「こんなにロマンチックな戦争映画ははじめて」T-34 レジェンド・オブ・ウォー 最強ディレクターズ・カット版 のりちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
こんなにロマンチックな戦争映画ははじめて
T-34観賞これで何度目でしょうか?日本でのバージョンは全て見たかなと思いますがレビューは初めてです。女性目線かなと言うのと、うまくないですが参考に書きます。まず言いたいのがチャイコフスキーで操作する戦車に驚き、霧の中のラフマニノフでの愛を確認するシーンはなんてロマンチックなんでしょう!もちろん物語のはじまりの給仕車での逃走シーンではすぐに映画に入り込めました!砲弾の動きの撮り方うまいです。終始見せ場の一つだと思います。主人公?の彼、まだ31歳なんですね。ビックリ!
5回は見てますが、何度か見ている方でも全く飽きる事はありません。伏線回収みたいな所もありました。新たに撮ったのでなければ(新たに撮ったとは思いたくない)この場面なぜに入れなかった?と言うドラマもあります。ドイツ人将校と通訳女性の関係も、地図を取りに行ったシーンでの演技はまったく繋がらないわけではなかったのだと、後から撮ったシーンにも感じて面白くもあり複雑です。
さて、面白い映画の一つに「突っ込み所満載」もあると思うのですが、今回さらにそれがUPしたのがロシアの彼のムチ打ち後の不死身です!ドイツの収容所に捕虜のあれほど立派な入院施設があるはずないし、収容所から抜け出して行けるはずもないと思うのもありますが、あれだけの傷を負ったら出血多量で輸血が必要以前に縫合必須だろうに「魔法の粉」をかけてガーゼで覆っただけ。で、上から強い力で押さまえられる。翌日杖で復帰!お菓子とコーヒーで復活。演習中には二足歩行、彼女と…収容される前も撃たれてるんですけどね、彼(敵なのに治療済?)そんなにグロいとも思わないのが何度も見られる点でもあります。
湖に水浴びに入るシーンは何度見ても泣かされます。皆、この映画の為に減量したのでしょうか?ガリッガリな彼。
どれもこれも面白いですがどうしても☆を減らしたくなるのは物語だけど別物としてと思えない日本への行為。映画のレビューですが見てる際毎回思いだされるんです。北方領土返せよ、シベリア抑留を学校で教えてくれよ感です。最後のメッセージってロシア兵だけでなく戦争被害にあった方全員への言葉だったらなと思ってしまうのです。もちろん、どの国にもいい人はいるの前提です。平和な国?だからこそ見られる作品かもしれません。
おはようございます。
お褒めのお言葉、有り難うございました。けれども、私からもお礼を申し上げます。何故なら、レビューでも触れましたが、ディレクターズカット版は時に冗長になるからです。けれども、皆さんのレビューを拝読して、会社帰りのレイトショーに行って、大満足して帰宅したわけです。
有り難うございました。それにしても、凄い回数鑑賞されているのですね。凄いなあ。
では、又。