「「邦題」 がしっくりくる作品なのかも、と感じました。ピアノ演奏にひたむきに向かい合った一人のピアニストの物語です。」マイ・バッハ 不屈のピアニスト もりのいぶきさんの映画レビュー(感想・評価)
「邦題」 がしっくりくる作品なのかも、と感じました。ピアノ演奏にひたむきに向かい合った一人のピアニストの物語です。
タイトルを見たとき「バッハの伝記映画か」と勘違い。
バッハの曲なら全て、譜面無しで演奏できる人の話だと分かり
ブラジルの映画ということも知り、興味がわいて鑑賞。
音楽を聴くのは好きなのですが
私自身、楽器の演奏は全く出来ません。 えっへん
なので、
「両手が別々の動きでピアノを演奏できる」
という人はそれだけで
尊敬の対象です。
そんな私にとっては
主人公のピアノを弾く指の動きの速さには
ただ驚くばかり。
メトロノームの刻むもっとも速いリズム
(なのかな?)に合わせ
超高速で鍵盤を叩く姿をみて
「盤上の筋肉体操」
「ピアノ演奏とは、かくも魂の荒ぶるものだったか」
と
息が詰まりそうでした。
◇
孤高の天才の生涯を描いたお話
なのかと、最初は思っていたのですが
少年時代も
大人になってからも
理解してくれる人が側にいました。
音楽家としては障害と戦いながらの人生ながら
そう捨てたものでも無かったようです。
(ただ、間男はダメでしょ )
◇余談
バッハ
音楽の授業で出てくるので
名前だけは知っていたものの、どんな曲が有名なのか
全く知りませんでした。
ネットでバッハの曲を聴きながら
レビューを書いていたのですが
息が詰まるような曲ばかりではなさそうです ほっ
「ネコ踏んじゃった」
この曲だけはピアノで弾けるというヒト
多くないですか?
(私もそうなのですが…)
簡単だから、という理由だけなのでしょうか ?
…
謎です
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
もりのいぶきさん、このレビュー読んでたらまた観たくなってきました!
自宅鑑賞した『パリに見出されたピアニスト』でもピアノの特訓シーンがありましたけど、やっぱり無機質だけども強烈な練習をこなさなきゃ美しい曲が弾けないんですよね・・・
ピアノは習ったこともないけど、ハノンという練習曲集が凄いみたいです。