「ノリは好き。けど内容が乗り切れない」ミス・マルクス バリカタさんの映画レビュー(感想・評価)
ノリは好き。けど内容が乗り切れない
これからご覧になる方は、Wikipediaでも良いので。マルクス一家の情報はインプットしておいたほうがよいですね。初見で家族状況について置いていかれちゃうんで。
本作、好みわかれちゃうかな?
僕は彼女のことはよくわからないけど、この音楽を使っているなら、もっとパンキッシュな描き方して欲しかったかな。事実かどうかは置いといて、私生活についてをもっと。なぜ、だめんずに行くのか?
彼女の幕引きが一体どんな動機だったのか?を観客に考えさせてくれるような、イメージ膨らませてくれるような、そんなの欲しかったなー。彼女の中での何かぎ弾けたはず。もちろん誰も真実はわからないのですが、でも提示して欲しかったかな。
社会活動と私生活のギャップの訳も事実じゃなくてよいから、なんらかの提示が欲しかったかな。
父に自由を与えてもらえなかった。その反動なのか?とにかく、自身が選んだ結果だったのだろうか?
反体制、けど私生活では搾取されることを良しとしてる。強がり?なんだろ?
そのあたりの描き方に不満があるんです。
凄く惹きつける人生、もっと踏み込んでほしかった。
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