「日本を貶めたいだけの事実に基づかない妄想映画」スパイの妻 劇場版 馬券師さんの映画レビュー(感想・評価)
日本を貶めたいだけの事実に基づかない妄想映画
米国の国立公文書館は2007年1月18日、
731部隊(関東軍防疫給水部)が満州で行った細菌戦研究などに関する
米情報機関の対日機密文書10万ページ分を公開した。
米国立公文書館が公開した10万ページの資料で判ったことは、
731部隊(関東軍防疫給水部)は細菌戦研究はしていたものの、
戦争犯罪となるような細菌戦や生体実験を行った証拠は全くなかったということだ。
731部隊を裁いたソ連のハバロフスク裁判については、
ロシア人の極東研究者ボンダレンコ氏は裁判そのものを国際法違反だと批判している。
ソ連共産党政治局員による共産主義洗脳教育が行われた結果の口述記録であり、
「行っていないことでも、行ったと言わない限り日本に帰れない」と
脅迫されながらの供述に、信憑性などあるのだろうか。
証拠能力など皆無であることは明らかである。
この点を踏まえてこの作品を観ると、チャンチャラおかしい。
この監督にはアメリカが正義に見えるらしいが、
インディアンの土地を奪い、アフリカから黒人を拉致して奴隷にし、
原爆で非戦闘員の民間人を大虐殺するような国の何処に正義があるというのか。
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