T-34 レジェンド・オブ・ウォー 最強ディレクターズ・カット版のレビュー・感想・評価
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熱い!激しい!戦車戦!!
長い。流石に長かった。面白かったけど。
アマゾンプライムで『T-34 レジェンドオブウォー』を鑑賞し、「どうやら3時間を超える『最強ディレクターズカット版』なる映画もあるらしい」と聞きつけ鑑賞しました。偶然にも、地元の映画館で上映されるということで、映画館の大画面大音量での鑑賞です。
ストーリーの感想についてはほとんど過去にレビューした『T-34 レジェンドオブウォー』と同じになってしまうので割愛します。
以前通常版を鑑賞したため、それと比べてどう違うのかという点に着目しながら鑑賞していたのですが、「何でここ通常版でカットされてるの!?」って思うようなシーンが結構あって驚きました。
中でも一番驚いたのが「イヴシュキンとイェーガーの名前(ニコライとクラウス)の由来がどちらもニコラウスから来ている」という点ですね。軍事訓練の詳細をイェーガーの執務室でしている時に、イェーガーが嬉々として語っていたシーンが通常版にはありませんでした。映画終盤にイヴシュキンがイェーガーに対して「ニコラウス」と呼びかけるシーンがあって違和感があったんですけどこういうことだったんですね。
通常版には無いシーンもそれぞれ普通に面白いシーンばっかりで、「何でカットしたんだろう、もったいないなぁ」と思うシーンも結構あった印象です。
あと今回は劇場でパンフレットを購入しましたが、もし今からでもパンフレットを入手できるなら絶対買った方がいい。役者陣や制作陣へのインタビューはもちろんのこと、独ソ戦での両軍の戦車について、ミリタリー雑誌の編集者によるガチ解説が入っていたり、ソ連オタクの声優上坂すみれさんへのインタビューなど、内容が実に盛りだくさん。このパンフレットを読めば映画の戦闘描写の解像度が上がってより一層映画を楽しむことができると思います。「映画パンフレットはかくあるべき」というレベルの素晴らしいパンフレットでした。
ただ、上映時間3時間超えはキツかったなぁ…流石に。今まで2時間半くらいの映画は結構見たことがあったんですけど(『ゴーン・ガール』とか『シン・エヴァンゲリオン劇場版』とか)、本作の3時間はキツかった。しかも通常版を既に鑑賞していて内容を知っている状態での3時間だったので尚更キツい。本作鑑賞前に『戦場のメリークリスマス』を鑑賞してからの本作だったので通算6時間くらい映画館で座りっぱなし。マジでキツかった…。
3時間座りっぱなしは大変ですが、観る価値は絶対にある映画でした。体力に自信がある方にはオススメです。
エンターテイメント精神に溢れた作品が、よりドラマ性の深いものとなりました。
3時間を超える上映時間の長さに一抹の不安 (トイレ …汗)
を感じながらも、やはり観ておきたいとの気持ちが上回り、
上映期間の最終日近くになって、ようやく鑑賞してきました。
1作目(無印版)は観ました。 出来の良さに感動。 うぉ~
2作目(最強版)は見逃しました。 涙 評価の高さに身悶え。 しくしく
で、今回の3作目(カット版) (←バンソーコーみたい)
登場人物の生い立ちなどが、より細やかに描かれ
感情移入がしやすくなった気がします。
すごく充実した3時間11分でした。観て良かった。
満足です
◇
そうそう
イェーガー大佐
彼のことだけは、今回の作品を観た結果
どんな人物なのか一層分からなくなりました。
イヴシュキンを脅迫する材料として
アーニャを撃とうとしたかと思えば、
別の場面では、そのアーニャを嫁にしようとしたり う~ん 謎です
(「純血主義」というわけではないみたいですよね)
もうひとつだけ
ドラマの場面、相当なシーンが追加になったかと思うのですが
戦闘シーンで、減った部分は無かったでしょうか。
演習場から脱出する戦闘シーン
1作めではもう少し長かったような気がするのですが
はて、どうだったでしょうか
◇
2作目(完全版)も気になってきました。
ブルーレイかDVD購入して見てみようかな
と、思案中です。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
ураaaaa!! みんな大好きT-34
ロシア語ではураaaa!!って書いてウラーッ!!って読むようです。ロシア語で「万歳🙌」とか「よっしゃー‼️」の意味。こんなつづりでウラーッとは⁉️ロシア語って難しいです。ちなみに映画の中では正門を突破した時とか湖に飛び込む時に叫んでましたね。ウラーッ!!
