「昏睡映画」アンチグラビティ odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
昏睡映画
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邦題のアンチグラビティは反重力、まあ、宙に浮く建物など出てくるからつけたのかしら、原題COMAは昏睡、邦題からはSF映画を想像するが内容は昏睡状態の脳内世界、手っ取り早く言えば悪夢、妄想の世界が映画の舞台だから理解しようと思っても無理がある、似たような夢の操作がテーマの「インセプション(2010)」にでも触発されたのだろうか。
インチキ宗教の陰謀を絡めて無理やり理屈をつけているが、複数人が同じ夢の世界を共有できる麻酔技術などあるわけないし、そんな馬鹿なと醒めるばかり、新手の新興宗教ホラー映画かしら。
まあ、映像は奇抜だから愉しめたがプロットが荒唐無稽、作家性が強すぎてすぎて、作り手のコンセプトが分からない、ロシアでは人々の現実逃避願望が強いのか、はたまたオーム真理教のような危険な宗教団体でも社会問題になっているのだろうか・・。
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