ねばぎば 新世界のレビュー・感想・評価
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「あぁ!ここ!ココ!」新世界旅行を思い切りリメンバーできた映画。500文字縛りで書いてみろ。
前回からの反省で、500文字縛りで書いてみようとチャレンジしてみました。←ここはカウントなしでお願いします。
【ここからが本文です】
これ、確か前に一回観たやつやん。
.com様と出会う前に。女装旅行なんかに行こう思う前に。
予定調和で、ベタな浪花節の映画やさかい、安心して観てられました。ええ意味で。
一癖も二癖もあるキャラクターの怪演がほんまに魅力的に描かれてましたねん。
コオロギ役の上西雄大、やっぱりええ監督さんで、役者さんやわー。こんなんファンになるわー。
さすが赤井さん、ボクシングアクションがキレッキレでした。
しかし…「アニキ!抱いて!(棒)」→「やめるんだすずちゃん(棒)」の頃には、こんなええ役者さんになるとは、露ほども思ってまへんでした。←もう触れたるなし!
代わりに獄中の胡散臭い精神科医役の田中要次の標準語がちょっとなぁ…やったかな?
そして、梅に鶯松に鶴、牡丹に唐獅子、ヤクザ言うたら白竜と小沢仁志ですやん!の小沢さんもご出演です。もちろん強面のヤクザ役で。てか、白竜さんの方が年上やったんや。Σ(oдΟ;)!!マジデ?
「闘うこととは何ぞや?」がテーマっぽかったけど、そこがちょっと描ききれてへんかったかな、と惜しく思いました。
ラストの決戦も、ちょっと物足りへんかったかな。赤井さんのアクションをもっと見たかったです。
(改行抜きでこれでちょうど500文字です。やったらできるやん)
【脱線話】(ここはカウントなしでお願いします。卑怯ですけれど)
勝吉の勤める「だるま」は通天閣店じゃないんですけど、総本店の方に行ったことあるんですよ。女装で。←やっぱりかー!(笑)
独特の衣の串カツと、これまた独特のどて焼きが、大変美味しゅうございました。迷惑な客にも関わらずその節は快く?ご接待してくださり、誠にありがとうございました。
次に行く時はB面でお世話になりたいです。(B面=Beforeの“B”。女装前の男の姿という意味。対してA面はAfterの“A”。女装後という意味)←知ったところで、全く使い道のない知識w
女装は…さすがに…もう…ちょっとね…(^_^;
そしてね、旅行で泊まった来山さん、チラっとですけど映ってましたやん!
国際劇場ドーンと映ってますやん!ついこの間のことやのに、なんかめっちゃ懐かしい(*ˊᗜˋ)
ヤバい!なんかまた女装旅行に行ききとうなってきたわ!←もうやめときて!
「先見の明」and「問題提起」
この映画は、あの事件の前に公開されているから、尊敬に値します。
奈良での事件は2022年7月8日。
この映画の公開は、2021年7月10日です。
2つのwhy?
1、赤井英和主演、
2、子分が上西雄大。
これは「難波のロッキー」こと赤井英和さんの上西さんは大ファンである。
(これは間違い無いでしょう)
共演が夢で、赤井英和の主演映画を監督するのが夢だった。
(これも間違い無いでしょう)
なぜ宗教法人が仮想敵なのか?
1、映画にしてくれと言う提案があったから?