そんなこんなで「T- 34 最強ディレクターズカット」です。「T- 34」の「ダイナミック完全版」はblu-ray 購入したのですが、更に色々と追加されていると聞けば1ファンとして観賞不可避です。正直三時間以上ですし、日本ではメジャーかどうか微妙な所ですし、あんまりお客さんいないんじゃないかなぁと思って観に行ったのですが意外と席埋まってました。そこそこ片田舎の劇場でこんなに同志諸君が多かったとは!ウラーッ!!
本作を観に来ている人って既に「T- 34」が好きな人が多いと思うんですよね。で、更にキャラクターの背景を深掘りしたいと。そういった意味では十分に期待に応えてくれるバージョンでした。あのイヴシュキンが受けたムチ打ちの痛々しさとか、男前なステパンとか、イヴシュキンとアーニャの繋がりとか、何よりイェーガーがアーニャを嫁にしようとしてたっていう話にはビックリ‼️
地図が必要な話もちゃんと説明が入ってて、これまでのバージョンでのかゆい所全てに手が届いた感じでした。そしてアクションシーンは何度観てもアツくなる‼️もう「T- 34」が好きな方は観るしかないって感じです。集え同志諸君。ウラーッ‼️(←ロシアには詳しくないけど言いたくなる)。
素直に感動します
高評価なのでずっと気になってて
戦争映画を見る気分では無かったけど
観てみたら、まぁ良かった良かった、観て正解!
久しぶりに普通に感動しました
ニコライとイェーガーの因縁関係
敵ながら、似たもの同士なのか
言葉にしないけど何か通じている感じ
最後の手を離す瞬間とか、マジで感動๐·°(৹˃̵﹏˂̵৹)°·๐
ステパンとニコライの信頼関係とか
ヴォルチョクがおとり役で出て、打たれてダメかと思いきや、敵陣の戦車から応戦したりとか
久しぶりに男達の暑苦しい感動もので
熱帯夜だけどなんか清々しい気持ちになれました!
良い映画
前々から観たかったこの映画…
やっと観ることが出来た!
しかも、いきなり全編191分のディレクターズ・カット版!笑
観る前から、もう不安しかありません…笑
作品はというと、"定番"ナチス物の戦争アクション映画…小難しい設定やプロットはほとんど無し!
3時間越しの作品ですが、途中で30分ぐらい寝てしまっても、多分ついて行ける様なストーリー。笑
ロシア映画って、あんまり観た記憶がありませんが、このB級感はどことなくインド映画に通ずるものが…う〜ん、だからかも…期待していたほどには楽しめなかったのは…笑
*まるでガンファイトの様に、戦車同士が対決するシーンが面白いですね。
*ただ、割と序盤に、戦車が打った弾の、安っぽい3Dの弾道シーンが出て来たときには、この先3時間耐えられるかどうか、メチャ不安になりました…笑
*主人公の戦車乗りがいるんですが、今ひとつかっこ良くないし、どこかバカっぽさがある…作品への感情移入をずっと妨げられていたのは、こいつのせいだったのかも…笑
【”生涯、君と共に・・” 唸りを上げる戦車砲弾、ソ連戦車VSドイツ戦車&ニコライ・イヴシュキン戦車長VSイェーガー大佐再び。アドレナリン大噴出のロシア製エンタメ作品、深みを増して再々降誕。】
ー名作の「ディレクターズカット版」は時に、冗長になり過ぎて、作品の面白みを減退させることがあるが、この傑作ロシア製戦車映画に関しては、全くの杞憂であった。-
■昨年から
<「オリジナル版」 2019年10月31日鑑賞 余り期待しないで劇場に足を運び、余りの面白さに度肝を抜かれ・・。 上映時間:113M
-”抜かれるなら、度肝だよね・・”- >
<「ダイナミック完全版」 2020年2月15日鑑賞 今作の面白さに、厚みが加わったことを体験し・・。 上映時間:139M>
<2020年8月4日 「最強ディレクターズ・カット版」を鑑賞 「ダイナミック完全版」に52分、更に何が追加されたのか確認したくて鑑賞 上映時間:191M>
■今作、「最強ディレクターズ・カット版」がこの素晴らしき作品に更に”深み”を加えたのは
1.ステパンとヴォルチョクとイオノフを1944年、収容所でイヴシュキンが戦車兵として選び出す場面。
-前作までは、彼ら3人とイヴシュキン収容所内での場面が丸々カットされていたため、分からない部分があったが、今回観て腑に落ちた。
