「緑怖い」ニューオーダー なつさんの映画レビュー(感想・評価)
緑怖い
クリックして本文を読む
序盤の絵や画像で精神をぐぐっとやられ、鬱ダメージが6分目くらいになった。
予告とか観てなくて、覚悟をしなかった自分を呪った。
蛇口から緑の液体が流れるも楽しい結婚パーティ。
一気に貧民街の人々から襲撃、強奪、殺戮されてしまいおぞましいパーティへ変貌。
優しい花嫁マリアンヌ。
主人公かと思ったらモブ化してた。
要は軍はこんなえげつない事をしてますよって他人視点ではなく善人のマリアンヌ目線で観てた人への恐怖の植え付け成功。
あんなに暴動やデモ、強盗などが蔓延る街で何故彼らはお引越ししなかったのか…
ストーリィ上仕方ないとはいえ、お金あるなら安全地帯に行こう。
ユートピアとディストピアは薄い壁一撃で崩れ落ちる。
現代日本ではなかなか無い光景だが、どこかの国ではきっと行われている日々なのだなぁ。
爛々と輝く瞳で家中のものを強奪するメイド。
対して主人の為と思って支える使用人。
それを誘拐犯と決めつける主人。
銃弾のようなドラムロールの中、処刑される使用人。
見守るお偉いさんの癒着。
悪とか正義とかがごちゃ混ぜになっていまは緑の世界になる。
そのうち黒くぐちゃぐちゃになるのが予想できる。
ヒーローは来ない。
コメントする