夏への扉 キミのいる未来へのレビュー・感想・評価
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もっと大人なSFを見たい。本当は。
ハインラインのあれが遂に映画化ですよ、ということでいそいそ観に行く。事前の宣材物で観た通りデート映画になっていてまあそのような段取りです。以外に90年代が90年代に見えない。ガジェットでハッと気づくけど、建物や服装やインテリアがそうは見えない。で、未来。頑張ってはいる。つまらないとは言わない。ストーリーの進め方はいいと思う。原田泰造は意外に普通にしてるといい、とか思ったりはしたけど、やっぱりこの手の映画の細部がわざとなのかダサく感じる。テレビっぽさというのはもちろん褒め言葉ではなくテレビっぽい。せっかくならスパイクジョーンズの『her』くらいはいきたかった。なぜ東宝系の全国映画はダサいのか。10代20代前半にあわせるとダサくしなきゃいけないのか。いつになったら『アバウトタイム』とかできるのか。SFは細部が大事、と思うと。う〜ん、、ですね。
『よかったね~』と泣ける映画。
ピート(猫)がまずかわいい!
ずんぐりした体にまっくろおめめ。癒されます。
この子(ベーコン君)、岩合さんの映画でも主役猫ちゃんでした。
ただ彼は今回アクション担当らしく、アップは寄り担当のパスタ君みたいで本当にかわいいです。
まず、主人公がとにかく不幸です。謎の不幸連鎖。
ここまで?と思うくらいひどい。
色んな伏線もなんとなーく、事前にあらすじをみていたら理解ってしまいます。
ただこの映画の良いところは、なんとなく理解ってしまっても全てハッピーな回収をしていくので心地よくみれました。
とても爽やかな感動が残る、といいますか。
描かれている時代も90年代で、40代の人は懐かしさもあると思います。
そして数十年後の未来、ここまで変わっているかは微妙だったのでここはもう少し先の設定でも良かったのでは?と思ってしまいましたが、全体的にはとても良い作品でした。
LiSAさんの主題歌もピッタリで、エンドロールを幸せな気持ちでみれました。
夏休み課題図書のような作品です。
コロナ禍で、梅雨入りで、五輪騒ぎで、
いろーんな意味でジメジメしてる昨今。
夏に向かって、少しでもスカッとしたい
方、特にオススメです。
夏休みの宿題として鑑賞感想文の題材と
したいくらいの王道SF作品。
原作未読です。でも、ネットでざっと
あらすじを読みました。なるほどー。
よく作られた脚本ですね。原作の
おおよそのエッセンスは放り込まれ
お話として成立できてます。
僕としては序盤の青臭い
世間知らず度200%の宗一郎にイライラ
とか、あれ?タイムパラドックス発生
してないか?とか、ちょいとうまく
進みすぎないか?などなどありますが、
まー、細かいことを言ったら無粋。
楽しいエンタメ作品として振り切って
ますから、楽しんだモン勝ちでしょう。
BTTFオマージュっぽいのもあり、
藤木さんの良い味あり。
良作でした。
ラストシーンがすごく良い。
猫とロボットのピートがいい
大規模な恋愛映画
恋愛映画のジャンルは絶対観たいので、キャスト的にも監督的にも大変期待をしておりました。
しかし、タイムスリップしたあたりから全く分からなくなりました。少し前にタイムスリップする系の連ドラを見た時は、本人が2人いるということはなく納得して観ましたが、こちらの映画はそこの所が大変不思議で、再びコールドスリープし眠りから覚めた時には猫ちゃんもいて、正直展開に着いて行けてませんでした。
最後はハッピーエンドで良かったといえば良かったですし、悪い人には天罰がくだる所も好きな展開なのですが、スケールはここまで大きくなくて良いから、甘い甘い場面がある恋愛映画がやっぱり好きです。
テンポ良い
テンポ良く進んで行き、最後まで楽しめました。
ただ、テンポが良い分、ラブストーリー感は薄くなっている気がしました。
音楽や抱きしめた時の光の当て方なんかは、三木監督のラブストーリーって感じは有ったかな。
あと、ロボピートと受付ヒューマノイドのラブストーリーは、見てみたいと思っちゃった。
だって、ピートが凄く応援したくなるキャラなんですもの。