特に1941年、ともにイェーガーと戦ったステパンは、イヴシュキンがナチスドイツに協力していると思い、怒りに満ちた目でイヴシュキンを睨みつけ、ヴォルチョクは唾を吐いたのだ。イオノフは、信心深さを買ったのだろうと、勝手に解釈。
イヴシュキンも事前に捕虜の中の戦車兵の資料をイェーガーから渡されていたが、”この目で見てから決める”と言ったのは、彼らの闘争心を確かめたかったのだろう。選ばれなかった戦車兵は、イヴシュキンから目を逸らすか、項垂れていた・・。
2.ニコライ・イヴシュキンとイェーガー大佐とアーニャの関係性が、場面追加によりより鮮明になった点
-イェーガー大佐が、そしてニコライ・イヴシュキンが、それぞれ、アーニャに対する思いを口にする場面。前作までは、アーニャが地図を盗んだ後、大佐のベッドに寝ていた理由を”自己犠牲”と思っていた・・。
3.イヴシュキンがT-34-85で逃走中、ドイツ人たちに、”ドイツ語で”、”これが、文化だ!”と銅像を指差し、”君たちは、子孫に何を残すのか!”と戦車上から話すシーン。そして、ナチスの残虐行為が流されるシーン。
-とても、沁みた場面である。-
4.ニコライ・イヴシュキンとイェーガー大佐の一騎打ちの後の、お互い手を差し伸べ、固い握手をするシーン。
-前作から薄々思っていたのだが、二人の”ニコラウス” ”ニコライ””クラウス” は1941年の闘いから、お互いの力量を認め、ライバルとして相手の存在を捉えており、それがあの握手のシーンになったと思う。イェーガー大佐があのまま手を離さなければイヴシュキンも彼と共に落下したはずだが、イェーガー大佐は自分から手を緩めている。
イェーガー大佐は強烈な悪役ではあるが、潔い軍人であり、漢である。ー
<このロシアの戦争戦車作品は、この連続3作で、”面白きエンターテインメント戦車映画”から昇華して、”傑作”であったという事が分かった。
レイトショーで一人静かに鑑賞し、大満足で家路についた。>
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ー下記、オリジナル版、ダイナミック完全版のレビュー。ー
ー下記の途中までは2019年10月31日 の鑑賞レビューである。オリジナル版を観た方は飛ばして下さい。ダイナミック完全版レビューはその下に記載。ー
<1941年 独ソ戦 Ⅲ号戦車 VS T-34-76>
イェーガー率いるⅢ号戦車団にたった一騎のT-34-76で挑むイヴシュキン戦車長達。彼の的確な指示により次々にⅢ号戦車団を撃破する・・。
冒頭のこのシーンで、”この作品は間違いなく面白い”と確信。
唸りを上げる戦車砲弾、鋼鉄の戦車でも弾が掠るだけで物凄い衝撃が戦車兵を襲う。
砲弾の飛んでくる様の映像が素晴らしい。ストップモーション技法も駆使して戦車戦の迫力を観る側に伝えてくる。
<1944年 独ソ戦 ハンター戦車 VS T-34-85>
捕虜になっているイヴシュキンを偶然見つけた因縁の相手イェーガーはある提案を”死にたがり”イヴシュキンに突きつける。
ここからは、一気呵成にラストまで突っ走る。
独逸の通訳になっている捕虜、アーニャとイヴシュキンとの恋愛も絡ませながら、自由を求めて疾走するT-34-85。戦車兵たちのキャラクター(特にヴォルチョク)が良い。
イェーガーに代表されるナチスドイツはきっちり悪役で描かれ、(でも人間性もきちんと描かれている)ロシアで大ヒットした理由は良く分かる。
が、ロシア人でなくても充分に見応えのある戦車戦をメインにしたロシア製エンタメ作品。
見事な作品である。
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2020年2月12日 追記
今週末、今作に26分プラスしたダイナミック完全版が公開される。
【重震タンクMix 上映】などと、摩訶不思議なタイトルが被せられている・・。楽しみである。(重低音と振動が凄い劇場なのである・・)
週末は、”1917 命をかけた伝令”と今作と”ドカドカ”映画を満喫しよう・・。
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<2020年2月15日 ダイナミック完全版 鑑賞>
