劇場公開日 2021年6月25日

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夏への扉 キミのいる未来へのレビュー・感想・評価

全224件中、41~60件目を表示

3.0及第点。なぜこの原作、日本で大人気なんだろう…

2021年9月12日
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鑑賞方法:映画館

ハインラインの(特に日本で)人気SFの映画化だが、内容はプロットをもらって、日本を舞台にした「似たストーリー」を撮ってみたもの、と思った方がいいです。そのきわだつ部分は、原作では構想にとどまっている「護民官ペトロニウス(ピート)」が本作では完成し主人公とともに活躍するとなっている点。その設定は自分も楽しく観られたので、成功しているのではないでしょうか。

自分の中では及第点って感じでした。山崎さん、清原さん、藤木さん、みな頑張っていたし。そうなんだけど、なんだかなあ・・・

映画化にあたり、何度もトライしなぜか読み終えることができなかった原作を始めて完読した。日本で大人気だった理由を、WikiPediaは「そのロマンティックなストーリーが日本のSFファンに愛され」としているが、自分は、「科学技術は素晴らしい未来を切り開く」という原作の根底に流れる思いが、刊行された1958年当時の日本人にジャストミートしたのではないかと思う。かつ、主人公ダンは、科学者ではなく技術者だということもミートしたのではないだろうか。新しい理論を完璧に理解しなくても、それを使いこなしていく技術者という主人公像は、これから高度成長期を迎える日本のすでに技術者になっていた人、そしてこれから技術者になろうとしている多くの若者たちに、大きな夢を見せてくれたんだと思う。

原作は楽しく読んだのだが(とうとう完読できたのだが)そっちで満足してしまったせいか、自分にとって、本作はなんだか淡々とした映画だった。なにが足りないのか、よくわからないが、なんだかエンタテインメント性に欠け、訴えてくることもなかった映画だった。

<おまけ・原作を読んでの感想の続き>
原作に描かれる 「オートマチックセクレタリー」 は、主人公が人口冬眠から覚めた30年後でもまだ実現していない。 「音声文字認識」である。 GoogleやAppleのSiriがかなりのレベルでそれを行なっている日常を過ごす俺たちには、この実現が非常に困難と描かれている本作は、意外に映るかも知れない。
しかし、作者が本作を書いた1956年は、コンピューターは既にあったとは言え、まだまだ基礎的機能の拡充段階、インターネットもその始点となるARPAネットの誕生1969年を十数年後に待つ時期だった。それを考えると、それを用いた並列処理と機械学習の仕組みによって、たった60年後にこれほど精度の高い言語認識ができるようになると予測することは、SF作家であっても難しかったということだ。これは、ここ30年でのコンピュータとインターネットの発展がいかに急速なものだったかを示す例だと感じる。現代で言う3D CADにあたる 「製図機ダン」は、原作の30年後の世界ではちゃんと出来上がっている点をみても、機械学習の発見がいかにエポックメーキングな出来事なのか、改めて痛感させられる。

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CB

3.5わかりやすいSF

2021年8月22日
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鑑賞方法:映画館

インスタ仲間さんの紹介で、原作がアメリカのSF小説とのことで何となく引っかかる感じでしたが、記憶の扉が開いちゃいました。
「高校生の時に読んだことある!」

映画館で鑑賞後、改めて原作も読みました。
記憶というのは不思議ですね。経験の事実だけではなく、情動などとともに記憶されていることに改めて気づきました。
「夏への扉」の読書記憶とともに、30年以上前にタイムスリップして、当時の友人や、部活動のことなどをふんわりと想い出しました。

映画は、わかりやすいSF映画恋愛映画。
最近複雑なプロットの作品が多い中、正直物足りなさもありますが、安心して鑑賞できます。

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まさ

3.5又またタイムリープ物にハズレ無し❗

2021年8月18日
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鑑賞方法:映画館

ちょっと題名が地味で内容が分かりづらいかも
でもいい出来でした。

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ムロン

4.0爽やかな美しさ

2021年8月7日
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配役が完璧で、他には無い爽やかな作品。
内容も分かりやすくて面白く、終始引き込まれた。
笑ったし、泣いたし、猫に癒されたし、、。見て良かったと心から思える作品でした☺️

