れる機会も増えた今はもう
(リードを付けられてはいるとは言え)すれ違い様に吠え立てられても 微笑み返す事すら出来る。
それはひとえに 自分が生き物を飼った経験をしたからである。

二十数年前に 猫を飼う事になって
17年その猫と暮らした。
犬はどんなに手入れしてもケモノ臭がするし排泄が無遠慮。
その点 猫はまったく無臭でトイレにしか排泄しない。と言うのが猫を選択した理由。

それでも 家中がそこかしことトイレの猫砂と猫の毛が見え隠れした。さらに
家族で旅行もなかなか行けず、病気や怪我やアクシデントで大変な思いもした。

それらをひっくるめて足し引きしたとしても
猫のいる暮らしは私たち家族にとってかけがえのない時間だった。

喘息や鼻炎やアレルギー持ちの私は、その彼女(メス猫だった)が死んでから症状が軽減し
あ〜あれは動物によるものだったのかと実感した。
途中、そうかもしれないと思っても、だからと言って手放す事は出来なかった。家族だったから。

そういう訳で私は猫好きな訳ではなく、その猫が家族だったという事だ。

ペットショップは、子どもが小さい頃は
手頃なミニ動物園で

お魚さんを見ようとか 鳥さん 亀さん そして犬猫さんに
直接会える場所として ありがたい、
という反面、

ここが今あるペット問題の全ての元凶であるのは間違いない。

ブリーダーの中には、もう地獄に堕ちろ! と罵りたくなるような輩もいる。

ペットショップは 魚やハムスターなど
寿命の短い あるいは 知能が極めて低いものに限るべきである。と思っている。

だからと言って そこを厳しく規制すると それらが全て闇に潜りさらに劣悪を生むという考え方もある。
だとしても安易に手にし安易に手放す状況にはもっと劇的な法規制が必要なのは間違いない。

そういう事を常々思ってた人間側の者としては
言いたい事はわかったけれども
もう少し 上手く(まったくこれ) 作れないものかなと思った次第である。

asica
kossyさんのコメント
2021年11月11日

コメントありがとうございました。
オススメの犬映画は『いぬのえいが』です~
オムニバス形式でそれぞれテーマが違っているし、犬が嫌いな人でも気に入るストーリーがあると思いますヨ!

kossy