ブレスレット 鏡の中の私のレビュー・感想・評価
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実際起きた事件をベースにした裁判もので最後まで真実が明らかにされな...
実際起きた事件をベースにした裁判もので最後まで真実が明らかにされない映画を何本か見てるけど、これも「そこで終わるか?」と思ってしまう。検察側のアナイス・ドゥムースティエの告発の仕方は情緒的で全く論理的じゃないし、決定的な証拠を出しているわけではないのは明らか。しかしラストでリーズが自分の足首にペンダントを付けるシーンで本人の罪悪感が示されているから、やはりリーズが真犯人かと思ったがそれも決定的な証拠にはならない。思春期の女の子と家族たちの心理劇でもあるが、リーズ本人が犯人かどうか明らかにされずに宙づりにされたまま、というのはやはりフランス映画、と片付けていいのか?真実は闇の中
邦題が意味不明だ。そもそも映画もアレだ。
あれー、またキアラ・マストロヤンニやが。来る時は続け様に来る法則で、一月で3本目。この役が年齢的にも一番しっくり来ました。
ピュアな法廷ドラマって言うほどではありませんが、裁判の様子には十分に時間が割かれています。検察側の質問で明らかになっていく、「今まで知らなかった娘の姿」を知り、娘の無実が徐々に信じられなくなる?って言う映画宣伝コピーは、ちょっと違うと思うけど。別荘の物置から出て来たナイフで、無実への信頼は完全に揺らぐ。
と。それは見ている私達も同じ。少なくとも、裁判で凶器とされたナイフを隠し持てるのはリーズしか居ない。
裁判では無実を勝ち取り、電子足輪は取り外される。リーズは、ネックレスを外して、自分自身へ課す枷として足首に巻く。
少女のブレスレットは犯した罪を忘れないためのものなのか。親友を殺してしまった後悔の標なのか。は、リーズのみが知る。る?
このタイトル(原題)が、地味に怖いです。
けど。流石に、長編映画にするほどのネタかよ?って思いました。半分の尺には、ならへんのですか???
見たい人はネットにひどいネタバレが落ちてるから気をつけて
娘のことを知ってるつもりで全く知らなかった家族の、主に親がビックリする話。確かにバックミラーに映る娘は自分の知っているあの娘なのだろうかを邦題にしたのだろうけど、なら鏡の中の娘だわ。
メリッサ・ゲール演技と言うより素なんだろうけど惹かれる。パパもママも、フランス映画らしからぬ良い演技。
ただブレスレット?劇中で足についてる居場所追跡バンドをブレスレと言ってたような…なるほど。
自分も陪審員の一人として
まぁフランス映画らしい作品だなぁと感じた。裁判結果よりも、裁判の過程を楽しむ作品である。
序盤から被告人のリーズには不穏な空気が漂ってる為、観ていてもこの結末はどう終わるのか予想ができなかった。いろんな証拠や証言からどっちに転んでもおかしくない背景を持った被告人の為、こちらも陪審員の目線でこの作品を楽しむ事ができる。
終盤に近づくに連れて中々確固たる証拠が出てこない描写が続きこの結末は無罪なのかななんて思ってたところに作品無罪判決が出て作品は終わる。
それでも判決後にはリーズがネックスレを足首に巻き直したり意味深な、不穏な空気は漂ったまま作品は終わってしまう。
冒頭にも書いた通り個人的にはこの作品は陪審員目線で見るととても楽しむことはできた。作品の経過と共にこちらもリーズが犯人か否かを考えながら視聴できるいわば参加型ムービーの様なもの。
ただ物足りなさもある。序盤からどうもリーズに決定的な証拠がなさ過ぎてやはり犯人ではないのかなって思いの方が長く感じてしまう。もう少しグレーゾーンのアリバイやら証拠があるとより天秤にかける事ができ楽しめるようにも思えた。
気になる人はあまり大きな期待せずに見ると意外と楽しめる作品に思える。
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