「役者に無駄がない」名も無き世界のエンドロール mittyさんの映画レビュー(感想・評価)
役者に無駄がない
この映画を見ようと思ったのは、非常にミーハーなキッカケです。☺️
TV放映中の『あなして』(あなたがしてくれなくても)に、岩田剛典君が出ており、この人、映画ではどんな感じかな?と思ったからです。
前情報なしで見ました。それがよかったのかも。どういう展開になるのか全く読めず、また、どういう種類の作品なのかも知らず。きちんと伏線敷いてあるし。久々に、まともな邦画、見たかなという感じ。
サスペンスの要素もありますが、あまり派手さはないです。3人の関係にじんわりきて、ラストはちょっと胸が熱くなります。言葉にするとダサくなる友情や愛情や青春がこんもり詰まってます。
この映画のすごいところは、登場人物に無駄がないということです。主役の3人もよかったですが、中村アンも際立っていたし、大友康平もアクセントに。石丸謙二郎、裏社会の柄本明もよかった!
新田真剣佑、はじめて見ました。飛んでもないことしそうな目のキラキラがよかった。ラストはそうきたか、という感じ。
ちょっと抑え気味のキダを演じた岩田くんもよかったです。柄本明の「危ない橋っていうのは自分のために渡るもんだよ」というセリフがキダの存在をそのまま表してたような気がします。
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