「名前なんか要らないから、この世界で手をつなごう。」名も無き世界のエンドロール bloodtrailさんの映画レビュー(感想・評価)
名前なんか要らないから、この世界で手をつなごう。
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ちょっと「漫画っぽい」シナリオだったりしたけど、面白かった。と言うか、最近はやりのベタな韓国映画っぽさも感じたりしましたが、臆せずに、この路線の映画、ガンガン撮って欲しいです。色々と気取ってるのに穴だらけの話を上から目線で見せられるのにウンザリなんです、最近の邦画。いや、正確には、映画そのものは良いんですが、売り手と広告屋にウンザリw
さてさて、最近露出頻度が上がって来た山田杏奈ちゃんです。はまり役です。岩田剛典&新田真剣佑は毎度の役回りで、こちらもピッタンコ。柄本明は安定の名演。中村アンが一皮むけた感。役者さんは、個人的には文句ありません。監督は「累」の佐藤祐市さん。この人の「世界観」と言うより、会話劇で作る「空気感」が好き。
ドッキリのマコトが仕掛けたFAKE。部屋が違う、フロアも違う、とは思ってましたが。
ヨッチは復讐なんか望んでない。彼女を道連れにしたところでヨッチは喜ばない。事件を、より悲惨で衝撃的にすることで、いつまでも、この事件が人々の記憶に残り続ける。そのために「破裂」してもらう。それが、ヨッチへの贖罪だよ。って事で。
指輪、喜んでくれたみたいですね。
名も無き世界のエンドロール。
ハッピーエンドでも悲しいラストでも。
現実に戻らなければならないと、泣いてしまうヨッチへ。
もう。戻らなくても良いよ。
ずっと一緒だから、手をつなごう。
的な。
良かった。結構。
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