エノーラ・ホームズの事件簿のレビュー・感想・評価
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籠の鳥から自由な鳥へ
面白かった。 エノーラホームズが天真爛漫で観てて楽しかった。 表情や服装もコロコロ変わって可愛らしい。 画面のこっち側に向かって喋りかけてくる手法は あまり好きじゃなかったけど、 推理物は一緒に謎を解いてるようでワクワクしたし、 過去から未来の私たちに向かって語りかけてくるのも グッと来た。 公爵の男の子もカッコ良かったし、 シャーロックとの兄貴妹コンビも面白そう。 ネトフリ映画はピンキリだけど、 これは続編がありそう。
エノーラが楽しい
エノーラを演じるミリ-・ボビー・ブラウンがとても可愛くて目が離せません。何度も少年の服を着る場面があって、ボーイッシュで可愛いんだけれど、髪を結い上げて深紅のドレス、黒の喪服にベールの未亡人、花嫁学校の青のワンピース、ラファエロ前派の緩いドレスなど扮装を取っ替えひっかえして、それぞれ魅力的。ホームズ家の屋敷、侯爵家の城館、書き割りのロンドン風景など美術も楽しめます。マイクロフト、シャーロックの兄弟は、私が原作から受けていたイメージとずいぶん異なり、女性に対して抑圧的な社会を描くために必要な改変なのでしょうが、違和感があって残念でした。柔術を教える女性を演じたスーザン・ウォーコマの存在感(シャーロックに圧勝)が印象的です。
秋の夜長にはぴったりの作品
エノーラ役のミリー・ボビー・ブラウンもテュークスベリー侯爵役のルイス・パートリッジも初々しかったね。ふたりとも石鹸の香りがしそう。 エノーラはいわゆる「第四の壁」を超えて、ときどきこちらに話しかけてくるが、可愛さもあって全然いいんじゃない。一緒に冒険してる感じがする。 エノーラは、お母さんから柔術を叩き込まれるんだけど、この時代に柔術がどうしてってとても気になった。調べてみたら嘉納治五郎から柔術を伝授されたイギリス人のエドワード・ウィリアム・バートンって人がバートン流柔術「バーティツ」を開いている。しかもエノーラのお母さんのモデルもいて、女性参政権運動家ミリセント・フォーセットらしい。このミリセント・フォーセットが精神的にも肉体的にも自立するために柔術で鍛錬していたなんてまたびっくり。 物語は謎解きというよりもエノーラの冒険譚になっていて、なかなか楽しかった。19世紀末のイギリスの雰囲気も味わえて秋の夜長にはぴったり。
シャーロックに妹が!
ミリーちゃん世代向け作品ですね。1800年代のロンドンの街並みがおしゃれだし、何度も衣装替えする所も素敵。今回カヴィちゃんはシャーロック役ですから、流石にが肉体美を披露する事はなかったわ。気になったのが新人俳優ルイスパートリッジ君、美少年だこと!
ミリー・ボビー・ブラウンのはじける可愛さがかわいい(語彙)
主演ってのは前々から知ってたけど、この元となる小説を拾って権利を獲得して制作にまで入っているとは……。才能がすごい。将来的には女優系のインディーズ映画監督になりそう。 それはともかく、正直ミリー・ボビー・ブラウンが可愛い。と、いうか役者陣の配置が天才的。 という点が一番素晴らしくて、あとは「嫌な映画を見た後にお口直しでさらっと見れる、楽しい映画」くらいのポテンシャルしかないとは思う。 何かを学んだり驚いたり、ということはないけど、時間のあるときに何かもう一本見て楽しい気持ちになりたいな~というシチュエーションでお勧めできる。 この映画の肝は役者陣の配置。 ミリー・ボビー・ブラウンのはじける可愛さは勿論のこと、 ヘレナ・ボナム=カーターを「変人でちょっと魔女的だけどそこがかっこいい」母親役に、 ヘンリー・カヴィルをホームズに据え、 少し心配だったマイクロフトのサム・クラフリンも驚くほどしっくりときた。 (いや、ほんと驚いたんです。サム・クラフリンってどちらかといえば野性味のある美男というイメージだったので……) まあ基本的にティーン好みのイケメン美女配置ではあるんですけど、 実際映画の中身もティーン向け(それも10代前半くらいの)の夢のある内容なのでこれで良いんですよね。 中身はそれほど凝ってはないんですが、それぞれの役者がイキイキと演じているので、 今後もし次回作などの展開があれば見てもいいな~って思いました。
ビジュアルは素敵だけどかなり子供向け
ミリボビちゃんがとてもキュートでイギリスの雰囲気も素敵で、ルイスパートリッジくんはとてもイケメン。衣装や美術も素敵。 でもお話や演出がかなり子供向けというかマンガっぽくてハマれませんでした。第四の壁突破が全然効いてない。。 ちょっと好みじゃなかったです。ざんねん。
若々しくてみずみずしい作品。
シャーロック・ホームズに妹がいたという発想で、その妹が主人公な作品。 カメラ(視聴者)に向かっていちいち話しかける展開は親しみやすく、ドラマにも入りやすい。 豪華なキャストで固めているのも嬉しいし、 何よりも子爵テュークスベリーを演じているルイス・パートリッジという若者が、 若かりし頃のキムタクを彷彿させてちょっとウキウキ(*^.^*)ポ。 主人公を演じたミリー・ボビー・ブラウンといい、ほぼキムタクのルイス・パートリッジといい、 若々しくてみずみずしい作品でありました。
ミリー・ボビー・オレゴンがエノーラを演じているというよりミリーの魅...
