「鼻乾いてるぞ」犬部! カールⅢ世さんの映画レビュー(感想・評価)
鼻乾いてるぞ
なんて熱い真っ直ぐな奴。実習と言えども一匹たりとも命を奪うことを拒絶する純粋さ。そして、実習の代わりに町医者の実際の手術に入って症例を重ね、それをレポート提出することを代替案として自分から教授に申請する真摯さ。まさか、悪役教授オーラ全開の岩松了がそれを許し、最後にはよく出来ていると認める展開とは。北里大学獣医学部の実在する伝説の男にインスパイアされた映画でした。犬部は今は「しっぽの会」と名称を変えていますが、存続しているサークルだそうです。青森県十和田市の田舎にある大学を中心としたそこには独特のコミュニティが存在するそうです。
親戚の葬儀があった時、十和田の北里大学獣医学部にいた甥っ子は試験直前でもあり、戻ってこられませんでした。映画は夏がメインでしたが、冬は大変です。必需品の中古の軽自動車は寒冷地仕様で4WD。一番近くのスーパー、マクドナルドまで車でも5から10分はかかるそうです。中川大志が外で凍死寸前の場面は冗談ではありません。沢山の犬が温めてくれたから助かったあのシーンにほっこり。
純粋で熱い林遣都にウルウルしました。のんちゃんとの「わたしをくいとめて」とは大違いのリーダーシップ。
とても良かったです。
蛍雪次郎のペットショップ店主はどちらかというとブリーダーでした。昔、ニュースでよく見たような光景。根は悪い人ではない設定にほっとしました。亡き妻が大事にしていた老犬は足が悪くて歩けない。沢山子供を産むと犬も骨粗鬆症になるのかな?
中川大志の柴崎君の柴犬はタロウ。花井君の雑種は花子でした。
安藤玉恵も出ていて、ファンの私としてはとても嬉しかったです。カリカリは食べないこと。と、言われると逆に食べたくなリませんか?
大原櫻子は本来歌手ですけど、朴訥な感じでよかったですね。FIPを後で調べました。猫伝染性腹膜炎。原因となるのは、「猫伝染性腹膜炎ウイルス」というウイルス。これは、「猫腸コロナウイルス」が変異を起こして強毒化したもの。コロナウイルスかぁ。
獣医さんは色々な種類の動物の様々な
病気を診断して治療しなくてはならないので、大変ですよね。食って行くには嫌なこともしなきゃならないし、本当に大変だと思います。
途中、柴崎君が自殺したんじゃないかと思いましたけど、しなくて本当によかったです。遺影みたいな写真が実家にあったし、お母さんが何かわざと隠している気がしたので。
カール三世さん、ブリーダーの不始末ニュースは最近聞かなくなりましたね。
副業としてやってる方もいらっしゃるようで、売れなかったときが大変です。
納豆は栄養豊富だし、血栓予防にもなるし、ワクチン打つ前に食べておけば安心かも・・・