夏への扉 キミのいる未来へのレビュー・感想・評価
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時空を超えて!
30年の時空を超えて、愛する人を助けに行く。
SFラブストリー、
クールなおふたり(山崎賢人と清原伽耶)です。
めちゃめちゃ冷めてます(笑)
さすがクールスリーブ(冷凍冬眠)!!マイナス100度を優に超えてます。
原作が「SFの長老」と呼ばれるロバート・A・ハインライン。
1956年作の「夏への扉」はロマンティストの多い日本で、とても人気です。
ハインラインさんの予言は、
動く舗道、
自動掃除ロボット、
太陽電池パネル、
製図ソフトウエア、
オンライン新聞、
ロボットスーツ、
などなどが実用化されてる流石の「SFの長老」ハインラインさんです。
世界初の映画化で、
2020年。監督:三木孝浩。
1995年から2025年の未来へ愛する璃子(清原伽耶)を助けに行くロボット科学者の
宗一郎(山崎賢人)
その方法はコールドスリーブ(冷凍冬眠)
冷めた時のお世話役がヒューマロイド=ロボットのピート(藤木直人)
(猫のピートの成り代わり?)
ともかく藤木直人さんがチャーミング。
ロボットだから、意思の疎通もままならないのだけど、当意即妙・・・宗一郎の意志を
汲み取るし、お節介だし、お茶目だし、助けるし・・・こんなお世話役ロボットが
本当にほしかった(笑)
そして宗一郎の飼い猫のピート(じっとしてる時はパスタ、動きはベーコンの2匹が担当)
美猫です。大きな瞳が賢そうで、もう心を鷲掴みされました。
あと2025年の、今からたった3年後にタイムワープする宗一郎ですが、
3年後って、そんなに近未来?
冷凍冬眠・・・
タクシーの自動運転、
貨幣はすべてスマホ決済(これはありそうです)
介護ロボットに会社の受付け女性もヒューマロイド、
(受付の女性のロボット演技・・・すごい上手くて笑っちゃった)
ここまで進んでますかねー。
科学的SF設定に苦慮された様子。
多少SFに振り回された感があり、恋愛の切なさとか、盛り上がりに欠けた印象です。
(山崎賢人も終始よれよれのボロ服で、イケメン度を発揮出来ない映画でした)。
過去鑑賞
君のいる未来へ〜ピートと夏への扉〜が適当かな?!
内容は、SFの名作ロバート・A・ハインラインの『夏への扉』を元ネタにした恋愛映画。冷凍睡眠を使い未来へいったりタイムマシンで過去へ戻ったりして恋愛成就する話。好きな言葉は『面倒くさい!』ロボットのピートが発する言葉。あそこまであからさまだと初見で観ては人にも解りすぎていやらしいなぁと感じた。好きなシーンは、主人公のピンチで愛猫ピートが逃げる場面。猫科目🐈⬛の動物ならもっと素早く動くので小説では、文章だけなので簡単ですが、映像化ではこれ程妥協しなければいけないとは動物扱いは難しいっとホトホト感じました。諦めの良さには驚きました。自分もハインラインの本は愛読してますが、全くの別物でタイトルも『キミのいる未来へ〜ピートと夏への扉〜』に変えた方が良い様に感じました。この監督も胸キュン映画監督三人衆の1人と言われる監督で、自分としても一抹の不安しかなかったのですが案の定でした。過去作もソラニンなどを見ましたが原作の良さが活かせていないのには驚きました。映像作品は原作とは別物なのは解りますが曲解されてしまうのは誰の為の作品なのかと言う疑問は払拭しきれません。多分人の良い監督なんだろうなぁ。この作品もSF『夏への扉』と言えば名作。観ないわけにはいけないと思いましたがコロナの影響で延期に延期で結果オンデマンドで観ました。それも今となっては良かったです。映像化は難しいですね。
東宝がマンネリを打破しようとした映画!!