通常版から26分追加したバージョンを鑑賞。矢張り、面白い。
先回、鑑賞時に気付かなかった部分のみ追記。
但し、26分どこが追加されたかは、各自確認したほうが面白みが増すと思うので割愛する(物語に大きな影響はないが、登場人物の深みが出たと思われるシーンが幾つかある・・。)
が、一つだけ・・・
エンドロールに草原で再開した彼らのその後の幸せそうな姿が挿入されている。(個人的には、お腹の大きくなったアーニャがニコライの母と抱き合うシーンが沁みたなあ、勿論ニコライとお母さんの抱擁シーンも・・・。)
・まず、イェーガー大佐の印象が少し変わった。
”イヴシュキンのニコライと自分のファーストネームを掛け合わせて”ニコラウス”と呼び合おうとする場面、後半のクライマックスで効いてくる。
そして、ドイツ軍大佐としての矜持をしっかり持っている男だと分かるシーンも再確認。
あの橋梁上でのT-34-85とハンターとの一騎打ちのあとの、イヴシュキンとイェーガー大佐が対峙するシーンはグッときたよな・・。”
・エンドロールで流れる言葉
”独ソ戦で戦った”全ての”戦車兵たちに捧ぐ”
ここは、初回鑑賞の際、不覚にも余り気にも留めずに読み流した。が、確かに、今作はドイツ兵を”悪逆非道”的な描き方を余りしていない。
そして、ここが今作制作陣の想いと今作の鑑賞後の”爽やかさ”が増している部分だと気づく。
■蛇足 ”パンフレット”について
オリジナルバージョンと違うのかな、と思い店員の方に発行日を確認していただき、装丁も違うと分かり購入。
内容は、オリジナル版+”ニコラウス”の二人のキャストインタビュー及び鑑賞ポイント解説が追加され、映像写真も追加。
購入するかの判断はお任せします。
<矢張り、素晴らしい作品は再鑑賞すると面白さに”厚みが増す”事を確認でき、大満足で劇場を後にした。>
こんなにロマンチックな戦争映画ははじめて
T-34観賞これで何度目でしょうか?日本でのバージョンは全て見たかなと思いますがレビューは初めてです。女性目線かなと言うのと、うまくないですが参考に書きます。まず言いたいのがチャイコフスキーで操作する戦車に驚き、霧の中のラフマニノフでの愛を確認するシーンはなんてロマンチックなんでしょう!もちろん物語のはじまりの給仕車での逃走シーンではすぐに映画に入り込めました!砲弾の動きの撮り方うまいです。終始見せ場の一つだと思います。主人公?の彼、まだ31歳なんですね。ビックリ!
5回は見てますが、何度か見ている方でも全く飽きる事はありません。伏線回収みたいな所もありました。新たに撮ったのでなければ(新たに撮ったとは思いたくない)この場面なぜに入れなかった?と言うドラマもあります。ドイツ人将校と通訳女性の関係も、地図を取りに行ったシーンでの演技はまったく繋がらないわけではなかったのだと、後から撮ったシーンにも感じて面白くもあり複雑です。
さて、面白い映画の一つに「突っ込み所満載」もあると思うのですが、今回さらにそれがUPしたのがロシアの彼のムチ打ち後の不死身です!ドイツの収容所に捕虜のあれほど立派な入院施設があるはずないし、収容所から抜け出して行けるはずもないと思うのもありますが、あれだけの傷を負ったら出血多量で輸血が必要以前に縫合必須だろうに「魔法の粉」をかけてガーゼで覆っただけ。で、上から強い力で押さまえられる。翌日杖で復帰!お菓子とコーヒーで復活。演習中には二足歩行、彼女と…収容される前も撃たれてるんですけどね、彼(敵なのに治療済?)そんなにグロいとも思わないのが何度も見られる点でもあります。
湖に水浴びに入るシーンは何度見ても泣かされます。皆、この映画の為に減量したのでしょうか?ガリッガリな彼。
どれもこれも面白いですがどうしても☆を減らしたくなるのは物語だけど別物としてと思えない日本への行為。映画のレビューですが見てる際毎回思いだされるんです。北方領土返せよ、シベリア抑留を学校で教えてくれよ感です。最後のメッセージってロシア兵だけでなく戦争被害にあった方全員への言葉だったらなと思ってしまうのです。もちろん、どの国にもいい人はいるの前提です。平和な国?だからこそ見られる作品かもしれません。
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