「愛が勝ったけど、愛に負けた?」ミス・マルクス h-nagisaさんの映画レビュー(感想・評価)
愛が勝ったけど、愛に負けた?
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「自由」と「平等」は相反する概念であるときがあります。
自由が過ぎると、格差が拡大していきます。
逆に、平等を意識過ぎると個々人の自由を制約しなければなりません。
恋愛をしている時、人は心が自由になっている…みたいなことを寺山修司が言っているのをどこかで見たような気がします。
人権のための活動を主導し人類の平等を推進していたエリノアが、恋愛の炎に自身の心を燃やされていく様子は生々しかったです。
最後に服毒自殺を図ってしまったのは、活動(平等)の限界を感じたのではなく、恋愛(自由)の限界を感じてしまったのでしょう。
愛が勝ったけど、愛に負けたとでもいうのかな…。
(もっと、パンクロックがガンガン流れてくると思ってた)
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