夏への扉 キミのいる未来へのレビュー・感想・評価
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山崎賢人×藤木直人のバディ感が絶妙 清原果耶の佇まいも秀逸
ロバート・A・ハインラインの名作SF小説「夏への扉」という古典中の古典を、初めて映画化するもの。主演は山崎賢人、メガホンは三木孝浩監督。日本に舞台を移してストーリーを再構築。時代設定は原作の1970年→2000年から、1995年→2025年へ。人生の全てを奪われてしまった科学者が、時を超えて未来を取り戻す姿を描いているわけだが、山崎とロボット役の藤木直人のさりげないバディ感が観ていて実に心地よい。また、これからの日本映画界を引っ張っていく存在になるであろう清原果耶の佇まいは、いつ見てもグッと引き込まれるものがある。そして何よりも、この名作に取り掛かった三木監督をはじめ製作サイドには、最敬礼したくなる。
別の世界線のファンタジー作品。時を超える系が好きだが今作には不満が...
別の世界線のファンタジー作品。時を超える系が好きだが今作には不満がいっぱい。
浅くて強引なストーリー。過去に戻ってやるべきことをひたすらこなしている主人公。無表情の藤木直人さんや山崎賢人くんの表情ばかりに尺をとっており、肝心の見たいシーンがない。無難に万人受けを狙い上品にまとめたかったのだろう。壮大なBGMに映像が追い付いていない。
ヒット曲Mr.Childrenの『CROSS ROAD』だけでなく、BGMを全てMr.Childrenにしたら良かったかもしれない。
原田泰造さんと高梨臨さんが演じた佐藤夫妻が出るシーンは好き。
藤木直人さん演じるターミネーター風ロボも個人的に好き。
中盤以降は別にドキドキもしない
ロボット開発者の宗一郎は大事なものを奪われ冷凍睡眠装置に入れられてしまい…。
ロバート・A・ハインラインの小説の映像化作品。序盤こそ胸糞展開なものの、出会う人物が善人ばかりなので特にドキドキもしなかった。でも日本のキラキラSF映画は嫌いじゃないです。
あら意外にも
原作はロバート・ハインラインが50年近くも前に発表したSFの古典的名作。
個人的にはタイムトラベルもののSFは、無意識に本作を評価基準にしているほどの名作なのだ。
それを今さら映画化するという。悪い予感しかしないではないか(笑)
てわけでロードショーでは結局見ずじまいだったのだけど…
あら意外、良いじゃないか。
しまったこれは映画館で見ておけば良かった(笑)
大まかなプロットは原作からほぼ変えず、時代背景や風俗を現代日本に合わせ(ただし微妙に我々の知るリアルとは変えてあるが)、特に原作ではややアブナく見えたヒロインの年齢設定を上げたことで、巧く現代日本の映画として成立させている。
まあ、話の筋は映画の尺に収めるためか、原作の回り道を一切せずに中盤あたりからプロットが見えすぎてしまう嫌いはあるけど、でも巧いシナリオだとは思った。
何より役者陣が良かった。
特に山崎賢人と清原果耶が抜群。
山崎賢人は「アトムの童」でもそうだったが、夢に没頭する技術者の挫折とエネルギーを演じさせるとほんとにハマる。
清原果耶は言わずもながで、まだ野暮ったい女子高生と大人になった女性を短いシーンで観客に納得させる力量は相変わらず。
(メイクや髪型の影響もあるだろうけど)
原田泰造だけは、他の役柄からか、どうしても腹に一物あるように見えてしまうのだけど、このキャスティングは「ミスリード」のつもりだったのだろうか?
中盤以降、話のプロットが見えてしまうので、ミスリードならあまり活きてないように思えるのだけど…
原作未読であれば、そこそこ集中して見ないと話の筋を追いかけにくいのかもしれないけど、古典的名作を巧く蘇らせた良い映画だった。
食わず嫌いは良くないなぁ(笑)
山崎君みたさ。清原さんもファン。猫にかけられた夏への扉というタイト...