海外原作×いつもの東宝、という不思議な感覚を味わう事ができました。序盤が取っ付きにくいですが、株主総会から入り込む事ができました。粗削りかつ予定調和満載で、再度コールドスリープに入る動機が薄く感じました。悪役もあっさりいなくなって主人公無双になり、過去に戻って万馬券を当てるぐらいのチートで、結局は配信アニメのような後味で冷めました。すぐ謎を解いてしまいますし、未来でももっと酷い目にあって欲しかったです。95年は今より活気があったのでこれで良いのか分かりませんし、もっと上手く作れる制作者がいると思いますが、東宝がマンネリを脱したいとした意欲的な作品だとは思います。
パスタ ベーコン
エンディングで猫の名と思われるパスタ ベーコン。
料理?いやいやベーコンちゃんのフルネームがパスタベーコンなの?てそんなわけなくてビート役はダブルキャストでした。
ですよねー!アップの顔がスゴいキャルンて碧い瞳で「CG?」て思ったもんな。
全体よく映ってるのがベーコンちゃんでアップがメインのパスタちゃん。
二匹とも太い前手ってに丸々な体でしたよ!
はじめはぐだぐだ途中退席も考えたけど だけど
はじめは、主人公があまりにぐだぐだ。途中退席も考えたけど だけど頑張って我慢して見ました。後半、見事に回復。「主人公が 頑張って 最後に目的を達成」しました。
さらには、最終的には、ハッピーエンド・大団円の自分的には、2021年の2トップの映画でした。
日本の映画は、ハリウッド映画見たいにお金はかけられないのでしょうけど、
この映画のように(?たぶんですが)あまりお金をかけないで、でも和風テイストの良さを生かした映画に活きるのが良いのではないかと思います。
できることであれば、(悪女,悪男の)大人のラブシーンもちょっとはあった方がよかったような気もするのですが、まぁーそこは、和風映画のアレンジと言うことで。。。
最近観た中では一番良い作品
トントン拍子で進みすぎという評価も見受けられましたが、個人的にはそれが心地よくて気持ちよかったです。清原果耶さんのお芝居が素敵でした。
いいね👍️
清原果耶、いいですよねー。「まともじゃない……」の絶妙さはさもありなん。つっこみたい所はあるものの、その昔、映画解説者が、映画は映画だ、楽しめばいい てな事を言った事がある。元々は海外映画は必ず字幕、邦画は面白くない と思っていた映画オタクだったが、歳を重ねて字幕が面倒になったりして、吹き替えや邦画を見るようになり、色々理屈も捏ねて来たが、今は、面白ければいいと思っている。いいじゃあないか、細かいことは(笑)面白かった(^-^)v
30年後が2025年
タイムトラベルと冷凍冬眠を組み合わせた、タイムパラドックスドラマ。
主人公(山崎賢人)は天才科学者だが、友人にだまされ、技術を乗っ取られてしまう。
そして30年の冷凍冬眠カプセルに入れられてしまう。
目覚めるとなんかおかしい。
妹(清原果耶)にしたのか。
罠にはめられ、研究を全て横取りされてしまった科学者が30年前の世界...
罠にはめられ、研究を全て横取りされてしまった科学者が30年前の世界にタイムトラベルして反撃する。
まず夏菜の完全なる悪役ぶりがお見事。
藤木直人のロボット役もおもしろい。
終盤に見せた笑顔が素敵だった。
ただ、主人公はなぜ自分の家を爆破したのだろう。
そのせいで義理の妹が一度は爆死してしまったのだから。
また、30年前にタイムトラベルした主人公が再び冷凍睡眠で30年後に戻るのは分かるが、元々30年前に存在していた主人公はどうなってしまったのだろう。
夏への扉の映画化!まじで?まじでした。
ハインラインの夏への扉を愛読していました。
わたしだけ。──なわけがありません。
せかいじゅうで、多少でもSFをかじったことがあるひとなら、これがどれほどの名著か、くちを酸っぱくして語るにちがいありません。
もちろんこんにちでは、古典のようなポジションになっているでしょうし、わたしも今はSFの熱心な読者とは言えませんが、かつて(昭和や平成時代に)好きなSFベスト集計──のようなコンペティションがあったばあい夏への扉が入ってないことはありませんでした。
夏への扉のみりょくはひとえに生き生きとした登場人物の描写です。コールドスリープやタイムトラベルが狂言回しになっていますが小難しい話はいっさいありません。血湧き肉躍る冒険と恋愛の物語です。お読みになれば世界中のSFファンがこの作品を愛していることは自明です。
