「当事者性」海辺の彼女たち タカシさんの映画レビュー(感想・評価)
当事者性
日本人監督だけれど、実際に法律の溝に落ちてしまう外国人を扱うからには、それなりの覚悟が必要だろうけれど、この監督は実際にミャンマーの方とご結婚されていると聞いてから、日本映画の活動家系譜を勝手に思い出していた。土許、原、足立など対象に近づきまくった結果として本人も活動に参加していく監督。その最新型かなと思っていた。
半分当たっているというか、映画としての鋭さが素晴らしい。どのシーンも決定的。前作も合わせてみたが、前作の方が開かれているようにも思うが、かえってこちらの研ぎ澄ましたミニマルな作りの方が映画ファンには愛されるのかもしれない。
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