AWAKEのレビュー・感想・評価
全121件中、61~80件目を表示
地味だけど満足できる作品。
コロナ前は月に一回ほどお遊びで将棋を指していました。めちゃめちゃ弱いですけどね。そして今はときどきアプリと対局しています。
もっとエンターテインメントにしようと思えば出来ただろうけど敢えて抑えて丁寧に作られた感じの佳作。ストーリーのバランスもいい。
役者さんも良かったです。特に清田のお父さん役の中村まことさんと磯野役の落合モトキさん。落合さんは「桐島、~」の好演も光ってましたよね。
ただ、将棋を全く知らない人にはもう少し説明があった方が親切だったかなと思います。あの一手がなぜ負けになるのか、駒の動き方を図で示すなりして誰にでも分かるように表現出来たでしょうに、予算的な制約があったのでしょうか?そもそも棋譜の読み方が分からない人には少年期のあのシーンも呪文を唱えているようにしか見えなかったのでは?
あと場面場面のつなぎ方に(ん?これでいいの??)と感じるところがありました。
どうやら監督さんは初メガホンで編集も担当されたようですね。初監督作としては素晴らしいのでこれからも注目していきたいです。
ラストシーンはとても温かかったですね。ようやくお二人は将棋を楽しめるようになったんだなぁって。なるほどこのシーンのためにあの伏線があったのかぁと。良きエンドでした。
私の今年の目標に「将棋を強くなる」を追加しようっと。
あとは書くだけだ、山ほどな。
人間とAIの世紀の一戦、勝のはどっちだ。
人工知能に将棋を教える話
昔、パソコンの授業で先生に言われたことを思い出しました。
「パソコンは何でもできるスーパー赤ちゃんなんだ。だけど君たちが上手に導いてあげなければ何もできない」
正にそんな感じの物語だった。
AIが人類に反旗を翻す話はよく映画でみますが、将棋界はすでにAIの侵略を受けていたのですね。
電王戦までの過程も勝敗のつけかたもとっても面白かった。
賢い奴が勝つのか、ずる賢い奴が勝つのか、より勝利に貪欲なのは人間か機械か。
考えさせられるラストでしたね。
ストーリーだけでなく俳優の演技もよかった
吉沢亮の一方しか見てない目
若葉竜也の考え込んだ時の目
二人の目が印象的でした。
劇中、何度も顔のアップシーンが映る、本当に二人はいい目をしてた。
でも一番、目は口ほどに物を言う。を感じたのは奨励会の先生役の方の演技でした。
俳優名はわからなかったけれど。所々で二人を見つめる目が素晴らしかった。
奨励会の試合で「もう次の手がない」と言った後に若葉竜也が起死回生の一手を打った時の顔がもう素晴らしかった。
驚きと悲しみと色々な感情がこもった表情がこの映画一番印象深かったです。
セリフを使わず役者の演技力だけで構成されたシーンが印象的な映画でございます。
---------------------------------------------------------------
劇中セリフより
「後は書くだけだ、山ほどな」
成長するために積み重ねが必要なのは人間もAIも一緒なのかも知れない。
超感動!