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moppi

3.5口答えする機械

2021年8月5日
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鑑賞方法:映画館

原作既読なので、今これやるのと期待半分不安半分でしたが。
時代設定のスライドと、パラレルワールド宣言(してるも同然)の改変は大正解! ピートが原作ほどはかわいく思えなかったが、その分アンドロイド藤木が大活躍でおいしいところかっさらっていくのが楽しく、これは良い原作改変だった。璃子の設定もアップデートされていて、穏当なところ。
ストーリーやプロットもろもろは、分かりやすすぎない程度にはなっているので、驚きはないが手堅くまとめていた。
これでピートがもっとかわいくて、アニマトロニクスでも使って、もっと夏への扉探す感あればよかったが。

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なお

3.5原作未読

2021年8月5日
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率直にいうと面白みに欠ける。
ストーリー自体はよくまとまってるし、何か大きな破綻や変なところがあるわけではない。
あえて言うなら“整いすぎている”そう思った。
全てのパーツがひとつも逃すことなく埋まっているからこそ物語として盛り上がるところがどこかがわかりにくい。

あと、未来に行くまでの話が長い。
いや、全体を通してみるとあれだけの分量をかけて現代パートをしっかりと描く必要があることはわかる。
しかし、CMでタイムスリップするSF物という知識が入ってしまっているがために「いつ主人公が未来に行くのか」とヤキモキしてしまった。
そういう意味ではこの作品はあまりSFというところを打ち出さずに宣伝するべきだったのかもしれない。(もちろん原作が世界的なベストセラーなのでなかなか難しいことではあると思うが。)

特筆すべきはSFに関する演出と美術。
最初に3億円事件などの史実に混ぜて時間転移装置というフィクションを紹介するので、ロボットの発展具合等々のSFが現実と見事にフィットしていて全く違和感を感じなかった。

さらに、未来の世界の美術も極端にSFにせず、白を基調とした美術によって、ほんのりとSF要素を足しているのが良い。
なんなら作中に登場した自動運転タクシーなんかは本当に4年後には登場していそう。

加えて、藤木直人さんの怪演。
ヒューマロイドという人間とロボットの中間という役柄を動きで気持ち悪くなりすぎず表現していてリアルなSF世界の構築に一役買っていた。

他にもアンドロイドのエキストラの方の動きもレベルが高かった。

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よっちゃんイカ

1.0ポンコツB級映画

2021年8月4日
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愛すべきタイプのB級じゃなくてまじでつまらんタイプのやつ

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みんみん

4.0タイトルなし(ネタバレ)

2021年7月28日
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👘

4.027歳?

2021年7月26日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

幸せ

①始まりはどこ?⇨タイムループものの王道
②ラスト見つめ合う2人⇨純愛ものの王道

爽やかに大団円👏👏👏

・復讐物語なんですが安心して観られていい
・笑いの得意な俳優さんのシリアスな演技
・夏菜さんの怪演(美人だけになおさら)
・彼女が彼と対等になるための手段

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しろくま

4.0そゆことか!

2021年7月25日
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鑑賞方法:映画館

話の流れもテンポよい。
タイムスリップものの「ん?」っていうところもあったけど、この話における理論みたいなところは納得。

そして、山崎賢人と清原伽耶、藤木直人の演技もさすがという感じ。
伽耶ちゃんの健気な恋心と真剣な表情に引き込まれる。

笑えるところもたくさんある良作。

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まっしー

5.0どこか日本的でさわやかなSF映画

2021年7月25日
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なんと言ってもサバトラ?のピートに尽きます。観終わった後は、山下達郎の名曲「夏の扉」を聴きながら余韻に浸りました。

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さばとら

3.0ストーリーのメインが分かりにくい

2021年7月24日
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ともちゃん

4.0ロボットと人間が仲良く共存している、『Detroit: Become Human』が理想としたような世界を舞台にした一作。

2021年7月23日
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1956年に発表されたハインラインの名作小説を原作としているためか、作中のSF要素は、『テネット』などと比較して極めてシンプル、というか素朴です。これはもちろんハインラインの設定に問題がある、という意味ではなく、執筆当時の、少年少女達が科学の未来に無限の可能性を抱いていた時代ゆえの、未来に対する信頼感、肯定感が作品を裏打ちしている、ということです。

