「アンバランスな天秤に戸惑う」シュシュシュの娘(こ) R41さんの映画レビュー(感想・評価)
アンバランスな天秤に戸惑う
この作品の稚拙さには理由があるのだろうか?
それとも、取り直す余裕もなかったのだろうか?
作品の強いメッセージ性と現代日本に対する痛烈な風刺とは釣り合わないほどの稚拙さを残している理由が分からない。
2021年の作品に使った4:3の画面比率の意図も不明だ。
しかし監督を知ると、そこに何かしらの意図があるように思えてならないが、わからない。
妄想するに、それほど日本はまだ遅れていますよと言いたいのかもしれない。
さて、
誰にでもあると思うし特に私はその気が強いのだが、もし自分がスーパーマンだったら、世に蔓延る悪の根を力を使って一掃したいという願望。
これを作品に込めたのだろう。
必殺仕事人
コメディタッチ
つかさが第2の忍者だと推理した人は多いと思われる。このわかりやすさ。
ただ、
主人公が追い詰められてしまう場面を作ったのは当たり前かもしれないがうまくできていた。
逆に、
ダンスの要素がどこに活かされていたのか今一つピンとこなかった。
ちくわは吹き矢のモチーフだろう。
さて、
祖父の遺言
「真の悪党は表に出ずにほくそ笑む」
普遍的だ。
この作品を作るきっかけは間違いなく「モリカケ問題」「桜を見る会」に起因している。
あの答弁が許せなかった。
それだけ強い憤りが、あの国会答弁の中にあったのは紛れもない事実だ。
コメディタッチにしたのは、ダイレクトではなくオブラートに包みたかったからだろう。
ただ解せないのが「移民排除法」
これに反対する祖父の言い分は「関東大震災時における朝鮮人大虐殺事件」
この舞台は架空であるにもかかわらず堂々と登場する「熊谷」ナンバー
いまマスごミも取り上げない川口市のクルド人問題のさなかに、この作品が熊谷市を舞台に作られたこと。
この点だけはその真意を問いたい!
移民によって現在レイプ大国NO,1と成り果てているのがスウェーデンだ。
移民法によって移民を受け入れたが故、失敗した国々 成功事例は一つもない。水道法も同じだ。民営化して成功した国は一つもない。
理由は「文化の違い」 彼らのコミュニティができてしまえばもうコントロールすることなどできない。彼らのやりたい放題だ。
すでに既知の事実であり対処法のないこともわかってしまっている。
これを「正論」とするマスごミ
移民解禁を強いられてしまっている日本 唯一の抵抗は「選挙」
しかしその真意を何も知らされていない国民 テレビからしか情報を受取らない姿勢 これこそ洗脳させられた愚民 そしてその通り起きた「2024東京都知事選」の結果
さて、
つかさ忍者はなぜ居酒屋でミウを嵌めたのだろう?
彼の依頼主は自警団または市の職員にいるのだろうか?
彼の最後の言葉に、カーセックス中に起きた自宅の破壊の言葉がある。
彼こそが「表に出ずほくそ笑む」者のスパイなのだろう。
おそらく作品の中には登場していない人物。
そして、
「国も県もみんな公文書を改ざんしているのよ。市役所だけがダメってことないでしょ」
これこそが作品が訴える悪の本質
すべては国、国会議員から始まっていることが地方に広がっているのだ。
これは本当に由々しき問題だが、オブラートに包まれない作品は上映してもらえないのかもしれない。だとしたらこれこそが稚拙である理由だろう。
しかし、言おう。訴えよう。隠すことはしないで表に出そう。
それも映画の役割のはずだ。
次は是非「ザイム真理教」を題材にしてほしい。