「生きる事の壮絶さ」ノマドランド 奇妙鳥さんの映画レビュー(感想・評価)
生きる事の壮絶さ
固定の住居に寝泊まりし、固定の職場に勤め続ける事の息苦しさ、というものを理解してるだけに、ノマド的な生き方の開放感も想像出来る。
どんな生き方だろうが、生きるとい事が厳しいのは違わないんだろうな、と感じた。
ドキュメンタリーかと感じる重苦しさがそこここに散りばめられてた感じ。それらを克服するヒントもちゃんと在る事が救いとなる。
“もう充分”と言える様なモノに出逢えてない事に気付かされ、まだこれからなのか?と引き止められた気分にもなった。
穏やかながらも悲壮感の強い音楽も雰囲気を重くしてた要因となってるが、個人的に好みな旋律。
全体的に暗い雰囲気ではあるが、嫌ではない作品。
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