クライマーズのレビュー・感想・評価
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多大な犠牲を払ってまで世界一の山に登る理由は?
チョモランマ(エベレスト)に初登頂した中国の登山家たち
しかし途中でカメラを失い写真を撮れず、本当に登頂成功
したのかとの疑いをかけられ・・・
15年後、満を持して再登頂に挑むも、そこには過酷な現実が
待っていた・・・
ストーリーは王道
多大な犠牲を払ってまで世界一の山に登る理由は?
作中でもその問いが発せられ
答えはいろいろあったけれどたぶん・・・
「中国が世界一の山に登頂成功した」と
世界に知らしめるため
困難を克服したという達成感と誇りの為、
ではないかな
主人公ウージョウとインのほのかな恋愛
天候を読み、インたちが随行し
ウージョウたち登山隊の
登頂をサポートする
そうか、山の天気は変わりやすいというからね
風とか雨とか嵐とか雪崩とか
それらすべてが障害になるチョモランマ
登頂の過程はスリル満点
どうやって撮影したのだろう
山の事故で亡くなった人とか
いなかったんだろうか・・・
エンドロールの俳優とスタッフの人数の多さに
驚いた
「皆で一丸となって目的を達成する」
映画の内容もそうだけど、こういう所がいかにも
中国らしい
実話ベースというには話が出来すぎているので
ほぼフィクションと思いつつ
ハラハラしながらも、結構面白く観られました
なんのために?
何のために?
愛も友の命をも犠牲にしても登らずにはいられない山、チョモランマ。
国の威光のため?標高を測るため?己のプライド?
山に魅せられ取り憑かれたもの達には何のために?という問いかけは無粋なのだろう。
山にさえ登らなければ友を死なせることも無く、結婚して平穏に暮らせていたかもしれないが、そういう問題ではないんだろう。
アクションシーンは思ったよりスリル満載でハリウッド映画寄りの派手さ。手に汗を握る退屈させない展開だった。
個人的にはもっと落ち着いた描写が良かった。
数々の苦難を乗り越えて登頂したチョモランマの景色は清々しい。
チャン・ツィイーが女学生から大人まで演じ分けていたがどの姿も美しい。
友情出演でジャッキー・チェンが出てきたのも良かった。
感動しました!
映画は、古き良き中国人の純朴さ、強さ、真の愛の深さ、夢を追う人々の熱さ、さまざまなことを啓示してくれて、見ている間にずっと深い感動に浸っていました。そして、クライマックスに喜びと悲愴感が混じり合い、胸を襲いました!
わたし、ストーリーの真実さと実力派俳優の渾身の演技に感動されて終始に涙が止まりませんでした。そして、なんと言っても、この映画がチョモランマの高地で撮影して、壮大なロケーションと本格的な山岳アクションがものすごい迫力があって、次から次へと展開していて、圧倒されっぱなしでした。
カラビナが主役だ。OK?
この作品の主人公はカラビナです。誰が何と言おうとカラビナです。カラビナが危機的場面全てを救いました。カラビナは強い。
なんて冗談はさておき本筋の物語ですが、なんかグタグタしてました。登山シーンと地上シーン、過去の回想が入り混じっていてグルグルする構成に見事に振り回されました。登場人物の多くがどこか抜けていて、しょっちゅうミスを繰り返すので、だんだんとイライラしてきます。1960年の登山の時と1975年の登山の時にするミスが同じものばかりで相変わらず被害者ばかり出ているので何を学んだのかと思いました。CGアクション自体は見応えがあっていいと思います。
来るなと言ってるのに2回も来て勝手に死にそうになる人物がいましたが、制作陣はなぜこのシーンを繰り返しやろうと思ったか不思議です。
ジャッキーってエンディングだけに出てくるんですね。この構成も変わった感じです。もっと面白くできたはずなのになぁ…
演出過多
一応、事実に則しているのだろうが、アクションシーンが多くて白ける。見せ場をこれでもかと入れ込み過ぎである。脂ギトギトの場末の中華料理を食べさせられている気分に陥り、かなり食傷気味である。「人命を重視する!」という台詞には思わず失笑してしまった。現代のエベレスト登山は金さえ払えば素人でも登れるツアーとなってしまい、国家の威信を掛けて登る意味も価値もなくなっている。まさに隔世の感を禁じ得ない。本作も中国の国威高揚映画のジャンルに入るのだろう。エンディングに友情出演を果たす御大ジャッキー・チェンは全く必要ない。余談になるが、本作でもチャン・ツィイーの透明感のある美しさは他の追随を許さず、まさに中国映画界の至宝である。
あれ?ジャッキー…あ、出て来た。
1960年に北陵からチョモランマを征服したが、記録映像が無く公式に認められなかった中国の登山隊が、15年越しのリベンジに挑む話。
文革期に入って行くことによってお預けを喰らっていたクライマー達という中で、13年後1960年に登頂をした3人の指導の元、訓練を受ける為に集った若い登山隊と気象チームという流れになっていく。
嫁がどうだ恋人がどうだのバックストーリーもイチャコラも構わないけど、訓練とは言えどもクレバス投身の脳天気姉ちゃんとかダルいんだが。
何はともあれ訓練が終わり、いざ登山になっていくと、さすがはスリリングな展開の連続。
ただねぇ、何が実際の話かわからないけど、人の話を聞かずに猪突猛進だったり、応えられるのに無線の応答をせずとかどうなんだ?脳筋設定はあかんて。
終盤の畳み掛けも、ちょっと煽りがヒドいしクドくてテンポも崩れるしで飽きてしまうし、喋るのやっとのヤツしか無線使えない訳じゃあるまいし、とどんどん醒めてしまった。
スリリングさと熱さがあったのも事実だし、それなりには楽しめたかな。
修行&ワイヤーアクションを擁する、中国テイスト満載の山登り
チョモランマ登頂という目的のために、まるでクンフー映画のような修行を行い、一見地味に映りそうなクライミング描写も、ワイヤーアクションや小道具を使って盛り上げているあたりが、なんとも中国らしい。
今や漢気あふれる役をやらせたら世界一なのでは?と思わせるウー・ジンは、本作でも実に勇猛果敢で単純明快な主人公を熱演。彼主演の映画にはどうしても国威発揚のイメージが付いてしまうものの、実際のチョモランマ登頂自体が、国の名誉とプライドをかけた一大プロジェクトだったことを鑑みれば、それも当然といえるかも。
そのウー・ジンとチャン・ツィイーをメインとするロマンス描写は、ベタすぎてクドさを感じなくもないが、そこも中国映画らしいということで許容するとしよう。
ゲスト出演のジャッキーがどこで出るかはお楽しみに。
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