後味の悪さに好感を持った。
後味の悪い決着で、だからこそ、勝負とは何か?満足のいく勝ち方ってなんだ?と考えさせられてしまった。
一度は挫折した主人公が電王戦でライバルに勝つ、もしくはプロ棋士が正攻法で勝つ、というストーリーだったら美しいけど…そうじゃない、苦いラストだから心に残った気がする。
吉沢亮さん、言葉は少なくても燃えるような情熱、狂気が伝わってきてよかつた。
才能VS努力
プログラマーと棋士の心理戦を期待したけど、全然違った。将棋の道を挫折した主人公が大学生活の中で、父親が遊んでいたパソコンにインストールされていた将棋ゲームをきっかけに学内の「AIサークル」に入部する。
主人公は何か一つのものに没頭するのが好きらしく、少年時代は将棋の本を夜道の中、懐中電灯を点けながら本に集中し、青年時代でもプログラミングの本に熱中するシーンは清田は「勝つことに努力」するのが好きなのだと思った。
一方湯川は棋士として着実に実績を積み上げており、将棋に負けることがあっても、投げ出さず続けているシーンは、「将棋の才能」があると断言できる。
電王戦で再び清田と湯川は将棋戦うが、その前に清田の作った将棋AIに攻略法が発覚する。その攻略法を湯川は使用するかどうかが見どころ。
この映画で、く才能の意味や努力することの大切さを見させてくれた。
電王戦が懐かしかった
いろいろ元ネタとなる現実の出来事から引っ張ったモノは多いものの。
人間関係のアレンジ具合、青春の匂いを炸裂させた展開など、若手脚本家兼、監督デビュー作としてはかなり好印象。
吉沢亮の「将棋以外にコミニケーション不全な若者」の演技がすごかったのと同時に……
将棋電王戦って、なんだかほんの数年前のはずなのに、もはや懐かしく。
「ああ、まだこの時代にはドワンゴに未来を感じたな、それに引き換え今は……」と、ネット配信ビジネスの昨今事情から、いろんな思いが胸に去来してしまい、途中から映画だけの評価がしにくいモードになってしまいました。
才能のある人が努力をする姿
新世界はもう来ている
2015年に行われた将棋電王戦FINAL第5局に着想を得て作成された映画だそうだ。
自分は将棋電王戦FINAL第5局の結果を知らなかったので最後までハラハラ楽しめた。
この映画は棋士側からではなく、棋士としての夢が絶たれた主人公が将棋ソフト開発者として対決し、かつて自分が破れた棋士と再戦する姿を開発者側から描いたドラマである。
実際のAWAKEの開発者は閉局後のコメントのせいかパッシングをくらっているが、開発者である映画の主人公・英一には悪い印象は抱かなかった。そういう作りになっている。
その主人公を演じた吉沢亮さんの好演が光っていた。
話は変わるが自分はライトノベル『りゅうおうのおしごと!』が大好きだ。
この小説は現代を描いているので、栄一が願ったコンピュータソフトを使って研究した新世代の棋士が台頭したり、コンピュータソフトが新しい棋譜を生み出したりしている。
英一が夢望んでいた新世界はもう来ているのだ。
将棋電王戦FINALが近づいてきた時に流れたBGM(Irritation)がひりつくような緊張感を誘ってすごく良かったのでダウンロード購入してしまった。
興味がないジャンルをいかに楽しむか
2021年映画館鑑賞5作品目
1月7日チネ・ラヴィータ
観ようと思った映画が記憶違いでまだまだ時間があったので時間潰しで観ることにした
将棋もプログラムも興味がない
将棋は全くといっていいほどルールがわからない
何を言っているのかさっぱり理解できない
それでも将棋の映画を観てしまうのは日本人だからか
男と男の戦い
女っ気が薄い映画である
前半の1時間は冒頭の将棋対決
女性アシスタント2人以外はゴルフサークルの学生しか女性は出てこない
後半になると相棒の妹やライバルの姉が出てくるしイベントのコンパニオンも出てくる
やっぱり女性は必要
息が詰まる
将棋に詳しい人なら楽しめる
星5の人がたくさんいても不思議ではない
もちろんその真逆の人がいてもおかしくない
吉沢亮の芝居がいい意味でも悪い意味でもやばすぎる
変質者だ
目つきがおかしい
でも最後はニッコリ比較的普通の人になる
ハッピーエンド?
