「失神するほど美しいペドロ・コスタの処女作」血 sugar breadさんの映画レビュー(感想・評価)
失神するほど美しいペドロ・コスタの処女作
一度目の鑑賞で、あまりに美しい映像に気を失ってしまったため、再トライ
言葉での表現に限界を感じるが、黒白のコントラスト、構図とも映画史に残ると言いたいレベル
全編全ショットに魅了される
感情を揺さぶる音楽の挿入も効果的
夜の墓地から木立への一連のショット、
墓穴を掘る疲労と不安、よすがなき抱擁
祭の広場へ土手を走り降りると、川面から霧が立ち上がる幻想感
そして川底から死体が上がる不穏さ
恋人を岸に押し倒すイネス・デ・メディロスのふくらはぎのなまめかしさ
あゝ、とても伝えきれない
コメントする