したがって夏への扉の映画化にたいして、思ったのは「かくごはできてんだろうな」しかありませんでした。
まだこれが「クリストファーノーランが挑んだハインライン」──とかだったらぜんぜん解ります。ところが日本映画です。山崎賢人とか出ちゃってます。
わたしはコアな漫画ファンが映画化のたびに「原作とちげーだろ」と紛糾する現象を、傍目で嘲笑しているタイプのヤな奴です。しかし夏への扉の映画化となりゃ、わたしだって「原作とちげーだろ」と絶叫するかもしれません。
つまり見るに際して「かくごはできてんだろうな」しかなかったわけです。
まず夏への扉に愁嘆場はありません。会社乗っ取られた辺りから要所要所泣きが入りますが、これは日本映画ならではの予定調和であり、2021年の映画だそうですが、1957年刊の小説、夏への扉には、そのてのお涙ちょうだい描写はありません。ダンは陽気な男で相棒ピートと軽妙に会話しながら難局を切り抜けます。いちども嘆き悲しんだりしません。
もっと根本的なことですがダンは三枚目です。(私見ですが)イメージは未来世紀ブラジルの頃のジョナサンプライス。日本なら濱田岳とか伊藤淳史とかの感じです。なにかにつけ日本映画は山崎賢人推しですが(個人的に)この無味無臭な役者のみりょくがわかりません。
いっぱんにハンサムだって、なんらかの風合いを持った人が役者やるわけであって、たとえば外国人俳優が居並ぶプレミアで、このひとが写った写真に「おいきみ客席もどりなさい」って言いたくなるのは、おそらくお解りいただけるでしょう。よくもわるくもゲーセン巡回してるお兄さんなのであって映画的なダイナミズムがまるでない──と個人的に思っています。
また、映画で人間をつかって──わたしはロボット/サイボーグ/ヒューマノイドです、は、やってはダメだと思います。その設定上で人間がロボット的な動きをするのは(ものすごく)白けます。そもそも藤木直人の演じた(ヒューマノイドだかの)キャラクターは原作には存在しません。だいたいなんで藤木直人?山崎賢人と双璧の謎キャスティングでした。
個人的な歯ぎしりは置いてもダンはどこまでも陽気でユーモアのある男でした。ハインラインの、あの浮き浮きするような雰囲気は日本映画に望むべくもないことなのはわかっていましたが、逐一じめじめとしたエモーショナルに落とすのが(いつもながら)嫌でした。
原作はブツ切りかつ改変されていました。が、限られた予算でつくられた映画──なのはひしひしと伝わってきました。それゆえ無碍な批判は酷でしょうが、どだい夏への扉なんてムリな話です。映画化不可能を確認させてくれた映画化でした。
悪くはないんだけど
何か物足りないかなぁ。此処が見せ場だ!と言う山場に欠けるのと、少し分かりにくい部分が。
原作未読なので、冷凍睡眠会社兼保険会社が何気にポイントになるなんて分からないから、会社名をうろ覚えでいると、「ん?」ってなってしまう。
主人公が過去に戻る所で、ピートとの別れのシーンで本来なら、チョット感動するべき所なんだろうけど、前半の過去編で時間を使い過ぎて、未来でピートとのやり取りのシーンが少ないので、別れる所であまり感動しない。まぁ、結局ピートも付いて来ちゃうんだけどね。
原作情報をサクッと見ると、一緒に会社を経営していた相棒と悪女に裏切られる、冷凍睡眠会社兼保険会社が潰れて自分の資産が無くなる部分は原作通りの模様。裏切る二人絡みの部分を減らして、未来と過去に戻っての解決編に時間を取った方が。
また、原作の頃のアメリカの法律は知らんけど、冷凍睡眠会社兼保険会社が潰れたからと、契約者の資産まで無くなるのは現代の感覚からしておかしいかな。
ロボット・ピートの藤木さん、悪くはないんだけど、男性しかも有る程度の年齢以上になると、髭の毛穴、シワ等が気になってしまう。いっその事、髭を伸ばすか、若い女性にした方が良かったんじゃないかな。ピートが男性である必要性は無かったし。
素直に感動出来なかったです。
監督が昔から大好きな三木孝浩さんだったのでハズレはないだろと思いDVDで鑑賞しました。
映像が綺麗で、山崎賢人さんや清原果耶さん、藤木直人さんや猫など登場人物のキャラもとても良かったです!
