劇場公開日 2020年9月18日

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「【”ええっ! 見事にミスリードされてしまったぞ!(でも、ちょっとズルいぞ!)” イランと日本を舞台にした、様々な愛を描いた作品。 】」ホテルニュームーン NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

3.0【”ええっ! 見事にミスリードされてしまったぞ!(でも、ちょっとズルいぞ!)” イランと日本を舞台にした、様々な愛を描いた作品。 】

2021年2月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

幸せ

<Caution! 公開後5カ月近くになるが、以下内容に触れています。>

◆前半、イラン・テヘランパート

 ・教師をしているヌシン(マーナズ・アフシャル:全く知らなかったが、イランの国民的人気を誇る女優さんだそうである。日本語を懸命に覚えたのだろうなあ・・。)は、大学生の娘モナと二人暮らし。父は亡くなっている・・。
  序盤は、淡々と物語が進むので、やや退屈。
  だが、謎の日本人と会うヌシンを見た、モナのもやもやは、カナダへの留学やメンドクサイ恋人の存在も合わさり増していく・・。
  - こーれは、分かりやすいぞ。でも、面白そう・・。-

◆中盤、日本パート

 ・物語は、若きヌシンが日本で働いていた時代に移る。彼女は妊娠していた・・。
  -あれ、タナカ(永瀬正敏)が、父じゃないの? ”あの母子手帳と、3人の写真にやられた・・。””父は誰なの??-

 ・田中夫妻(小林綾子)は子に恵まれず、ヌシンが生んだ女の子を”サクラ”と呼んで可愛がっていた・・。
  -桜が咲く中に泳ぐ鯉幟。”アレは、家族なんだよ”-

◆後半、現代イランと過去日本パートを交えて物語は進む。
  -モナはヌシンの過去を知る。 ヌシンは夫と安宿「ホテルニュームーン」で暮らしており、一緒に日本に行き、働くはずだったが・・。

<マアマア、粗いストーリーではあるが、現代イランと日本を舞台にした、様々な愛を描いた物語。田中夫妻が良い人で良かった。
 それにしても、この映画製作のきっかけが、日本とイランの交流何とかではなく、筒井武文監督の想いからスタートしたとはなあ・・。>

<2021年2月7日 刈谷日劇にて鑑賞>

NOBU