それから、興味深かったのはパンフレット。
折り返しになったページに、ネタバレのタイムラインが有る親切設計。
これ、三木監督の『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』のパンフレットにも有ったんですよね。
監督の優しさでしょうか。
なんかつまらんかった。
原作の素晴らしさがよく表現されている。
オマージュがありそう
定番かな
必要なシーンが大団円に向けて緻密に積み上げられていく
ストーリーやシーンを書くとネタバレになってしまうのでレビューが少し難しいが、とにかく本作品は面白い。飽きずにワクワクしながら観られる。主人公の状況が二転三転するという意味では、同じ三木孝浩監督の映画「君の瞳が問いかけている」と同じで、波乱万丈と言っていい物語がテンポよく展開する。
「君の瞳が問いかけている」では、ヒロインを演じた吉高由里子の芝居に感心したが、そこまでには及ばないとしても、本作品での清原果耶の演技は相当なもので、どちらかと言えば表情に乏しい山崎賢人の芝居を補って余りあるものがあった。
山崎賢人の演技が悪い訳ではないが、日常の範囲での常識的でフラットな演技をすることが多くて、相手役や脇役の芝居が彼の存在を引き立たせるような感じなのだ。松岡茉優が相手役だった映画「劇場」もそうだった。
本作品では清原果耶の他に、アンドロイド役の藤木直人がその役割を果たしていて、科学者とは思えない主人公宗一郎の間抜けぶりを傍らで助ける。この役は演じるのが愉快そうな役で、藤木直人は如何にも楽しそうに演じていたし、その演技が見事だった。夏菜が如何にも性根の悪そうな典型的な社長秘書を演じているのがハマっていたし、30年後の彼女はケッサクだ。田口トモロヲは流石の演技力で、本作品のキーパーソン遠井教授を怪演。
物語は大方のSF小説を原作とする映画がそうであるように予定調和的だが、必要なシーンが大団円に向けて緻密に積み上げられていく演出が秀逸で、大変に見応えがあった。
面白いので人に勧めたいが、面白さを説明しようとするとネタバレになってしまうので、とにかく面白いから観てみるといいとしか言えない作品のひとつである。
素敵な作品でした!
イオンワンデーフリーパスポート4本目
事前情報はほとんどなしでの鑑賞でしたが、ラブストーリーを絡めたSF作品で、最後まで楽しく鑑賞できました。本作では、コールドスリープ、時間転移装置、アンドロイドなどが登場し、それらが当然のことながら物語のカギとなるので、SF好きにはたまりません。
優秀なロボット開発者である高倉宗一郎が、信頼していた仲間に裏切られ、開発中のロボットや研究成果などを根こそぎ奪われたあげく、強制的にコールドスリープさせられる。30年後に目覚めた高倉は、時間を超えて、奪われたものと失った未来を取り戻すというストーリー。鑑賞後に知ったのですが、原作は60年以上前のSF小説らしいです。それこそ、タイムマシンで作者に観せてあげたくなるほど、おもしろい作品でした。
この手の物語でありがちな小難しい技術や理論の説明はほとんどないので、すんなりと作品世界に入っていけます。また、タイムトラベル要素があり、前半の伏線が回収されていく感じも心地よかったです。タイムパラドックスや時間軸の問題など、多少理解が追いつかない部分もありましたが、テンポよく展開していくので、さほど気になりませんでした。ラストも感動的で、思わずうるっとしてしまいました。
主演の山崎賢人くんは、なんだか久しぶりにスクリーンで観ましたが、以前より落ち着いた感じでいい役者になった気がします。ヒロインの清原果耶さんは、安定の透明感でぴたりとハマり、藤木直人さんは、難しいアンドロイド役を好演していたと思います。脇を固める、眞島秀和さんや原田泰造さんもよかっですが、今回注目すべきは夏菜さん!宗一郎の婚約者からの憎々しい豹変ぶりが印象的でした。彼女の新たな一面を見た気がします。
どんな逆境にあっても、諦めずに前を向いて、今の自分にできることをする、「夏への扉」にはそんな意味が込められているのかなと感じました。素敵なタイトルです。
山崎賢人、お主はなぜ老けぬ?
