「伍長との交流…」アーニャは、きっと来る ケイさんの映画レビュー(感想・評価)
伍長との交流…
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少年ジョーとユダヤ人のベンジャミンや子供たちとの交流より、連合国軍の爆撃で娘を亡くしたナチス伍長との心の交流の方に重点が置かれ、ラスト、アーニャが帰って来るものの、上手く感情移入できなかった。ナチスの冷酷的な残虐性が映像としては描かれず、比較的、村人達にも抑制的に振る舞っているため、恐怖感が感じられず、ユダヤ人たちを国外へ逃すという大作戦も、緊張感がなく、あっという間に終わってしまった感がある。隠れている側のベンジャミンや子供たちの苦労や苦悩、アーニャとの想い出などが描かれず、ベンジャミンが囚われた後、ジョーが大泣きするのも唐突感を感じた。原作は違うのかもしれないが、短時間で詰め込みすぎたのか、中途半端だった。
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