しかし、ストーリーが初めから助かる未来で、その後はなぜその未来になったかの説明みたいになっていて個人的に納得できなかったです。『黒幕は俺だ』と言われた瞬間『はっ?』という心の声が漏れました。
話の展開が早すぎ
開発者である高倉。
あるすごい発明をしたが、会社に裏切られ、研究のすべてを奪われた。
そして、高倉は会社の人間によって冷凍にされ、眠らされた。
30年後に目を覚ました高倉は、その間に何があったのかを調べ、自分がするべきことを知りそれを実行したという内容だった。
話の展開が早すぎてなにか物足りない気がしました。
もう少し、黒幕が誰なのかとか話を引っ張って欲しかったです。
昔と現在の高倉が、協力するのかと思っていましたが、それがなく残念でした。
あと、会社の人間高倉からすべて奪ったのに活かしきれていないのだったら、あの話の展開必要あったのかと思いました。
コールドスリープのCMに小林涼子さん出ていて、良かったです。
及第点。なぜこの原作、日本で大人気なんだろう…
ハインラインの(特に日本で)人気SFの映画化だが、内容はプロットをもらって、日本を舞台にした「似たストーリー」を撮ってみたもの、と思った方がいいです。そのきわだつ部分は、原作では構想にとどまっている「護民官ペトロニウス(ピート)」が本作では完成し主人公とともに活躍するとなっている点。その設定は自分も楽しく観られたので、成功しているのではないでしょうか。
自分の中では及第点って感じでした。山崎さん、清原さん、藤木さん、みな頑張っていたし。そうなんだけど、なんだかなあ・・・
映画化にあたり、何度もトライしなぜか読み終えることができなかった原作を始めて完読した。日本で大人気だった理由を、WikiPediaは「そのロマンティックなストーリーが日本のSFファンに愛され」としているが、自分は、「科学技術は素晴らしい未来を切り開く」という原作の根底に流れる思いが、刊行された1958年当時の日本人にジャストミートしたのではないかと思う。かつ、主人公ダンは、科学者ではなく技術者だということもミートしたのではないだろうか。新しい理論を完璧に理解しなくても、それを使いこなしていく技術者という主人公像は、これから高度成長期を迎える日本のすでに技術者になっていた人、そしてこれから技術者になろうとしている多くの若者たちに、大きな夢を見せてくれたんだと思う。
原作は楽しく読んだのだが(とうとう完読できたのだが)そっちで満足してしまったせいか、自分にとって、本作はなんだか淡々とした映画だった。なにが足りないのか、よくわからないが、なんだかエンタテインメント性に欠け、訴えてくることもなかった映画だった。
<おまけ・原作を読んでの感想の続き>
原作に描かれる 「オートマチックセクレタリー」 は、主人公が人口冬眠から覚めた30年後でもまだ実現していない。 「音声文字認識」である。 GoogleやAppleのSiriがかなりのレベルでそれを行なっている日常を過ごす俺たちには、この実現が非常に困難と描かれている本作は、意外に映るかも知れない。
しかし、作者が本作を書いた1956年は、コンピューターは既にあったとは言え、まだまだ基礎的機能の拡充段階、インターネットもその始点となるARPAネットの誕生1969年を十数年後に待つ時期だった。それを考えると、それを用いた並列処理と機械学習の仕組みによって、たった60年後にこれほど精度の高い言語認識ができるようになると予測することは、SF作家であっても難しかったということだ。これは、ここ30年でのコンピュータとインターネットの発展がいかに急速なものだったかを示す例だと感じる。現代で言う3D CADにあたる 「製図機ダン」は、原作の30年後の世界ではちゃんと出来上がっている点をみても、機械学習の発見がいかにエポックメーキングな出来事なのか、改めて痛感させられる。
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