「상호 이해가 중요합니다」アジアの天使 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
상호 이해가 중요합니다
覚えておくべきハングルはメクチュ・チュセヨ、サランヘヨの他、アンニョンハセヨ、カムサハムニダ、ミアネ、ケンチャナ、オルガミ、ウィッホ、ヘンウン、プルコギ、トッポッキ、ウンミョン、チャンヘ、チャッカ、シリョン、フィマン、アンギョン、マシッタなど・・・マンセ、ゲキアツ、キョウラク!が出れば確変確定だ!申し訳ない、途中からCR冬ソナのハングル予告でした(初代)。
言葉の違いの中、相互理解というのは難しいもので、英語なら通ずるんじゃないかと英語力を駆使した同僚がいたのですが、案外日本語のほうが通じたりしたものです。「オンナ、オンナ」などと連呼すると、「アナタ、スケベね」とタクシー運転手に諫められたりします。
そんな韓国の思い出がふと頭をよぎったり、やはり基本的なことは伝えられるといいなぁ、などと啓発もされる作品でしたが、日本側、韓国側ともに家族という存在があり、妻、母親をガンで亡くすという共通点で心が触れ合うシーンも見事。怪訝そうな目つきから同情心の目へと変化もし、見つめることによって気持ちが伝わること、そして天使に関してはギャグとしか思えない笑わせ方で心を鷲掴みに・・・
それにしてもチェ・ヒソが美人で魅力的すぎる。『金子文子と朴烈』のときも感じましたが、彼女の存在があってこそ成り立ってる。彼女が6番目だなんて許せない!(チョット違う、little bit)。そんな俳優陣の中、池松壮亮の純朴さやオダギリジョーのちゃらんぽらんな性格も上手く溶け込んでいた。
ロードムービーの魅力も味わえたし、搾取される側の不条理な貧困生活という日韓共通の社会派部分も堪能できる。“天使”というのは互いの接点にすぎず、実際は共通点が何であってもよいのだろう。通じ合うためには語学ではなく、相手の心を理解すること。ともに苦難を乗り越え、生きていこうとすることが大切なんだろうなぁ。