「戦後民主主義が…」スパイの妻 劇場版 777さんの映画レビュー(感想・評価)
戦後民主主義が…
こんな左翼映画のDVD、小林よしのりの「ゴーマニズム宣言」を読んでいる
奴に手渡したら、速攻でゴミ箱に叩き落されますよっ!!
何で、この映画が欧州の有名な映画祭で受賞できたのか?
それは欧州のみならず、世界から第二次世界大戦の最後に、何故に
日本は最後まで降伏を伸ばし、戦い続けたかの疑問に解答する内容
であるから。
極東アジアの小さな島国・日本において「この戦争は勝つ事が出来ない」と
悟った者達が、早くに世界と和平を結び戦争終結に力を注いだ人々を
「国賊」「非国民」と断罪したから、最後の最後まで降伏交渉が難航した…
弱小・島国でありながら、世界に戦争で抗う「身分不相応」な立場を
認識していなかった… よって、島国でない欧州の人々には「小さな日本」の
現実を見せる、手本のような「戦後民主主義的」な映画が、高く評価
される…
そう「いかなる理由があっても戦争をしてはならない!」という「戦後民主主義」
の思想…
同様に、世界からは評価を得た「カンゾー先生」にも、それは言える。
「身分不相応」な戦争を仕掛けたあげく「原爆投下」という天罰を受けた
というラストになっている。
原作小説には「原爆投下」は無い。
コメントする