ファナティック ハリウッドの狂愛者のレビュー・感想・評価
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出来の悪いジョーカー
20074.ゴールデンラズベリー賞選考者は良い仕事をした。製作にも名を連ねたトラボルタの気合いが空回り。ロメロ=映画オタクとは安直過ぎる
これは一体どういう話?
ハリウッドスターのファンがじわじわと狂気に陥り、一線を越える…という話なのだが、どう見ても最初から狂気に片足突っ込んでるし、ほかに特筆すべきストーリーもないという、非常に評価に困る作品。
トラボルタ史上最凶!と銘打ってはいるが、だから何なのと思わず真顔になってしまう。トラボルタを観るならかっこいい姿の方がよくないですか?また、鑑賞中に「ミザリーの方が恐ろしかったなあ…」と思い返すこともしばしば。
とにかく評価すべき点が見当たらない。
トラボルタの怪演は別として
一片の楽しみも救いもない。
ただ、ただ不快。
久しぶりに途中退出しようかと、思った。最後にはなんとか、と期待したが、、
エンドロールがはじまるや
退出者が約半数(10名ほどだったが
)いたのが全てを物語るようだった。
星1と星5の間!
嗚呼ーーーーーーッムシャクシャした!
推しが居る身として
ムースの行動は推し活における
公私混同で最悪に気持ち悪かったし
胸糞だった!
最後もなぜそちらに天罰なのか!
という胸糞!
ファンとストーカーは
紙一重なんだなあということを
まざまざと描いていて
胸糞の裏でものすごく
共感してしまう欲が
とても鮮烈だった!
ストロベリームース
だが甘い内容の映画ではない。
映画スターのダンバーとイチゴが好きな主人公、ムース。しかし、好きなあまりにダンバーに対する行動はエスカレートしていき、最後はとんでもない展開に…。
サイン会があると知り、憧れのダンバーに会えると喜ぶオタクのムース。だが、あろうことか自分の番が回って来たと思ったらある出来事のせいでサイン会は中止に。
ここまでだったらとても可哀そうなファンとして同情できるのだが。彼の偏愛はファンの境界を明らかに超えてとんでもない行動に出てしまう。
ムースもただの極悪ストーカーというわけではなく、少なからず彼を大切にする人もおり、大道芸人としてお客さんを大事にしない輩を許せない等、良い所もある。とは言えね…。
人気芸能人をうらやましいなぁと思うことはあれど、こういう映画をみると、きっと大変なことも多いだろうなと。
ダンバーのような屈強な男でさえ死ぬほど怖いだろうから、女性芸能人の方なんかだったら尚のこと。
特に今の時代、住所を特定することなんてその気になればできちゃうだろうし。。
ってゆうかダンバー可哀そうすぎでしょ!!
ホラー映画好きなムース。しかしあんた、ホラーよりよっぽど怖いよ!!
…と思わせてくれるトラボルタ氏の怪演が見事でした。
原チャリからはみ出ちゃってます
人気ハリウッド俳優ハンター・ダンバーの大ファンのオタクがストーカーと化す話。
初っぱなの歩き姿から、痺れるオタク感全開で、唯一の友人のカメラマンの手助けを受けてパーティーに潜入したと思ったら、オタクな言動全開!…というより自閉症スペクトラム!?
そして本屋のサイン会で自分の順番直前で、サイン会が中断となり、自制がきかず盲目的に自分の想いを爆発したさせて行く。
パフォーマー仲間との件では、マジメでお人好しでちょっと可愛そうな感じもあるけれど、ストーカーであることを自認できず、ただのオタクがエキサイトしたものだとしたら不快だし非常~に気持ち悪いし恐ろしい。
自閉症スペクトラムであることを明確にしたら悲しい話になるけどね。
最後はちょっと中途半端で物足りなかったり、モヤモヤ感もあったけれど、それが又不快でもあり、嫌な余韻が残った。
淡白で物足りない
先日NETFLIXで2007年制作の「ヘアスプレー」を観たのだがこれがとてつもなく面白くてジョン・トラヴォルタの演技が心に残っていた中で公開となった本作。今回はオタクオヤジのストーカー役だというのでどうしても観たくなってしまったのである。予告編で本編の9割は分かってしまう内容でありそれ以上でも以下でもないのでエンドロールが流れ始めて「えっ?・・」「ちょっと待ってよ」となる。間違いなく。88分というのはあまりにもアッサリ淡白で短すぎるにもほどがある。同じハリウッドが舞台の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」は161分。「アンダー・ザ・シルバーレイク」は140分である。長ければ良いというものでは勿論無いが、監督のフレッド・ダーストはミュージシャンだけにMTVと映画を勘違いしているのではなかろうか? トラヴォルタの怪演が見事なだけに、もう一山・ふた山は欲しい。残ね〜ん!
いろいろ微妙…。
障害者とストーカーをごっちゃにしているような。メイドさんはなぜほったらかし。ラストもなんか違う。もしスリラーにするならしっかりしたストーカー心理と描写を描いてほしかった…。これはトラボルタの演技が違うからなのか…。
良い映画
原題は、『The Fanatic』。
英語では、かなり"濃いファン"や"狂信的なファン"のことを"ファナティック"というようです。日本語にはこれに相当する単語は無いかも知れません。"追っかけ"という言葉もありますが、これはちょっとニュアンスが異なりますね…。
かつてロバート・デ・ニーロが主演した『The Fan』という作品がありましたが、確かこの映画を通じて"fanatic"という言葉を初めて知ったと思います。野球かつThe Rolling Stonesの大ファンで、車の中で"Start Me Up"をカーステに合わせてデカイ声で歌っていた場面が忘れられません(笑)
トラボルタは、怪演でなかなかの"オタク"ぶりを演じてくれますが、ちょっと差別っぽい感じもしました…そういう意図はないのでしょうけど。
作品は、なかなかいい感じのサスペンスなんですが、もっと突き抜けてくれても良かったかな…グロい方に(笑)
ロッテントマトやここの評価はあまり高くはありませんが、まあ無難ですかねぇ…(笑)
怖い映画が好きな方は、どうぞ!
期待してましたが微妙でした。
私の世代はジョン・トラボルタはサタデー・ナイト・フィーバーやパルプフィクションで大スターのイメージですが今回はデブの映画オタクのストーカーを演じるという事でかなり期待してました。
感想はイメージしてたよりスリラーでもなくサイコキラーでもなくホラーでもない中途半端な作品でした。
ストーカーではなく自分はファンだ、と言いながら憧れるスターの自宅に侵入するのも異常だし縛り付けて自分の想いを聞いてもらおうとする行為も迫力はありましたが、突然すぎてなんか不自然。
トラボルタの映画オタクの演技は見応えはありましたがラストの幕引きもしっくりこなかったです。
サイコサスペンス劇を期待してる方にはお勧めできない作品でした。
ファン心理とはどのようなものか
ホラーというような感じではありませんでした。ホラー好きではなく、人間ドラマ好きにおススメです。
ファンはこんなに思っているんだ、純粋な気持ちで応援しているファンの気持ちになりました。ちょっと怖いと思いますが、かわいそうだと思ってしまいました。サイン会に行くためにベストを買ううことができ、嬉しかったと思います。それなのに。
いいファンでいるということは踏み込みすぎないことなのですね。熱烈なファンが支えている部分もありますが、芸能人からしたら怖い部分もあるのでしょうか。
面白いお話でした。
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