テンポ良く伏線を回収していき、全てが繋がった所で頭
を抱えた。
また起承転結が分かりやすく、ストーリーも面白い作品であった。
ただ、タイムリープはTENETと似ている部分があったかな。
三木作品好きには物足りない⤵️
なんとなく2時間観た、そんな感じでした。
三木監督の作品となれば期待する作風があります。
まして、今回は山﨑賢人さんと清原果耶さんの共演。
三木作品代表作の「ぼくは明日〜」にチョイ役で出演した清原果耶さんの満を辞しての本作。
原作、あらすじ情報無しで飛び込んで、勝手に想像した自分に反省です。
三木孝浩監督作品で初の⭐️3😞
しかし、この2人をスクリーンで長時間観ているだけで満足させられる演技力には文句なしだ。
やはり出てきた野間口徹さん🤣
三木作品には欠かせないワンポイントキャスト。
押さえてます。
原作をよく知る方は概ね映画化に不満が無さそうですが、三木孝浩監督作品を知る人は、ん?ん?何かが足りない、って感じかもしれません。
ま、色んな作風にチャレンジする事もありだと思うので、これはこれとして有意義に鑑賞出来たと思います。
黒幕はバレバレでしたね。
フレッシュ!フレッシュ!フレッシュ!
原作の何たるかも知らずに鑑賞。30年という期間なんてのも『バック・トゥ・ザ・フューチャー』に似てるな~などと思ってたのですが、調べると、このBTTFが原作の「夏の扉」からヒントを得たものだったと知った。あ~これこそタイムパラドクス。原作パラドクスだよ、やられた。
今も朝ドラのヒロインとして活躍する清原果耶。時を遡ること9年、なんと夏菜も朝ドラ「純と愛」でヒロインをやっていた。ちょっとセクシーな女優としては珍しいんじゃないか?などと当時から思ってましたが、彼女はショートカットがよく似合う女優でもあります。まさしく“髪を切ったわたしに”なのです。あ、朝ドラといってもドラえもんじゃないですよ。
途中、タイムトラベルするときにターミネーターみたいな登場の仕方をしていましたが、やっぱりオマージュなのでしょうか。コールドスリープを軸にタイムマシンを加えるという入れ子状態は70年前の作品と思えないくらいです。また、氷漬け70年というキャプテン・アメリカも影響を受けたのかしら・・・
タイムトラベルはパラレルワールドなど、基本の時間軸ともう1本別の時間軸を考えればわかりやすい。などと、最近MCUを総ざらいしていて気づいたのですが、やっぱりアメリカはそのあたりがうるさい。『エンドゲーム』では人口の半分が存在しなかった5年間をちゃんと残しているし、ドラマの「ロキ」では基本の時間軸が枝分かれすることをタイムキーパーが管理してリセットする。タイムパトロールの皆様、いつもありがとうございます。
おっと、話が分岐してしまいましたが、この作品では枝分かれするんじゃなくて「ループする」などとトモロヲ博士が言ってました。たしかにループ!“明日”のことが最も大切なんですよね。トモロヲだけに。
と、そんなこんなで評価点数があまり上がらなかったのは盛り上がりに欠けていたことでしょうか。わくわく、ドキドキしなかったんですよね。歴史を元通りにして、改変しないこと。キャプテンがインフィニティストーンを返しにいったように・・・そんな感じでした。
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