「音でたどる映画の歴史。メジャー作品が多く、実際の映像を見て(聴いて)いるだけで楽しい」ようこそ映画音響の世界へ 五所光太郎(アニメハック編集部)さんの映画レビュー(感想・評価)
音でたどる映画の歴史。メジャー作品が多く、実際の映像を見て(聴いて)いるだけで楽しい
著名スタッフの貴重な証言を交えながら、映画のサウンドデザインの歴史とこだわりを知ることができるドキュメンタリー。無音声、トーキー、5.1chサラウンドと、裏方スタッフの試行錯誤によって映画の音響が進化していったことがよく分かります。
エポックとなった映画の映像と音がぜいたくに使われていて、それを実際に映画館の音響で聴くことができただけで、良い体験ができたなと思いました。開始早々、音響目当てで映画を複数回見るきっかけになった「プライベート・ライアン」の戦場の音について触れられていたのが、個人的に嬉しかったです。
取り上げられているのは、「スター・ウォーズ」「地獄の黙示録」「エレファント・マン」「ジュラシック・パーク」「トイ・ストーリー」「インセプション」「ブラックパンサー」などメジャー作品が中心。少しでも映画の音に関心がある方に、広くお勧めできる1本です。
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