「映画を観たあと、関連動画(宣伝番組等々)をYouTubeで観て、さらに楽しめました」いとみち night runnerさんの映画レビュー(感想・評価)
映画を観たあと、関連動画(宣伝番組等々)をYouTubeで観て、さらに楽しめました
いい映画。
少女の成長物語。
成長物語でなくとも、女子の少女時代を切り取った映画は輝いてて、夢のようで 大好きですが、特に、この『いとみち』。
観れてよかった。
この映画に巡りあえて、幸せだなあと思った。
シングルマザー役の黒川芽以さんが、いとの髪をとかすシーンが好き。あと、岩木山の山頂のシーンも大好き (思い返すと、どのシーンも全部好きだけど……)。
映画を観たあと、YouTubeで青森放送の映画宣伝番組を観ました。
そのなかで、祖母役の西川洋子さんが、『映画で ででくるアップルパイ。リンゴ(=いと)を、ふんわりと、でも、しっかりと包んでいるパイ生地のように、周囲の人達(父親の豊川悦司さんや、祖母の西川さんや、メイド喫茶の人達)が、不器用ないとを優しく包んでいる……、そんな映画ですよ』とおっしゃってました。
祖母役の西川洋子さんは、高橋竹山さんの最初のお弟子さんなんですね。
たたずんでいるだけでも、雄弁で存在感があり、優しくて…… ほんもの でした。
そして、津軽三味線。
『ナビィの恋』を思い出した。津軽三味線も沖縄の三線も、土地にずっとねずいてきた音は、そして、それを奏で続けてきた人達は、圧倒的に、そして、普通ですごい。
主人公、いと役の駒井 蓮さんも、この映画で初めて知りました。自分の殻に閉じ籠ってる役だけど、顔も表情も豊か(何度も笑った)。津軽三味線も全く違和感なくて。
岩木山が見えてる日常。
去年、岩木山に登ったので、山頂も見たことのある景色でした。
本当にいい映画だった。