山崎君みたさ。清原さんもファン。猫にかけられた夏への扉というタイトルが素敵。ラストで、成熟した璃子と出会う設定がとても素敵だった。藤木さんのロボットも良かったし、未来で待ってた少年もワクワクした。
思ったよりも高評価多い
原作は高校生のときに読んだ。内容は全く覚えてないが、面白かったなという印象だけ残っていて、みんな大好きハヤカワ文庫版で文庫をまだ持ってたので せっかくだから読み返しておこうか、としかしめんどくさくなって読んでない(笑)
みてれば思い出すかな、と思ったがあまりだった コールドスリープのくだりとやたら猫に固執する主人公をうすぼんやりと思い出したのみ
それにしても、なんというかな。
元々はこのハインラインなども先駆者であろうが、
タイムリープや人間そっくりのアンドロイド コールドスリープなど
その後の作品たちがあまりに影響うけて繰り返し描かれてきたので 新鮮味があまりないと思ってしまった
特に日本のアニメはハインラインの影響受けまくりなので 普段からアニメよくみてる人はもしかしたらピンとこないかも
世代もあるかな なんで90年代が舞台なんだろうと思ったけどMr.Childrenの歌ならある程度世代越えて伝わると思ったかもしれない
あとはこんなに恋愛チックだったかなと
もっともどれだけ原作どおりかわからない
けど
原田泰造がけっこういい役だな、と
眞島秀和とその女役?の女優は徹底して悪で アメリカ人原作らしいと思った
そうだなあ まどかマギカやSTEINS;GATEや時をかける少女(アニメ)などでタイムリープタイムループという概念を知ったような若い世代は逆に新鮮かも
わからないけど
邦画のSFは…
邦画のSFって現実感ありすぎて残念になる事多いけど
この映画はその部分を上手く、出来るだけ映さず作ってるので良かったと思う
最初は観るのやめようかと思うほどしんどかったけど
未来に行ってからは無理な設定もそこまで無くしっかり観てしまった
日本のSFとして上位やと思うこのA映画は
重い雰囲気が続く。もう少し和ませるところがあった方がよかった。
2022.09.24@Netflix 2回目。
初回は、2021.06.25@バルト11。期待の清原果耶が出演ということで、劇場公開を待って期待してみた。元々、ロバード・A・ハインラインの原作「夏への扉」を読み、山下達郎の同名曲「夏への扉」にいたく心を揺さぶられ「リッキー・ティッキー・タビー その日までお休み」がすごく印象に残った曲であった。が、そのときはあんまり印象にはなかった。山下達郎の曲が最後の方で掛かると最高だったのだが、そうはならなく、映画の曲はどうも納得がいかない。
ストーリーはなかなか複雑で、現在から未来へ、未来から現在の過去へ。その軸は一つでしかなくどこかが狂うと全体がずれてくる。その辺りのカラクリが明らかになるのだが、結構混乱してしまってフォローできない局面も多々あった。
山﨑賢人、清原果耶もいい雰囲気を出していたが、全体的に二人の置かれた状況は厳しく厚くのしかかってラブストーリーでは全くない。もう少しコミナルなところもあって、メリハリを付けてくれたほうが、私のテイストであった。
ハインラインと猫に釣られてみたら、なんと
面白く観させて頂きました。
私はSF好きとして、ハインラインの夏への扉が原作となると嫌でも見るしかないのですが、多くの人は山崎さん、清原さんを観に来た口かもしれません。
結果、山崎さんと清原さんの焦ったくも初々しい恋愛、それでいて学芸会とは一線を画す、今後を期待させる演技が見られて良かったです(キッパリ)。
私にとって肝心のSFはと言えば、どうと言う事は無かったです(中の人済まぬ…)。
ダセェ
ダセエ! 映像クオリティがニチアサ東映仮面ライダーレベル、安い。
脚本もいちいち、テレビドラマっぽい大衆向き。
演技、演出も客をバカだと設定しているかの、解りやすさ全振り。
もうとにかくチープ!
マイナス2億点だわ。
でもな、よくコレを映像化したわ。
古いSFだけど、SFってコレなんだよ。
化学は、SFは、ご都合のためじゃ無く、人の思いとか、幸せのために有るべきで、化学が全てを救うんじゃなくて、やはり人の思いが人を救うんんだよ。
空想の化学を使い、そこに人の本質を描くのがSFなんですよ。
良くやった、良くぞコレを映画化まで実現した。
原作の力かも知れないけども、SFの素晴らしさ面白さを伝えるに十二分な名作ですよ。
え?さっきマイナス2億点付けちゃった?
プラス2億1千点で、最終結果1千点の良作SFです。
シンプルに上手くまとまったSF
シンプルかつコンパクトにまとまっていて気持ちよく見れる。余計なものがない。山崎賢人も藤木直人も清原果耶も役に上手くはまって安心して観れる。気持ち良く終わるラストも見る側の安心感を裏切らない。低予算でSF映画を作るのは大変だと思うが上手く作ったと思う。
時空を超えて!
