「働き蜂エイリアン」ウォー・オブ・ザ・ワールド odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
働き蜂エイリアン
ウォー・オブ・ザ・ワールドとはH・G・ウェルズの「宇宙戦争」のことでしょう、余談ですがAmazonPrimeで配信していたので観たら本作ではなくアイス・キューブ主演の2025年版の方でした、劇場公開が10月17日で未公開ですから映画.COMでも未掲載でしたので本作を探して見直しました。
本作は邦題として宇宙戦争をもじっただけの2014年版でした、原題はAge of Tomorrow(明日の時代)、エイリアン襲撃では似たようなものですが本作は勝手便乗で有名なアサイラム製作ですから、同年公開のトム・クルーズのエイリアン映画「オール・ユー・ニード・イズ・キル(Edge of Tomorrow)」にぶつけた作品だそうです、原題がAge of TomorrowですからEdgeをAgeに置き換えただけと言うことでも明白ですね。
地球に迫る小惑星を選抜チームが星に向かい穴を掘り爆破と始まりはまるでアルマゲドン。ところが小惑星にはエイリアン、ひょこひょこ出てくる鎧を着た人もどきのエイリアンと兵士が肉弾戦まがいの取っ組み合い。小惑星で出て来たエイリアンは女王エイリアンのしもべで言わば働き蜂のような存在らしい、さすがに一瞬出てきただけだが女王エイリアンは目が6つ、牙むき出しの巨大昆虫の様でした。一方、地球では小型の球型円盤が光線銃で攻撃するばかりでエイリアンは出て来ませんでした。
最初は銃も効かないし怪力のエイリアンには歯が立たず、やられるばかり、これでは観客が引いてしまうと思ったのか何故か終盤では斧やナイフで倒せるほど弱体化、それでも結末は曖昧で惑星に行った登場人物は全滅みたいだし、果たして人類は救われたのか分かりませんでした、続編ねらいかな・・。アクションシーンもこま切れでチープ、アサイラムだから低予算だったのでしょうね。余談ですが2025版の「ウォー・オブ・ザ・ワールド」の方がもっと酷かった、モニターに向き合う主人公目線でネットやスマホのモニターの再撮を切り張りのように見せる手法、一部ならまだしも最初から最後までだから映画を観ている気になれませんでした。