「お父さんのことももっと知りたい」AWAKE グレシャムの法則さんの映画レビュー(感想・評価)
お父さんのことももっと知りたい
全般的にバランスの良い、誰でも楽しめる作品でした。
・奨励会から始まる将棋界で生き残ることの困難さ、生き残れなかった人たちのその後の人生についてリアリティを持って想像力を働かせることができる(今まで考えたことも無かったです)
・本人以外の人間にとっては、さして特別なライバル関係や意識する相手とも思えない関係性であっても、大きな決断や重要な岐路の選択のきっかけになり得る。
・ある種の崇高さ(この映画においては、勝負における潔さと相手へのリスペクト)の物差しは、世間の期待とは一致しないし、評価されることも少ない(だから何だというのか!)。
・人工知能と人間の関係について、押し付けがましい教訓や倫理観などを特段強調することもないので、ヒューマンドラマとして純粋に楽しめる。
蛇足という見方もあるようですが、ラストの空港でのシーン、私は好きです。
奨励会のメンター(導師⁈)的立場の人が言っていた、本来楽しむもの、という言葉をキチンと拾ってました。無邪気な少年の、負けたくないという気持ち、ちょっとは頼っちゃったけど、自分の力なんだよー、と言いたくなる意地。それを見て心和むおとな(普段は勝負師として緊張しっ放し)。
子どもを挟んで横並びに座ったベンチのふたり。
当たり前だけど、将棋はプロだけのものではないということが素直に伝わってくる、割と訴求力の強い〝絵〟になっていました。
あけましておめでとうございます、(^^)年末にiPadが使えない実家にいたので、 お返事遅くなりました。昨年は お世話になりましたm(__)m 今年もよろしくお願いします。
私のレビューに共感とコメントありがとうございます!そのお返事は あちらの方にさせていただきました。
私も この父子の描き方がとても気になりました(笑)色々と背景を想像しました。
ラストシーンは 絶対に有って良かったです!あのシーンによって、英一と陸のその後の世界の拡がりや希望を感じることが出来たので。
映画は「後味が命」だと思ってますが、AWAKEは あのシーンのために また観たい!と思いました!
今晩は
今年はイロイロと有難うございました。
来年も宜しくお願いいたします。
私は、グレシャムさんの誠実で、弱き者の目線での温かいレビューが好きなのです。
では、又。返信不要です。
-子供たちの”嵐のラストコンサート”と紅白歌合戦を絶妙にTVと3台のパソコンで見合う姿に驚愕しつつも、何故か嬉しさを感じているNOBUでした。ー
良いお年をお迎えください。