「淡白で物足りない」ファナティック ハリウッドの狂愛者 たあちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
淡白で物足りない
先日NETFLIXで2007年制作の「ヘアスプレー」を観たのだがこれがとてつもなく面白くてジョン・トラヴォルタの演技が心に残っていた中で公開となった本作。今回はオタクオヤジのストーカー役だというのでどうしても観たくなってしまったのである。予告編で本編の9割は分かってしまう内容でありそれ以上でも以下でもないのでエンドロールが流れ始めて「えっ?・・」「ちょっと待ってよ」となる。間違いなく。88分というのはあまりにもアッサリ淡白で短すぎるにもほどがある。同じハリウッドが舞台の「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」は161分。「アンダー・ザ・シルバーレイク」は140分である。長ければ良いというものでは勿論無いが、監督のフレッド・ダーストはミュージシャンだけにMTVと映画を勘違いしているのではなかろうか? トラヴォルタの怪演が見事なだけに、もう一山・ふた山は欲しい。残ね〜ん!
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