「これは非難される要素が多すぎる…」ファナティック ハリウッドの狂愛者 うにたん♪(コロナが当たり前の世界)さんの映画レビュー(感想・評価)
これは非難される要素が多すぎる…
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トラボルタは障がいのあるムースを上手く演じているが、悪意のある知り合いや過剰に接近し過ぎたスターとのトラブルなどを見せられると気分の良いものじゃない。
知的障がいがあるなりに何とか生活出来ている様子で、理解ある人には愛されているムースだが、彼を理解するには忍耐も必要とするだろうし、深く関わるより排他的な対応される事が多かったのも想像に難くない。
神の如く崇めていたスター、ダンパーとの邂逅がムースの人生を変えてしまうのは不幸なことだが、この刺激のせいで、彼がこれまで守れていた社会的なルールを越えてしまう。
映画と現実の境が無くなってしまった後のムースは見ていられない。
ハリウッドスターの虚像と現実。
虚像だけを信じたムースは現実に堪えられなかった。理解できないから仕方ない問題ではある。
ただ、メイドのドーラの件はムースがやらかしたのだから、ダンパーは何の容疑で逮捕されたのだろう?不法侵入したストーカーは裁かれないのか? ムースへの過剰防衛としても警察はずさん過ぎるし…。
後、この映画は誰に観せたかったのだろ?
笑って済む内容じゃないし、そりゃラジー賞貰うのも納得できる。
ニッチな作品であることは言うまでもないし、ハリウッドの虚像を叩くなら他にやり方あるだろう。内包されたテーマもあるんやら、無いんやら解らん。
非常識なファンが騒動を起こし、ファン軽視のスターがヒドイ目に遭う…だけの映画に見えるから、何度も観ようとは思わない。
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