「幸福な映画です」シドニアの騎士 あいつむぐほし Ryunoshin Nakamoriさんの映画レビュー(感想・評価)
幸福な映画です
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未完で終わった作品が多い中、きれいな形で大団円を迎えた、幸福な作品でした。ビジュアル面の素晴らしさもさることながら、グロテスクかつ最強の生物兵器との、高校生のようなラブラブ描写は、SF感があり新鮮な感覚でした。
私は原作は未読なのですが、wikipediaによれば大シュガフ船によって惑星セブンがテラフォーミングされたそうですね。大シュガフ船の本来の目的は異星人のテラフォーミングマシンだったのかと想像しました。しかし、あまり映画では明確に描かれなかったような。むしろ、落合は図書館という言い方をしていたので、彼らをつくった星間文明はすでに滅びて、集合知化したのかもと思いました。妄想が楽しいです。
一つ残念だったのは、落合が過去に人間性を無くすに至った話があまり詳しく語られなかったこと。恐らく、桧山さんとの絡みが切っ掛けだったのでは無いかと想像しますが、違いますかね。
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