ミリー・ボビー・オレゴンがエノーラを演じているというよりミリーの魅力を活かす為のエノーラだった。謎解きに重きが置かれている訳ではないようでホームズ家という設定でなくても成立するストーリーだったが、退屈しない面白さだった。
大人たちはつまらない!
シャーロックもマイクロフトも大人はみんな固定観念によってつまらない 比べてエノーラたち若い世代のなんと柔軟かつエネルギッシュなことか! なさけないホームズのイケてる妹は最高
颯爽
もともと少年を思わせるミリーボビーブラウンが少年に化ける。 粗野で快活、端正で聡明、器用で大胆、フレッシュで好ましく、強く勇敢。──物怖じしないキャラクターもさることながら、演技気配がなく、まさに女優──居るだけで、映画に躍動を与えていた。 冒頭から、開放的で美しい緑の佳景。──そこをエノーラ(ミリーボビーブラウン)が自転車を駆っている。さいしょからカメラ目線で観衆へ話しかける。 ありがちな手法でもミリーボビーブラウンがやると、鮮やか。 畳み掛けるようなスピード感。──それを、ずっと維持する。 二人の兄はフィリップスウィフトとクラークケント。冷淡と理知。──とても巧い。 きれいな景色。きれいな人々。きれいな英語。めまぐるしいカット。ロジカルなエディティング。完璧な時代考証/衣装監修。瑕疵のないディティール。──すさまじい潤沢さの予算を感じさせた。しみったれたところはひとつもなかった。 が、マイナス要素はまったく見当たらない──ものの、個人的にはやや健全すぎた。謎解きもあんがい面白みに欠ける。と思う。撃たれたけれど、金属板を着けてた──ってのも、想定内の常套手段だった。 また、けっこう、スピード感=テンポをミリーボビーブラウンに依存してるのが、解ってしまう。逆に言えば、演出を救ってしまう凄い女優だった。 たくさんのカメラやスタッフの前で「素」ができる。──それは年代にも因っている、と思う。ファニングやワトソンやモレッツや、あるいははちどりやエイスグレイドやジョジョの子らのように、美しい素は、若年層だけがもつ、刹那の輝き──であると思うからだ。 個人的見解にはややひねくれ──がある。明るい、まっとうな、いい映画だった。
抑圧されてますよ一辺倒で、主人公が鼻に付く作風!!
出だしの疾走感のある演出で面白そうだと期待しましたが、英国女性が抑圧されてますよという感じ一辺倒で、次第に単調かつ主人公が鼻に付くように感じてきました。主演女優(製作)の頭でっかちな感じが、作風にそのまま出てしまったのか窮屈に感じました。ストーリーもずっと同じ調子でつまらないです。
《現代的女性像》未来は私自身よ!
何から話す? 私の名前は逆から読むと"アローン"。第1段階。アクティブな妹"ボーイッシュ"ミリー・ボビー・ブラウン × 兄"パワフル紳士"ヘンリー・カヴィル(年の差20歳以上兄妹!ちなみに長男マイクロフト役サム・クラフリンの方がカヴィルより年下) × 母"エキセントリック"の代表格(?)安定・貫禄のヘレナ・ボナム・カーター。そんな母の失踪から始まる、自由や未来そして目的を探させるための大冒険。母さんの行動には必ず意味がある、この謎が解ければ最高に満足できる。第2段階。未来は自分次第、シャーロックの子供のときの服で。流石ボーイッシュ枠。にしてもよく喋る、快活生意気どころの騒ぎじゃないな。そしてロンドンに着くとレディーへ。第3段階。弱い者を救う。鍵は変装と荷物に入った人間運搬、あと風刺画はお好き? 服を取り替えて。 私の人生はこれからよ! 強く立派な女性、世界を変えるのは女性。第5段階。いや、第4段階。第23段階? (個人的に好きかはさておき)子役以降のキャリアを着実に築く魅力的なミリー・ボビー・ブラウンのノリノリな好演にポップな語り口と、今日に通ずる要素テーマを持ってしてベイカー街にフレッシュな空気をもたらす --- 君は戦う女性だ。服を取り替えて。もはや主観でしかないけど、カメラに向かって話しかける演出ってハマるときはハマるけど(『デッドプール』)、もちろん今じゃそれ自体には目新しさ(『デッドプール』の元ネタ?『フェリスはある朝突然に』)は無いし、ハマらないときは本当にハマらない。いや、むしろ作り手のドヤ顔さえ浮かんできてムカつきさえするかもしれない。ただ、その点において本作は終盤最後の素直な爽快さも手伝って、まるで暗号解読するように気持ちよい後味だった。 家の本は全部読んだ、菊「サメをおびき出すには自分がサメになれ」Do you have any ideas? 暗号解読者
力強く自由に生きる
母の失踪を機に2人の兄を家に呼び戻したエノーラ。しかし、兄のマイクロフトは自由に育ったエノーラを快く思わず…。 Netflix独占配信映画。自由に力強く生きる女性を主題に冒険と推理劇をしっかり描いており、やや長尺ながらホームズ映画として満足な作品でした。
「エノーラ」の事件簿
楽しめはしたのですが、だいぶ期待していたぶん肩透かしをくらったというかなんというか。あぁ、そのテーマなんですか……という。単に主人公が女性であることが要だったわけで、「シャーロックホームズ」の部分に関しては設定も活かせてないし活躍もしないし、言ってしまえば別にいらなかったので汗、完全に取ってつけただけのお飾りでしたね……。 ヘンリーカビルのシャーロックはめちゃくちゃ素敵だったので単体で彼が活躍をする本格の作品をつくっていただきたい。
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