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「ファイヤースティック使ってみた記念で・・・」緊急事態宣言 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
ファイヤースティック使ってみた記念で・・・
配信が始まってから1年経ったけど、先見の明があったり、将来の人々の生活や映画の在り方を問うている。みんな映画で繋がろうぜ~♪と感じさせてくれた。
「デリバリー2020」監督:中野量太
家族の誕生日はみんなで祝うはずだったのに、コロナ禍でオンラインになってしまった。
ファーストインパクト?まぁ、コロナに対するいい比喩ではあるし、ちょっと陰謀論ぽいかな。これだけ緊急事態宣言が何度も出されると、そこもいい点をついてる気がする。デリバリー、テレワークとオンライン誕生パーティ。そしてノーマスク彼氏(抗体がある?)。
「孤独な19時」監督:園子温
2020年の5年後、コロナがおさまったのにさらに強力なウイルスが現れた。ソーシャルディスタンス50m!そして100年自粛!30年間孤独に生きてきた音巳。ある日、奇妙な音が聞こえてきて、それが50年前に当たり前だったキス音だとわかる。
糸電話による出会い。防護服で感染を避けていたのに、出会いさえ恐ろしい。前半の設定がコロナの将来を暗示して面白かっただけに、後半の平凡なパンデミックもの(ただし、笑える)は残念。
「DEEPMURO」監督:非同期テック部
この時期にこのネタ?とにかく顔が気持ち悪い。
「ボトルメール」監督:三木聡
不倫騒動で番組を干され落ち目となった女優がパソコンのボトルメールを開き、あるオーディションに応募する。33℃台の体温。三木聡らしいゆるいギャグとゲストながら存在感のある麻生久美子。コロナ関連ではリモートとソーシャルディスタンスしかない。
台本は“大仏大爆破計画”という作品だが意味不明。とにかくすべてがいつもの三木聡ワールド!5作品の中ではこれが一番良かったと思う。
「MAYDAY」監督:真利子哲也
真利子監督が、世界中の友人たちから送ってもらった日常生活の一コマ。ブラジルの女性がトトロモデルのMacを使っていて、飼い猫がチヒロという名前だった。
自粛という隔離生活の中の孤独感は平凡だったけど、終盤の食事のシーンの分割映像には暴力が目立つ真利子監督なのに世界が繋がってる願いが感じられて、なぜか涙が出てくる。