2、前々から宗教法人の洗脳や、ヤクザ、政権との癒着に
腹を据えかねていた。
宗教法人を扱った映画には、「星の子」「八日目の蝉」がある。
被害者になるのは、いつも子供です。
奈良の事件の加害者の母親が、血を分けた息子の食費まで考えずに
寄進してしまう洗脳に心底驚いた。
それまで宗教と寄付の関係をそこまで深いとは理解していなかった。
この映画では有森也実が西岡徳馬の娘で宗教法人「なめく」にハマる役を
好演している。
宗教は心の隙、心の弱さにつけ込む。
映画はコメディタッチでドタバタタッチ。
上西雄大も座長芝居をせずにリラックスして助演を楽しんでいる。
すっかり上西組のミューズとなった徳竹末夏と古川藍も常識的な役なので、
ややこちらが戸惑う。
それにしても旧T協会は、今にも《解散させる》勢いだったのに、
今ではもううやむやにされている。
政治家は狡い。
本当にどの事件(事案)も粘り強く継続して闘って行くことが大事。
油断していると雨後のタケノコのように次々と事態があらぬ方向へ進む。
残念ながら映画のように簡単に解決はつきそうに無いのだ。
ハッピーエンドには程遠いのが、現実だ。
【”昭和枯れすすき、令和新興宗教撲滅バージョン。”旧〇〇協会の政治と癒着している問題が発覚した事でリアリティを感じた作品。ガラッガラの声と、皺が刻まれた小沢仁志さんのインパクトが絶大な作品でもある。】
ー 上西雄大監督の自らの哀しき出生を基に描いた「ひとくず」は、場で鑑賞し粗い作りでは有ったが、見応えある作品であった。
で、今作。劇場でフライヤーを手に入れるも、何となく未鑑賞であった。-
◆感想
・予想通り、序盤から上西雄大氏が、赤井さんに気遣ってか、一歩も二歩も後ろ伝いで役柄を演じているが、違和感が半端ない。
彼の方の魅力が伝わって来ないし、赤井氏の素人演技が失礼ながら興を削ぐ。
・だが、今作の価値は有森成実演じる娘が漢気ある父(西岡徳馬)の所為で新興宗教に走ってしまった過去から、現在に至る過程及び、母が新興宗教団体にドップリと浸ったがために自分も新興宗教団体に無理やり入信した男の子が傷つき、声が出せなくなってしまう過程をキチンと描いている事であろう。
ー 容易に想起される”旧〇〇協会の政治と癒着している問題”を意識した訳ではないであろうが、現在この作品を鑑賞すると、彼の問題を予期しているようである。ー
<愚かしき教祖の実態が明らかになる過程は、ウームと思ってしまうが、新世界に住む赤井さん演じる漢気ある男と、上西氏の卑屈過ぎる子分の姿が印象的な作品である。
そして、登場シーンは少ないが、ガラッガラのシワガレタ声と、皺が刻まれた小沢仁志さん(還暦、おめでとうございます。)のインパクトは絶大な作品である。>
男粋の集大成
良い意味でのアナログ感が
任侠映画 の濃度を増す。
荒削りな分、男粋が活きる。
映画の表現力の広さを感じた!
楽しかったです!
って言うか赤井英和さん
上西雄大さんの存在感の凄さって何でしょう?
これが本当のバディムービーです!
バイオレンスコメディで面白かった
大阪新世界で、かつてヤクザの組を潰しまわっていた勝吉は、ボクシングジムを営んでいたが、ジムの練習生が覚醒剤で逮捕されたためジムを畳み、串カツ店で働いていた。ある日、刑務所の慰問に誘われた勝吉は、弟分のコオロギと再会し、その後、仮釈放されたコオロギは勝吉と同じ串カツ屋で働き始めた。そして、以前会った少年・武が悪徳宗教団体に捕まり虐待を受けていることを知った勝吉は、コオロギとともに宗教団体へ乗り込んでいくが、そこでかつて勝吉をボクシングの道へ導いた元チャンプの娘・琴音が教団幹部としていた。武を救い出せるか、という話。
バイオレンスコメディで、あるあるのストーリーだが、笑いも入ってて面白く観賞出来た。
興信所の娘役徳竹未夏が存在感ある演技で良かった。
赤井、上西、坂田、神戸、田中、有森、西岡など、出演者の好演も光る。
親分〜❗️
昭和感あふれる新世界で繰り広げられる暴力、暴力、暴力…。
こんなに暴力あふれる映画なのに、不思議と野蛮な感じや、下品な感じがないのは、主演の二人が純粋さを醸し出しているからかもしれません。すぐ近くの人が、途中でいびきをかいて寝ていたのは、殴り合いの、ボコボコというリズムが心地よかったからでしょうか。途中、寝てしまっても、多分、話はわかると思います。
表情豊かに、親分を慕うコオロギを演じる上西さん。正反対に、どの場面も同じ表情でセリフ棒読みの赤井さん。これは、けなしているのではなく、「これでええんや」という、安定感につながっていました。シャブ中なのに禁断症状がないとか、向かってくるヤクザがやたら弱いとか、細かいところは力技で有無を言わさず展開していくところ、よかったです。
先月見た、「ライトハウス」が、難しかったのですが、頭を使わず見られる(上西さん、ごめんなさい🙏でも、褒め言葉です)この映画は、夏バテしていても十分、楽しめます(^^)
舞台挨拶で、上西さんと、徳竹さんが来られていて、嬉しかったです💌上西さんは、爽やかな感じ、徳竹さんは、スクリーンの中よりずっと若々しく、美しかったです😘
続編も考えておられるそうで、楽しみです😙
インクラモイゾ〜インクラモイゾー😇
ワイドレンズ、無かったの!?
