「金は財布にしまうでしょう?」十二単衣を着た悪魔 Bacchusさんの映画レビュー(感想・評価)
金は財布にしまうでしょう?
日雇い派遣で製薬会社主催の「源氏物語と疾患展」の設営に携わった青年が、源氏物語の冊子と製薬会社の製品という手土産を持った状態で雷に打たれて、源氏物語の世界に入り込んでしまう話。
就職試験59連敗、モンクばかりで彼女にもフラれた主人公。
持っていた冊子と薬のお陰で病気をなおし、未来を読んで、弘徽殿女御に気に入られ、陰陽師として側近になり巻き起こるストーリー。
自分と弟の立場を朱雀帝と光源氏にダブらせて考えていたけれど、朱雀帝は超優秀!?
タイトルの「十二単衣を着た悪魔 」も弘徽殿女御がそう呼ばれているというだけで、元々超優というね。
神憑った預言で活躍していく話かと思ったら、あれ?恋愛ストーリー???
まあ、少しは役に立ったけど、全然思っていたのと違う展開でびっくり。
勿論、冒頭で地に落としたダメダメな主人公の設定からの成長物語はあったけど。
特にここという見せ場があった訳ではなかったけれど、結果オーライでうまく行ったし、自分も見つめ直せましたな感じがした。
とんかつに引き続き話題のキャストということで鑑賞した程度なので、ハードル低かったし、三吉彩花が美しかったからまあ良いかw
ただ、藤壺にしても桐壺にしても、お顔が派手過ぎて、申し訳ないけど違和感ありまくり。
若い俳優さんを起用するのは良いけれど、コメディとはいえもう少し何とかならんもんかね。
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