劇場公開日 2021年1月29日

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「切ないヒューマンドラマ」名も無き世界のエンドロール 名梨さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5切ないヒューマンドラマ

2021年1月31日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

作品の見どころは、どんでん返しのサスペンスではなく、切ないヒューマンドラマであると主演の岩田さんが上映後のインタビューで答えていました。

広告では確かにラスト20分の衝撃〜というコピーがついていますが、さまざまなメディアで岩田さんはその宣伝文句は一旦忘れてご鑑賞くださいと話されていました。

その言葉通り、素晴らしいヒューマンドラマを見せていただきました。
自分としてはサスペンスもの?と判断して映画を見たため、ここまで伏線回収が綺麗なヒューマンドラマを見せてもらえて逆に嬉しいどんでん返しでした。
もしこの映画の広告で「この愛にあなたは涙する」とか感動を誘うようなコピーがついていたら、見る前からつまらなさそうだな…と期待はしていなかったと思います。
ラストシーンではやりどころのない感情になり、気づいたら涙を流していました。

主演の二人と女優陣の演技も素晴らしく、どちらとも取れるような演技をして、心に引っかかっていたものが後から次々と取れるような伏線回収は見事でした。
もう一回見返したいと思える内容でした。

エンドロールに流れる曲もマッチしていて良かったです。
映画を見た後すぐには気にならなかったのですが、やはり後から考えるとエンドロール後の映像は要らなかった。ファンであれば宣伝されなくとも見ます。それを差し引いて-0.5です。

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名梨