まぁ金銭的・スケジュール的な制約の中で本作を制作された方々には頭が下がる思いですが、
いろいろ思ったことがあるので無粋を承知で書きますね。
やっぱ映画って、脚本と役者と映像と音(音楽)と編集の融合で成り立つものだと思うんですよ。
特に個人的には、映画を観る悦びの大部分が映像と編集によるものなんです。
で、
この作品、2時間弱あるんですけど、鑑賞中ずーーーっとストレスでしょうがなかったんです。
というのも「ひきの画」が極端に少ない。
シーンや場所が変わっても、人のアップしかない。
せっかく同じ空間で会話しているのに、顔のアップの切り返しばっかり。
本当に顔のアップ、アップ、アップ。
それしかない。
画面が狭い。
息が詰まる。
画角が極端に狭い。
狭い部屋での撮影だと、本当に機材が足りなかったのかな…と思うほど、
画面の両端に人を入れるのがやっと、みたいな画角が多数。
だから、本当に適当にカメラを据えた、みたいな「なんで?」みたいなカットばっか。
特にひどいと思ったのが、和室で子供との再会を喜ぶ父親の頭頂部ばっか映ってるカット。(しかも頭髪が薄い)
なぜオッサンの薄い頭のドアップを見せられないといけないのか?
このカットの意図は?謎。
あと、宮古島で海の中の父親へ駆け寄る子供の感動的()なシーン。
走っていくカットは必要だろ!?なんでないの?
普通の感覚なら、画面の左から右へ走っていく子供を、横ドリーで撮るでしょ!?
そこへ音楽をバーーーンと流して、超感動的なシーンにできるやん!
そういう、少なくとも「いいシーン」での決定的な、印象的な画が全くない。
監督さん(コオロギ役の方)は劇団出身らしいので、そのへんの事情には暗いのかもしれない。
だったら撮影監督が適切なアドバイスをしたらいいのに!
テレビ版座頭市で、それこそ顔のアップばっかで一本つくろうとした勝新太郎に、
ベテランの撮影監督が「それでは成り立ちません」とそのアイデアを拒否した、というエピソード、
春日太一の本だったかな、で読んだ。
低予算でもやっぱり「マストなカット」はあるはずだし、そういうのをなんで押さえてないのか不思議。これは撮影監督の責任。
冒頭、せっかくの新世界を闊歩する赤井英和のカット。
レンズはちゃんと拭いとけ。
ストーリーはともかく、舞台ではない「映画」を観ている悦び、
映像の力、編集の力をもっと信じて映画を制作してほしい。
またまた個人的感想だけど、別に舞台も観に行くから他意はないんだけど、
劇団員芝居は映画には向かない、と思う。
大仰。クサい。わざとらしい。
その点、小沢仁志が出てきたときには「映画」らしくなってたわ。
あとさー、
ラストカットよ。
途中でクレジットはさんでるんだからさー、
そのまま続けて弁天埠頭で終わる必要ないやん。
それこそ冒頭と同じで、新世界を闊歩する二人で終わればよかったのに!
で、もう一回「ねばぎば新世界」のタイトルをババーーンと出すのよ!
これだけでも、おおーってなると思うんだけども。
そもそもこの映画を観ようとおもったきっかけが、予告編の上西雄大。
これはもしかして、とてもいい役者さんなんじゃないだろうか、と。
鑑賞後の感想も全く変わっていない。
この人の良さを引き出せる、最高の監督と最高のスタッフで別の映画を観てみたい。
娯楽作なんですが、設定とクライマックスが納得できない
上西監督の「ひとくず」がめちゃくちゃ良かったので、期待大の次回作ですから鑑賞です。「ひとくず」と比べエンタメの量がすごく増えた作品です。
ストーリーは勧善懲悪のコテコテの人情話です。テーマは重め、ノリは軽めな本作。ちょいちょいコントっぽいノリの会話シーンもありテンポよく進んでいきます。上西監督は娯楽作品が心底お好きなんだろうなぁって感じます。こういうの作りたかったんだろうなぁって思いました、なぜか。上西監督演ずるコオロギが終始嬉しそうなので、そう思っちゃったのかなぁ?