30年の時空を超えて、愛する人を助けに行く。
SFラブストリー、
クールなおふたり(山崎賢人と清原伽耶)です。
めちゃめちゃ冷めてます(笑)
さすがクールスリーブ(冷凍冬眠)!!マイナス100度を優に超えてます。
原作が「SFの長老」と呼ばれるロバート・A・ハインライン。
1956年作の「夏への扉」はロマンティストの多い日本で、とても人気です。
ハインラインさんの予言は、
動く舗道、
自動掃除ロボット、
太陽電池パネル、
製図ソフトウエア、
オンライン新聞、
ロボットスーツ、
などなどが実用化されてる流石の「SFの長老」ハインラインさんです。
世界初の映画化で、
2020年。監督:三木孝浩。
1995年から2025年の未来へ愛する璃子(清原伽耶)を助けに行くロボット科学者の
宗一郎(山崎賢人)
その方法はコールドスリーブ(冷凍冬眠)
冷めた時のお世話役がヒューマロイド=ロボットのピート(藤木直人)
(猫のピートの成り代わり?)
ともかく藤木直人さんがチャーミング。
ロボットだから、意思の疎通もままならないのだけど、当意即妙・・・宗一郎の意志を
汲み取るし、お節介だし、お茶目だし、助けるし・・・こんなお世話役ロボットが
本当にほしかった(笑)
そして宗一郎の飼い猫のピート(じっとしてる時はパスタ、動きはベーコンの2匹が担当)
美猫です。大きな瞳が賢そうで、もう心を鷲掴みされました。
あと2025年の、今からたった3年後にタイムワープする宗一郎ですが、
3年後って、そんなに近未来?
冷凍冬眠・・・
タクシーの自動運転、
貨幣はすべてスマホ決済(これはありそうです)
介護ロボットに会社の受付け女性もヒューマロイド、
(受付の女性のロボット演技・・・すごい上手くて笑っちゃった)
ここまで進んでますかねー。
科学的SF設定に苦慮された様子。
多少SFに振り回された感があり、恋愛の切なさとか、盛り上がりに欠けた印象です。
(山崎賢人も終始よれよれのボロ服で、イケメン度を発揮出来ない映画でした)。
過去鑑賞
君のいる未来へ〜ピートと夏への扉〜が適当かな?!
内容は、SFの名作ロバート・A・ハインラインの『夏への扉』を元ネタにした恋愛映画。冷凍睡眠を使い未来へいったりタイムマシンで過去へ戻ったりして恋愛成就する話。好きな言葉は『面倒くさい!』ロボットのピートが発する言葉。あそこまであからさまだと初見で観ては人にも解りすぎていやらしいなぁと感じた。好きなシーンは、主人公のピンチで愛猫ピートが逃げる場面。猫科目🐈⬛の動物ならもっと素早く動くので小説では、文章だけなので簡単ですが、映像化ではこれ程妥協しなければいけないとは動物扱いは難しいっとホトホト感じました。諦めの良さには驚きました。自分もハインラインの本は愛読してますが、全くの別物でタイトルも『キミのいる未来へ〜ピートと夏への扉〜』に変えた方が良い様に感じました。この監督も胸キュン映画監督三人衆の1人と言われる監督で、自分としても一抹の不安しかなかったのですが案の定でした。過去作もソラニンなどを見ましたが原作の良さが活かせていないのには驚きました。映像作品は原作とは別物なのは解りますが曲解されてしまうのは誰の為の作品なのかと言う疑問は払拭しきれません。多分人の良い監督なんだろうなぁ。この作品もSF『夏への扉』と言えば名作。観ないわけにはいけないと思いましたがコロナの影響で延期に延期で結果オンデマンドで観ました。それも今となっては良かったです。映像化は難しいですね。
パスタ ベーコン
エンディングで猫の名と思われるパスタ ベーコン。
料理?いやいやベーコンちゃんのフルネームがパスタベーコンなの?てそんなわけなくてビート役はダブルキャストでした。
ですよねー!アップの顔がスゴいキャルンて碧い瞳で「CG?」て思ったもんな。
全体よく映ってるのがベーコンちゃんでアップがメインのパスタちゃん。
二匹とも太い前手ってに丸々な体でしたよ!
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