原作は1970年代から2000年代を舞台にしているため、現時点では既に過去となった時間軸となっていました。そこで本作では1995年から2025年という、微妙に過去の世界から微妙に未来の世界に時代設定を移行させています。この映画ならではの設定はなかなか絶妙で、インターネット黎明期からスマホ全盛期移り変わる中で、どのように世界が変わっていったのかを、そのギャップをスマホやキャッシュレスに驚く山崎賢人、という実に見事な方法で見せています。タイム・パラドックスについて何の言及もなかったり、主人公の周辺がいい人ばかり(あるいは分かりやすい悪人)だったりする点は気にならなくもないけど、その分置いてけぼり感を持つことなく、安心して鑑賞できます。既存のSF作品におけるコンパニオン・ロボットは、従来女性型が多かったけど、今回は藤木直人演じる中年男性ロボットが主人公と行動を共にします。『ターミネーター2』(1991)のA・シュワルツェネッガーとE・ファーロングのような関係性ですが、藤木直人は持久走が得意なことを除いてはそれほど超人的な能力を持っていない、というか結構感情の赴くままに行動しており、作中で最も次の行動が予測できない、面白い役どころでした。

一方女性役については未消化な部分が目立ち、夏菜演じる白石鈴の末路の描き方はあれでいいのか、とか、清原果耶演じる松下璃子の重大な決意について、あんなにあっさり済ましてよいのか、など、ちょっと「軽いタッチ」で済ませるにはひっかかりが大きい部分が目立ちました。脚本の段階で枝葉の部分を落としすぎたのかな?と勘ぐってしまいました。

本作の製作に当たっては、プロデューサーの小川真司氏が特に力を入れていたようで、インタビュー記事も読むといろいろと発見があっておもしろいです。

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yui

1.0ストーリー改変で

2021年7月23日
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以前に原作を読んで、面白かった小説と記憶に残っている。が、この映画は全然ダメ。ストーリーの改変でグダグダ。小説ではちょい役だった女の子との絡みがほぼメインイベント。また、独自に作られたあのキャラ、あのアンドロイドみたいなロボットは、何の必要性があってあれほど存在感が有るんだ?で、一緒に過去に戻る必要あるの?あと、幼いときに主人公に憧れていた少年がライバル会社社長になって・・・というのは話を難しく登場人物を無駄に増やしている。原作のヌーディストクラブでの出会いが日本ではありえないのはわかるが、もっと登場人物をスッキリさせて欲しい。小説読んでなくて、この映画を初めて観た人はごちゃごちゃしたストーリーおよび登場人物がよく追えると思う。

好きな俳優・女優でも出てれば、印象も違ったのだろうけど、好きな小説だったという理由で観た者にとっては苦痛。SF小説が二人の恋愛映画になってしまっている。

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熱帯雨林

4.0多分、恋愛物

2021年7月23日
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SF仕掛けの恋愛物でした。
後半の伏線回収が見ていて心地よかったです。
何となくバックトゥーザフューチャーへのオマージュを感じました。
悪女役も良かったです。

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rakugoya1

3.0爽やかでライトなSF

2021年7月22日
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天才科学者が時間を超えて大切な人と自分の未来を守る。
よくある話ですが、俳優陣が皆爽やかで、展開もとてもライトなので、軽い気持ちで観るには良いと思います。
あとネコがめちゃくちゃ可愛い。

特に新鮮な要素はなくテンポも良くないので退屈に感じる部分もありますが、俳優陣のファンなら楽しめると思います。

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まだまだぼのぼの

4.0うまくまとめられている佳作

2021年7月20日
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すみれ7878

3.0SF&純愛ラブストーリー

2021年7月19日
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いつものタイムループ系のかと思いきや、かなり純愛要素が強めのラブストーリー。
過去でJKに手を出さないところは個人的に好感度◎
不可解な点と点がつながっていくことで、疑問が紐解かれていって快感だった。
山崎賢人ってやっぱり演技上手い。

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50

4.5今で古典的ともなったSFをうまく映像化している。

2021年7月17日
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今で古典的ともなったSFをうまく映像化している。

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アベカン

4.0最高の相棒 ピート×2

2021年7月14日
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オープニングでそんなに昔の年代の話?って、少し予想外だったけど上手い流れで、ストーリーに惹き込まれた。清原果耶の透明感溢れる佇まいに山崎賢人のソフトな感じが素晴らしくマッチしていてベストなふたりでした。あと藤木直人さんが出て来た瞬間、もっと若い役者さんの方がいいのでは〜と勝手に思ったことを直ぐに反省しました。主役のふたりが活かされているのと、ロボットの機械的な中に奥深い温かみのある感情を無機質な表情のままに感じさせるのは素晴らしかったです。あと夏菜さんは、GANTZ以来の敵役でした。

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☆まぁ☆
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