あと浅川の少年時代を演じた子役がなんとなく子供の頃の東山紀之に似ていた気がする
筋の通った再生の物語
脚本がいい。何を伝えたいのか、一本筋が通っている。登場人物もただ話を回すためだけの都合のいい人物はいない。いくらでもスピンオフが作れそうな。将棋の映画はホント、いいな。
勝負にこだわる清田。言うなれば器の小さい人物。一方勝ち負け以上に自分の将棋にこだわる天才肌の浅川。
ところがAIとの対戦になって事前の練習では負け続けたため、AIのバグをつく形で勝ちを取りにいくこの皮肉。
清田の方は棋士の間は友達もなく将棋のことしか考えてなかったのに、将棋をあきらめAIと出会ったことで学校や友達や外の世界と繋がるようになる。この世界観が逆転し、広がりを見せる感じが、とてもいい。二人を見守る指導棋士の眼差しが、優しい。
瑕疵があるとすれば、浅川、磯野、記者の三人、キャラかぶってません?もっと見分けのつく容貌にしてくれたら良かったのに。あと、磯野の妹は取って付けたようでした。好意的に見れば、とんがったオタクの磯野が意外に如才ないのは妹がいる兄だからということなんだろうけど、そういうエピソードはなかったしな。
前半の軽快さと後半の不明瞭さ
開発者と棋士
唯一の疑問
将棋ゲーム(AWAKE)の右側にソースコード?をプレイ中にダラダラ表示させるのはゲームとして普通なんですか?個人的には非常に不自然に思いました。誰か教えて〜。
ストーリー自体は人間対人工知能という深いテーマを丁寧に描写していて面白かったです。
AI vs 人間でAIが悪者になりがちだが今回は・・・
対局は実際のものをベースにしているが人物設定などは完全にオリジナル。
人物の背景を詳しくかかない。そこがいい。日本映画によくある情に訴えてくる演出がなく、映画的でみやすかった。
AIと人間の将棋戦。応援するのは人間の方だろう。ともすればAI開発者は悪役になる。この映画で描かれているのは開発者の方。感じ方が変わりました。
動きが少ない役が多いので俳優陣の表情での演技が印象的だった。特にクライマックスの対局シーンはこの映画の白眉。対局中英一の表情は映らず手元だけしか見えない。
決着後の表情に吉沢亮の実力が表れていると思います。
英一と陸がすれ違うシーンで
陸から「強かった…」と声をかけられ
英一のやりたかった事に一区切りがついたのかなと思います。
英一のモチベーションは「将棋界を見返してやる」とか復讐心的なものではなく
純粋に「AWAKEを強くしたい」というもの。ライバルだった陸から言われたセリフは英一には特別だったと思います。そこからのラストシーン。
終始、鬼気迫るように将棋を指していましたが、最後の空港での場面、
「将棋は本来楽しいものだ」という劇中の台詞を体現するような映画らしいラストでした。
あと、劇中出てくる美女が
全員が彼女ではなく兄弟というのが
なんか、いい
千葉県では1週間しか観られないのか
公開1週間で、千葉県から消えてしまった映画。
年始の連休で観ようと思っていたのに。
諦めていたけど、隣の県の境界まで遠征、寄り道無しで。県境またぐのは罪悪感が、、。
事実を元にしていることと、あらすじからある程度ストーリーが予想出来たのですが、最後の30分は予想出来なかった。
将棋のことはあまり詳しくないけど、プロ棋士の厳しさはドラマになる。
ほぼ全ての奨励会員が挫折する厳しい世界。
AIは少しだけ詳しいけど、将棋のようなルールが決まっているゲームでは最強かと思っていましたが、いろいろな苦悩があるのだと、感動した。
演出がとてもよく、将棋の日本文化と、AIのデジタルの世界のギャップが良い。
また、微妙な間や、無音、ひとつの駒にピントとか、とても観やすく引き込まれた。
人VSコンピュータ
あけましておめでとうございます。去年映画館で見たのは62本でした。今年はこれを超えていきたいと思います。
さて、新年1本目はイケメン吉沢亮を拝みにいってまいりました。
棋士になる夢破れた吉沢亮が将棋ソフトでプロ以上の強さを目指して頑張る話。勝負の結末は、、ある意味とても日本的で、リアリティのある終わり方で、勝負としては物足りないような、人間心理としては深いような不思議な感覚で終わりましたね。
イケメンがプログラミングしてる姿はとてとカッコいい。。完全文系男子の私も言語は日本語のみなので憧れます。。
AIももちろんすごいが、なんかあの将棋打ってるDENSOの機械もメカニックでカッコよかったです。
そのうちあらゆるものがAIのほうが効率的、正しい、早い、そんな時代が来るんでしょうね。そんなときにも価値のある人間でありたいなぁと思います。
PS:なんで映画のおともはポップコーンなんでしょうね?量があってちまちま食べるのに最適だから?あんなポリポリ言うもの正直言って邪魔。。。と思ってしまった今日の隣席。。
全121件中、61~80件目を表示