「りんごの唄。」私というパズル ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。さんの映画レビュー(感想・評価)
りんごの唄。
このテーマ、なかなかどうして男の無力さを痛感する。妻に寄り添うのか、はたまた亡き新生児への愛を訴えるのか。自宅で出産の時間を共体験しても、やはりわかり得ない領域があるように思う。困難な状況の中、彼はよくやった方だと思う。
冒頭30分近くに及ぶ出産シーン、そしてその後の夫婦や家族、社会との折り合いの悪いメランコリックな中盤、ラストの法廷と、大きく話は3つに分かれる。この3つを繋ぐのが”りんご”。バネッサ・カービーの演技に終始魅せられっぱなしだったけど、リンゴで目が覚めた。
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