ちょいと題材が社会派っぽいので錯覚しちゃいますが、本作はエンタメ作品として観た方が良いと思います。そうしないと「あれ?」って思うところが多いからです。一回「それはないだろう。。。」って思っちゃうと僕のように作品から気持ちが離れていってしまいます。ラストには「それはないでしょ?」「あまりに都合良すぎない?」って思っちゃいますから。
僕がどうしても納得できないのは、なぜ宗教団体を設定に入れたんだろうってことです。洗脳ってのを扱う必要あったのかなぁ?って思います。ちょっと待て、そんなに手軽なもんじゃないぞ?って。エンタメ作品だもん・・・って思えばいいんですが、残念ながら無理でした。特に琴音の身に起きたことを考えれば、あのラストはないだろうと、そんなあっさりな話じゃないだろうと。
気楽に楽しめるエンタメなら、気楽な設定にして欲しかったと思いました。僕はエンタメ作品だとしても説得力はある程度必要だと思うんです。現実味が必要だと思うのです、僕は。まぁ、好みのお話ですけどね。次回作に期待です。
丁寧に作られています
ひとくずに感動しこの作品を見ることにしました。色々とグレードアップしたと感じました!特にキャスト!!ストーリー的にはあまり好きではありませんがあまりにも丁寧に作られていてくさい芝居っぽく感じてしまいました…。背景なども少し気になりました。良いところは気持ち良く終わります!大阪人は是非見てください!
上西流ハッピーエンド!
時代設定は、昭和ですかね。
「ひとくず」に続く、上西監督作品ということで、どんな映画になっているか、期待しながら観ました。
上西監督の作品は、決して洗練された作品ではありませんが、泥臭く、人間的で、温かみのある作風だと思います。
今回の話も「ひとくず」同様、子供が、ひとつの起点となり、話は展開していきます。
社会の底辺で生きていると言える男達が、“武”という子を助けようと、大阪の西成という街を、右に左にと駆け回ります。
社会の底辺に生きていても、人のために尽くそうとする人間の心が描かれていきます。
ラストも、主人公のコオロギが撃たれて殺されてもよさそうなものですが、すべてハッピーエンドで終わります。
難解で悲劇的な方が、芸術的であるかのような風潮がありますが、このハッピーエンドこそ、本物の力量を必要とします。
オーソドックスなストーリーを、しっかり撮っている作品は、真に見応えがあります。
これからも、良い作品を期待しています!
憧れの新世界
「ひとくず」と同じく子供が絡んでいる内容。ガラッと変わった上西雄大がGOODでした。役者陣も良く、浪速のロッキーが観れただけでも価値ある映画。コロナが落ち着いたら新世界行きたいなぁ〜。こんなご時世だから難しく考えず単純な脚本(ごめんなさい・)でスカッとしたい方にオススメです。改めて義理・人情に弱い私でした。
仏教系っぽいのに六芒星って時点で…。
若い頃ヤクザを潰して回り新世界のゴンタクレと呼ばれたカツキチと、彼を兄貴と慕い行動を共にするコオロギが町で出会った話すことの出来ない少年を助ける話。
覚醒剤で服役って何回も繰り返しているのか売人だったのか?と思わせるコオロギの設定や、まあこれは事前に判っていたけれど、主演の演技力の乏しさなんかは少し残念ながら、正義のチンピラが仲間の助けを借りながら人助けの為に悪と対峙する物語で、おふざけあり、人情ありで、期待を大きく超えてくるものはなかったけれど、期待通り面白かった。
大阪を舞台にした昔の赤井英和主演映画みたいなノリで、そういうところや主演の年齢も含めて、20年ぐらい前にみたかったなあとは思ったかな。
ところで、「インクラモイゾ」ってなんだろう…。
じっとしている場合じゃない、何とかしてあげなくっちゃ。
泣き寝入りすることなく、少しずつですが、手を引いてくださる方が見つかったのも、世の中に隠れて残っている、思いやりの証なんだなあ、と感じました。
しんどい思いをされている方が多いのに、他方、メディアで報道されるまでは、「ああ、そうだったんだあ、知らなかった」のままで終わってしまうテーマ・社会問題について、イメージしやすい部品を、精巧に組み立てて、紹介してくださっています。
ちなみに、今回、主演と監督をつとめられた、上西雄大さんの舞台作品、「コオロギからの手紙(平成31年作品)」をご参照ください。実は、下地となっている、もう一つのテーマだと思うのですが、今回の映画作品より比重を置いて、ご紹介されています。
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